まぁじんこぉる

日経225先物・OP専門の投機家。趣味で小説を書いています。 https://kaku…

まぁじんこぉる

日経225先物・OP専門の投機家。趣味で小説を書いています。 https://kakuyomu.jp/users/margincall/works noteではエッセイを書いていきます!

マガジン

  • 「知識の翼」を広げてみよう!

    不定期連載の私のエッセイ集です。 基本、私が知っている「雑学」をかみ砕いて、わかりやすく説明したものになります。 ジャンルは「ランダム」ですので、目次をみて興味がありそうなものから読んでみてくださいね!

  • ワナビ作家と書籍化作家、何が明暗を分けたのかシリーズ!

    ワナビ作家と書籍化作家。どこで明暗を分けたか? ワナビ作家として、多くの知り合いを書籍化作家として見送ったメーテルとして、書籍化作家になった人の特徴を抽出し、それを纏めていくエッセイ。

最近の記事

第62回:ラベリング理論と長谷川等伯:本物を見抜く力

 私は、絵画が「とてつもなく」好きです。 好きな理由は、色々あるのですが、今日はその理由に迫る話を1つ。  まずは、ラベリング理論の説明から、 ラベリング理論は、1960 年代にシカゴ学派に属するハワード・ベッカー(Howard S. Becker)らによって提唱された理論です。一言で言えば、 「人は「逸脱者」をその人の行動の結果ではなく、他人が見た印象を聞いてレッテルを張る(ラベリング)ことによって人を「逸脱者」と判断する」  というものです。さてはて、私たちにも身に

    • 第61回:「肉まん」と「豚まん」、あなたはどっちがお好き?

       大阪人のソウルフードの一つである551 蓬莱の豚まん。横浜等の中華街でやたら売られている豚まん。 確かにおいしいけどコスパが悪いな、と感じた諸兄はいらっしゃいますか? そしてそんな諸兄はいつもこう言うと思うのです。 「『 井村屋の肉まん』こそが至高、豚まんなんぞ邪道の極みだ」 と  さて、そんな「肉まん」と「豚まん」何が違うのでしょうか?そう尋ねられた時、私はこう答えます。 「名前が違う。」  今、バカにされたと思ったでしょ? いえいえ、実は「肉まん」も「豚まん」

      • 終活:人生を色々諦めるために①

         今、私は人生を色々諦める活動をしているのですが、まだ心に希望とか言うクソみたいなものが残っているので、それを一つずつ潰してゆき、人生というものを完全に諦めるために、このエッセイを書いています。  まぁ、私は仕事でもうまくいきませんし、投資もうまくいかない人生でして、決して幸せだと言える人生ではありません。でも、それでも、なにかが残っている。そんなことを信じて必死にあがいているんですけどね、なかなかうまくいかないもので、どうしようもないもので‥‥。  とりあえず、そんなこ

        • 第60回:ロストテクノロジー:さびない鉄「ダマスカス鋼」

           皆様はダマスカス鋼という言葉を聞いたことはあるでしょうか?ゲームをする人は武器や金属の名前に使われているので見たことがあるかもしれません。 または、ナイフや刀剣にかかわり合いのある人は実物を見たことがあるかもしれませんね。 今日はロストテクノロジー、ダマスカス鋼について紹介します。  ダマスカス鋼は、古代のインドで開発製造された金属です。 極めて古く希少な金属であるために詳しい年代の特定もあまりされておらず、少なくとも紀元前6年にはあったとされています。  未だに正確な

        第62回:ラベリング理論と長谷川等伯:本物を見抜く力

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          第59回:芥川龍之介-傷つきやすかったその才能-

           日本の近代作家の誰が一番好きですか?と私が問われたなら、迷わず答える作家。 それが「芥川龍之介」。夏目漱石の弟子にして超一流。特に芥川の心情描写は心を奪われるものがあります。 さて、今日はそんな芥川龍之介のお話です。  芥川龍之介は、生真面目な性格で、人から受けた小さな恩でも大切にした人でした。 それは作品にも如実に現れていて、「羅生門」とか「蜘蛛の糸」とか「恩」を題材にする作品多いです。 たとえば「蜘蛛の糸」だと、お釈迦様が蜘蛛を一匹を助けた善行にして罪人のカンダタを助

          第59回:芥川龍之介-傷つきやすかったその才能-

          第58回:功利主義者(ユーティリタリアニズム)とトロッコ問題

           功利主義とはなんですか? と以前質問を受けたので「他の人の知恵」も借りながら何とか解説していこうと思います。 色々あって回答が遅れて申し訳ございません。とりあえず「wiki さん」の解説から入ってみましょう!  功利主義(こうりしゅぎ)またはユーティリタリアニズム(英: utilitarianism)は、 行為や制度の社会的な望ましさは、その結果として生じる効用(功利、有用性、英: utility)によって決定されるとする考え方である。帰結主義の1 つ。 「功利主義」とい

          第58回:功利主義者(ユーティリタリアニズム)とトロッコ問題

          第57回:太宰治は人間失格

           題名を見て、私が間違えたと思ったでしょ? 太宰治の人間失格について話をするのかな?と思ったでしょ? 違います。愛人に子供を産ませたり、無理心中を繰り返し自分だけが生き残ったりと人間失格な「太宰治」のお話です。  さて、太宰治と聞いて皆様はどんな作品を思いだしますか? 「人間失格」ですか?「斜陽」ですか? それとも「走れメロス」ですか? ちなみに私は「斜陽」が好きだった気がします。ストーリー忘れちゃったのでもう一回読まないと‥‥ですけどねw   てことで、今日は、そんな「

          第57回:太宰治は人間失格

          第56回:ゲームセンターの革命児!セガ!!

           皆様が学生の頃、ゲームセンターってどんなイメージでした? 暗くて、不良のたまり場と思っている人は学校の先生以外はあんまりいないと思います。  でもなんで、学校の先生は「ゲームセンター」が不良のたまり場と思っていたのでしょうか? 今日はその謎に迫ってみましょう。  1970~1980 年代、タイトーのスペースインベーダーが大ヒット。街中にスペースインベーダーのゲーム機が置かれ、ゲーム業界が空前の好景気にわきました。その後、平安京エイリアン、クイックス、JumpBug、Pe

          第56回:ゲームセンターの革命児!セガ!!

          第55回:エルガー 〜希望と栄光の国〜

           今日は、私が一番好きといっても過言ではないエルガーの威風堂々についてのお話をします。   初代準男爵サー・エドワード・ウィリアム・エルガーは、イングランドの作曲家であり、指揮者であり、音楽教師であり、ヴァイオリニストでした。 私は楽器の中でヴァイオリンが一番好きなのですが、エルガーの「愛の挨拶」はヴァイオリンで聞くと本当にしびれますね。  さて、そんなエルガー。彼はモーツァルトみたいな「最初からの」天才ではなく、努力のすえ認められた作曲家でした。 エルガーの楽曲が初めて

          第55回:エルガー 〜希望と栄光の国〜

          第54回:バブル崩壊とはなんだったのか?

           1980 年代から1990 年にかけて発生した「バブル経済」。 まさに「Japan as No.1」と言われ、アメリカのGDP さえ抜くと言われたこの時代。 今回はなぜ「バブル経済」が起きたのか?そしてなぜ「日本経済」が「バブル崩壊後立ち直れないか?」をお話します。  まずバブルの原因になったのは、1985 年のG5(日本・米国・英国・仏国・西独)で合意した「プラザ合意」。 当時の世界は、ハリウッド俳優上がりのロナルド・レーガンが前政権から引き継いだ高インフレ抑制政策とし

          第54回:バブル崩壊とはなんだったのか?

          第53回:アロマテラピー、ヒノキのオイルを買うと?

           その昔、私はアロマテラピーなんぞに熱中していた時があります。で、みなさんはどんなアロマが好きですか? とりえあえず分類を書いてみますね。 ①フローラル系:ラベンダー、ゼラニウム、カモミール、ネロリ、ローズ。 ②柑橘系:オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、レモングラス、メリッサ。 ③ハーブ系:ティーツリー、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー、 クラリセージ、スイートマージョラム。 ④エキゾチック系:ジャスミン、イランイラン、ベチバー、パチュリ、サンダルウッド

          第53回:アロマテラピー、ヒノキのオイルを買うと?

          第52回:フィンセント・ファン・ゴッホ:天才画家の人生を変えた出会いと別れ

           私の応援している作家さん、望月千歳さんが私のエッセイを見てくれてるので、今日は望月千歳さんの好きなエッセイを書いてみます! https://kakuyomu.jp/users/fullmoonkaguya  てことで、今日は望月千歳さんが好きなフィンセント・ファン・ゴッホの話。ちなみに私の最も好きな画家の一人でもあります。 下のようなひまわりの絵がゴッホの代名詞とも言える絵ですよね。まさか、知らないって人はいないですよね?!  さて、ゴッホに関して色々な話があるのです

          第52回:フィンセント・ファン・ゴッホ:天才画家の人生を変えた出会いと別れ

          第51回:ドームラン

           本当に東京ドームはホームランが出やすいのか?  野球シーズン「たけなわ」なこの時期、皆様の「ひいき」チームの調子はどうですか? 私の贔屓チームは終戦模様ですが、、、今日はそんな野球のお話です。  野球は不思議な「スポーツ」で、競技場の規格がほとんどないのです。 例えば、サッカー場の大きさは全世界共通ですが、野球場の大きさは球場によって違います。 ボストンにあるフェンウェイパークなんていい例ですよね?  そしてその球場の大きさがさまざまなドラマを産んできましたが、 ビー

          第51回:ドームラン

          第50回:中国ではなぜAI が発達したのか?

           中国はAI が発達している! なんてよく聞きますけど、本当?と思っている人多いんじゃないでしょうか? 今日は、そんな中国と世界のAI 事情についてお話をしていきたいと思います。  まずは下の表見てください。 各国のAI アクティブ・プレイヤー(「一部の業務をAI に置き換えている 」ないしは「一部の業務でAI のパイロット運用を行っている」)を見てみます。  こう見ると中国のAI 普及率が圧倒的です。AI はデータ量が勝負なので、「圧倒的な人口」、「圧倒的な企業数」、「

          第50回:中国ではなぜAI が発達したのか?

          第49回:化粧品をカガクします!

           物理ネタが尽きてきたので、私が苦手な化学の話。 受け売りの部分が多いので、間違っていてもご愛嬌で許してください。 専門分野以外の知識って、そんなもんですよね。  さて、予防線は十分張ったので化学の話、化粧品の話です。 1990年代半ばまで、化粧は厚ぼったく、一目見ただけで「化粧をしている」と分かるものでした。  しかし、その常識もナノ粒子と光の分散技術によってひっくり返されてしまいます。つまり人間の眼は、8K解像度を理解できないように(詳細は下記のリンク)、ナノレベルの

          第49回:化粧品をカガクします!

          第48回:日出ずる国と日沈む国

           昔々、聖徳太子という千円札から一万円札まで支配していた「髭の長いおっさん」が、 随に使者を派遣した(遣隋使)時、書簡の出だしをこう書きました。 「日出ずる国(東の日本)から日沈む国(西の隋)に書簡を送ります」  さて、その書簡を受け取った隋の皇帝煬帝は、 「日出る処の」は上り調子の国、「日没する処」は落ち目の国、聖徳太子は我が帝国(隋)をバカにしているのか?隋は永久に続く大帝国だぞ!と怒り狂ったそうです。  これを聞いた聖徳太子は、当時世界最強の一角の大帝国を怒らせ

          第48回:日出ずる国と日沈む国