シリーズ『食事摂取基準』#43(個人と集団)
個人と集団は別もの
食事摂取基準を使うとき、対象が「個人」なのか「集団」なのかで、実は使い方が変わってきます。
いちばんのポイントは、個人は「その個人の摂取量」から不足や過剰を判断するのに対して、集団は「その集団の摂取量の分布」から不足や過剰の「割合」を判断する、という点。(各図の左ブロックに記載されている部分)
例えば、「この集団でビタミンCの推定平均必要量を下回っている者の割合は、10%だな」と判断し、「10%が5%になるように食事計画を見直そう」のようなイメージ。