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シリーズ『食事摂取基準』#42(指標別活用の留意点)

総合的に考える。

食事摂取基準を使うときは、「いろいろな特性を考慮して、総合的に判断しよう」と繰り返し述べられています。

食事摂取基準は、エネルギーや各種栄養素の摂取量についての基準を示すものであるが、指標の特性や示された数値の信頼度、栄養素の特性、更には対象者や対象集団の健康状態や食事摂取状況などによって、活用においてどの栄養素を優先的に考慮するかが異なるため、これらの特性や状況を総合的に把握し、判断することになる。

引用 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

これを具体的に表したのが、次の図です。(目標量視点)

引用 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

その対象者ごとに、エネルギー管理を優先するのか、飽和脂肪酸摂取量の管理を優先するのかなどが変わる。食事だけが要因ではない。また、すべて理想通りにいくわけではないし、絶対的な正解があるわけでもない。

以前、食事摂取基準のサイクルは「アセスメント」から始まるというお話がありましたが、そこともつながる内容です(^ ^

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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