見出し画像

シリーズ『食事摂取基準』#43(個人と集団)

個人と集団は別もの

食事摂取基準を使うとき、対象が「個人」なのか「集団」なのかで、実は使い方が変わってきます。



引用 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

いちばんのポイントは、個人は「その個人の摂取量」から不足や過剰を判断するのに対して、集団は「その集団の摂取量の分布」から不足や過剰の「割合」を判断する、という点。(各図の左ブロックに記載されている部分)

m.「個人」はシンプルに考えてOK。「集団」は、その集団を構成する一人ひとりを個別に判断していくのではなく、全体の「分布と割合」で判断するというもの。(だって、もし1000人の集団が対象になったら、一人ずつ見るなんて現実的ではないから)

例えば、「この集団でビタミンCの推定平均必要量を下回っている者の割合は、10%だな」と判断し、「10%が5%になるように食事計画を見直そう」のようなイメージ。

とりあえず、まずは「個人と集団は違う扱いである」がスタートです(^^

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

ここから先は

0字

marcyノートは、国試対策に特化したマガジン(記事集)です。 (このマガジン(有料版)は、2024年9月30日 に終了いたします)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?