「ぼんぼり祭りの夜」ー詩ー
日の落ちた 段カズラを
人波に まぎれて 歩く
君は 藍白に矢車草が
浮き立つ 浴衣姿
普段とは 異なる
君の シルエットは
夏が 匂い立ち
心を ときめかす
鎌倉の ぼんぼん祭りは
源実朝の 誕生日を
祝う祭りとして 始められた
夏の無事を 感謝し
実りの秋の訪れを 奉告する
400余りの ぼんぼりは
ライトアップされた 舞殿と
長い参道に沿って 飾られる
点灯された ろうそくの灯は
昔の よすがを ひっそりと
浮かび 上がらせる
古都に 散った
あまたの 英霊を
弔う 鎮魂の 燈明だ
その幻想的な 風情は
胸の奥に 眠っていた
熱い 懐かしさを
揺らめかせる
ぼんぼりを 見つめる
君の 横顔は
平安の 舞姫のように
艶めかしい 光を帯びる
ぼんぼりに 描かれた
優美な 人たちは
絵から 抜け出し
物の哀れさを 能を舞って 訴える
二人 手をつないで
ぼんぼりを ひとつひとつ
眺めて 回る
ボクの 夏は
ぼんぼりの 幽玄さ
琥珀色の 月明り
初めての 恋人つなぎの
うれしさに すっかり
魂を 奪われて
線香花火のように 静かに
燃え続ける
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