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絶対読みたい【創作大賞2024】作品

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「絶対読みたい!超楽しみ!」な創作大賞の応募作品たち。または、記事もしくはXのポストで「タグつけて応援したい!」作品。 自分用のマガジンだけど応援の意味を込めて敢えて公開中のマガ…
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#恋愛小説部門

【小説】家族の存在証明 -前編-

   俺には腹違いの姉がいた。彼女の名前を古くさいと貶していた母が、純子というそれを口に…

兄弟航路
4か月前
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神様の向こう側(第1話)

 写真立てに切り取られた京香の笑顔は、歳を重ねない。仏壇にふわり漂う白水仙の香りも、小皿…

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小説「ある朝の目覚め」第一章

あらすじ化粧はわたしの「戦闘服」。わたしを強くしてくれる。 内気で感受性の強い自分に「武…

小説「弦月湯からこんにちは」第1話(全15話)

【あらすじ】 * 第1話 * ──「お目覚めかね、イチコ」  いつもの低いしゃがれ声が聞…

小暮沙優
7か月前
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レンタサイクルの彼女 (第一話)

【二十四歳の冬】  カレンダーをみて、床がもう冷たいのを感じた。彼女が家を出てから一週間…

椎名ピザ
4か月前
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創作大賞2024 | ソウアイの星①

 ああ、あの日は。  空はグレーで、体を抜けていく音は澄んでいて。  胸の奥に小さな不安…

青豆ノノ
4か月前
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【創作大賞2024/恋愛小説】眠る女 1

あらすじ 第1話  第2話 | 第3話  | 第4話  | 第5話 | 第6話|第7話| 第8話| 第9話| 第10話(最終話) 1 さんざめく街の揺らめきの中からやっとの思いで帰宅した|葵には、いま約束された安眠が待っているはずだった。  狭い玄関で体を曲げて靴を脱ぎ、ようやく立ち上がると、身体は海水から砂浜へ上がった時のように重く、だるい。夫の時生は、まだ帰っていなかった。  服をばらまくように脱ぎ散らかす。椅子に引っかかったスカートを追いかけるように、へなへなのス

大阪城は五センチ《 1 》 【創作大賞2024】

脱いでいた服を身につけた後は、宇治のそばにいる資格をすっかり剥奪されたような気持ちにな…

ヱリ
5か月前
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メリー・モナークin大原田 第一話

 ずっしり空気の重くなったリビングのコタツで、その引力に負けたように父さんが急に頭を下げ…

とき子
6か月前
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針を置いたらあの海へ 第1話

しょうしつ‐てん〔セウシツ‐〕【消失点】 遠近法や透視図法における、平行な直線群が集まる…

エロを小さじ1 《第一話》

《第一話》エロティックの素は、いかが?  『モテる女になる! セクシーへの最短距離』とい…

【note創作大賞2024応募作品】Monument(第1話)

プロローグ レースのカーテンが綾なす、細波の窓辺に立てば、彼女は今日もここにいる。  鍵…

川良部逸太
5か月前
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