意識的に自分の殻を壊す 私の習慣 その2 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
そもそも私はとても保守的な面を強く躾けられていました。子供としてもちと固かった。(笑)
私の意志ではないのですが、幼稚園に入るなりピアノを習い初め、家庭学習のみて国立の付属小学校受験をし…大学に入ったから分かるのですが、皆さんそれなりの家庭教師や入試対策の学校に通って居て、家庭学習だけではなかなか合格は難しかった様で、それでも最終の人員調整のくじ引きまでは行けたのは奇跡。結局親が引いてハズレたのですが。
とは言え生まれて数年なのでそんなもんかと、人生楽しんでいました。
区立の小学校に入ってからも気の合う先生に恵まれこんな感じで緩く楽しく生きていました。
小学校2年生の夏休みに人生を変える様な動きをしました。ある意味で覚醒。
その後も個性的な先生に育てられ楽しく人生を送っていました。背伸びして視聴していた青春ドラマの森田健作さん主演「俺は男だ」に感化され学級委員や児童会の会長/議長等も楽しんでいました。
そして運命の小学校5年生のゴールデンウィークに。
その直前に小学校受験と同じノリでそろそろ中学校受験準備ということに。その為の進学教室の欠員募集の試験、しかも4月末に試験という何とも中途半端な時期に何の対策もせずに受けたのです。まぁ合格はしないでしょということで試験直後のゴールデンウィークは父親の努めていた石油会社の熱海の保養施設、正確には来宮駅が最寄りだったかと、そこで家族ぐるみのお付き合いだったと2家族とのんびり過ごしていました。
因みにその進学教室は当時小学校4年生からの3年間カリキュラムで、しかも小学校4年の入室テストの対策の塾が有ったり、家庭教師が居る様な世界でした。
若干名の枠に受験生学習殺到していて気の遠くなるような倍率だったのですが、保養施設から帰宅すると何故か合格通知が来ていたのでした。
今はその進学教室の中途入室は私の時、ベビーブーム末期とは様変わり、少子化もあってかもっとシステマティックになっています。
と言う経緯で選抜されて既に1年以上受験対策、入室試験対策も含めれば3年程度試験対策をしている方々の中にポツンと1人場違いな感じて中途入室したのでした。
小学校2年生の夏休みに九州への男児矯正教育を受けていたからか、これはチャンスと考えて
折角だから意識的に自分の殻を壊そう
とキャッチアップを開始したのでした。
私にとって生まれて10年程度で生き方の要領が解って居らずそこからもがくという意味で人生で最も辛い時期でした。一寸驚かれるかも知れませんが、その後の困難、苦労、等の辛い時期は始末の仕方が解っているのでソリューションをこなせば良いだけ。何をどうして良いか分からないという意味で辛さが最大でした。
この辺りの感覚は我が子の教育に活かしたつもりです。
単純に学習進度でも、例えば四文字熟語。副読本としてのテキストが有り、既に小学校4年生の段階で1回学習済みの方々と学研の学習という雑誌の付録に付いていた四文字熟語集を戯れに読んでいた程度の私とでは圧倒的な差が…
結局この2年間の溝は大学入試まで掛けて埋めることになりました。(笑)
つづく
蛇足
人生で最も辛い時期でしたがと言っても所詮生まれて10年程度。学級委員や児童会の議長/会長等を楽しみつつで長期化。後述する高校入学で選択と集中に舵を切ることに。それがキャッチアップに時間が掛かってしまった主因です。
超蛇足
少子化の今とベビーブーム末期世代とはかなり様相が違うかも知れません。でも子育てされる方々の御参考にもなればと…