神経衰弱 ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること
私はこのプレイングカードで、記憶することが大嫌いになりました。でも、当たり前ですが、こうすれば子供も楽しめ、かつ教育的。
幼稚園の頃、かなり年上の、多分小学校高学年の親戚と神経衰弱をしました。負けず嫌いな私でしたが、全く工夫の余地もなく惨敗が続きました。小学生になって弟と母親の3人でも。弟には当然勝ちますが、母親に勝てない。
負けず嫌いの私には決定的な経験
自己の能力の低さを正当化するため「記憶力なんて下らない」と思うようになっていきました。後になって思えば酸っぱいぶどうの論理を自分で見出したということなんですが。
これ以降、生き方の基本として記憶力は下らない、思考力、考察力、洞察力に価値があると思い、それを積み重ねてしまいました。大学受験で立ち行かなくなるまで。
ということで、神経衰弱は鬼門なのです。
でも工夫次第。
当たり前ですが、神経衰弱に参加する子供が勝てる形にすれば良い訳です。
例えば、幼稚園の年少なら
①赤札のみで1から5までで遊ぶ。
②それに慣れたら黒札の1から5までを加える。
(枚数の多さに慣れる。でも当たる確率は同等)
③少しずつ1から6まで、1から7までと増やしていきます。
そして最後は全カード。
という単純なことなのですが、有効です。
負けてしまう側への一寸した配慮がとても大切ですね。
以下はマジで蛇足
ロシアも、ウクライナに侵攻させてしまう位煮詰まってしまう前に西側が配慮する余地があったかと。歴史に検証は任せるも、反省すべき点があるやに。