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2024年6月の記事一覧
6/05、PPI以外胃薬
本日の実習ではPPI以外の胃薬に注目して実習を行った。特にドグマチール、ドンペリドン、ムコスタ、ファモチジン、アシノンなどが本薬局で出される代表的なものである。
ムコスタは胃粘液などの防御因子を増強することで胃腸粘膜保護作用を示す防御因子増強剤と呼ばれる。ドグマチールやドンペリドンは化学受容器引金帯(CTZ)にあるドパミン受容体に結合することで、ドパミンによる刺激を阻害し制吐作用、上部消化管のドパ
6/04、PPI、詳細
本日の実習では昨日に引き続き、プロトンポンプ阻害薬(PPI)の処方について深く学習した。本薬局ではPPIの処方は要因は様々だが逆流性食道炎の改善のためが多い。用いられる薬剤としてはパリエット、ネキシウム、オメプラゾール、タケプロン、タケキャプが代表的なものである。本日はこれらの使用法や性質などのの違いについて学習した。
本薬局に来客する逆流性食道炎の患者さんには長期的に服用している方が多い。PPI
5/30、アルロイドG
本日は胃カメラ後に処方されるアミロイドG5%内溶液の特徴的な服薬指導を実際に行った。
胃カメラとは口や鼻から先端に映像機能のある内視鏡を挿入し、上部消化管の観察を行う検査を指し、色調や凸凹、計上を観察することにより、診断をする。胃カメラを行うことにより、胃がんや逆流性食道炎、胃ポリープなどの疾患を発見することができる。また、腫瘍の良性・悪性を診断するために、粘膜組織を一部採取する生検も行うことがで
5/29、エンレスト
リライシン阻害薬のサクビトリルとARBのバルサルタンの配合錠であるエンレストに注目して学習した。サクビトリルは新しい作用機序の薬剤であり、利尿作用や血管拡張作用、血圧を上昇させるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の抑制により降圧作用を示すナトリウム利尿ペプチドの分解を行うネプリライシンを阻害することによって降圧作用を示す。また、心臓や腎臓の保護作用もあるとされている。バルサルタンは先週にも
もっとみる5/28、ミネラルコルチコイド、適応症
本日の実習では昨日も扱ったミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MR拮抗薬)について注目して学習した。MR拮抗薬は腎の尿細管に作用してナトリウムと水の再吸収やカリウムや水素イオンの排出を促進させることで高血圧の原因となるアルドステロンが作用するミネラルコルチコイド受容体を阻害することで、水の再吸収が阻害し、尿から体外へと排出される。その結果、体液量が減少して降圧作用を示すと考えられている。
本薬局では
5/27、心不全、βブロッカー
本日の実習では慢性心不全に対する薬剤であるβ受容体遮断薬について学習した。その中でも特定の1人の患者さんに注目した。この患者さんは平成30年にニパジールとカルベジロールが処方されていた高血圧を持つ患者さんであったが、令和1年に心房細動と診断され、FXa阻害薬であるリクシアナが処方されていた。その後、不整脈で血圧が安定しない患者として静岡市立病院と服部クリニックに受診していた。令和5年からは降圧薬と
もっとみる5/23、高血圧、CA拮抗薬
本日の実習では高血圧に対する薬剤について深く学習した。
下記表より、トマス薬局では本日関わった疾患の数では高血圧が一番多いものとなっている。本日はトマス薬局で調剤される高血圧治療薬について注目して実習を行い、以下に調べて記載する。本薬局で最も調剤される高血圧治療薬はアムロジピンである。アムロジピンは長時間作用型ジヒドロピリジン系カルシウムチャネル拮抗薬であり、高い降圧作用を示す。その次は、ネプリラ