5/30、アルロイドG

本日は胃カメラ後に処方されるアミロイドG5%内溶液の特徴的な服薬指導を実際に行った。
胃カメラとは口や鼻から先端に映像機能のある内視鏡を挿入し、上部消化管の観察を行う検査を指し、色調や凸凹、計上を観察することにより、診断をする。胃カメラを行うことにより、胃がんや逆流性食道炎、胃ポリープなどの疾患を発見することができる。また、腫瘍の良性・悪性を診断するために、粘膜組織を一部採取する生検も行うことができる。
アルロイドGは胃の粘膜を保護する薬剤であり、生検を行った患者さんに処方される。作用機序としては消化管粘膜に付着することにより、胃液等の攻撃因子から粘膜を保護する。また、消化管出血部位を被覆し、血液凝固を促進させるものである。
本日私が行った服薬指導としてはまず、本日胃カメラをしたことを確認し、組織を採取した部分を保護する薬剤であると説明する。次に1日で飲み切る薬であること、1回量が50ccであることをマジックでカップに書き込みながら示し、1日4回服用する事で1日分が一本で200ccであることを示す。そして、飲むタイミングが昼食前、午後3時、夕食前、就寝前であり、食事の刺激から守るために食前に服用するべきことを薬の説明書にペンで書き込みながら説明する。そして普段お酒を飲むかを伺い、飲まないのであればそのままで良いと、飲むのであれば刺激により出血してしまうと示し、飲酒しないことを約束する。また、開栓後は冷蔵庫に入れて保存することを指導した。

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