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プライドが邪魔をする8

本日、『ドーパミン中毒』を読了しました。

勉強になりました。
しかし、この本もまた注意事項を書かなくてはいけません。
DS主導の行き過ぎた資本主義経済をドーパミン経済と言っていたり、現代の生活は高ドーパミン製品がそこら中にあるから衝動的過剰摂取に陥りやすいということ、スマホはデジタルドラックであると良いことも言っていますが、著者の抽象度はそんなに高くないですね。
基本著者を偶像化しない質なので、抽象度の高い人は認めますが著者だろうがなんだろうが何か違うなというところは一言物申す。それが指導者の仕事。

この著者は精神科医ですが、彼女自身恋愛小説にハマってしまって依存症になってしまったことを書かれていますね。ドーパミンを否定しているけどこの人自身ちょっと抜けきれてないのかなと思いました。
「グルテンフリーの製品がたくさん出まわるようになったので、一つのジャンルとしてグルテンフリーを使っていた人にとって役に立たなくなってしまった。」というのは拡大解釈かなと思いました。
グルテンから一つ抽象度を上げると「糖質」なんです。
その視点ならば、グルテンフリーの製品の選択肢が増えたからってことだから、その中から本格的にダイエットしたい人は低糖質商品を選んで棲み分けすればいい話なんじゃないのかとは思いましたが。
グルテンフリーでも糖質高いものもありますしね。小麦粉と米粉では米粉の方が糖質は高いです。でもアメリカやカナダの小麦はポストハーベスト農薬漬けで国内産は高グルテンのロックフェラー小麦、オートミールはオーガニックでなければ小麦以上のポストハーベスト農薬がかけられているし、米粉は精米で農薬分は削られポストハーベスト農薬の心配はないけれど糖質が高いデメリットもある。何を取って何を諦めるのかもあるので選択肢は多い方がいいですね。食品添加物の件もありますし。
過食対策の胃のバイパス手術も出てくるんですけど、食べ過ぎは糖質中毒が原因なので、バイパス手術をした人がアル中になるのは根本的なアプローチになってないからそっちに目が向くのです。著者はチョコレート好きなようですから糖質中毒の傾向もあって、スコトーマでしょうか。

それから、P123のセックス依存症のジェイコブのケースで禁断症状が起きた時にこんな事を言っているんですね。
「使おうという考え、衝動、渇望、とにかくそういうものが生じたら膝をついて祈ってください。ただ祈る。神様に助けてくださいって言う。でも膝をついて祈るんです。それが重要です。」
医者は神について話さないものだといい、ジェイコブがカトリック教徒だからこの方が聞くと思って言ったわけなんですけど、これもアメリカだからなのかなぁ・・・。
祈るは邪気発生源で、呪詛なのです。

それから、SAやAAが出てきますがこれは自助グループのことで邪気発生源です。

この本にも12のステップが出てきました。
やはり欧米のカウンセリングやメソッド、治療プログラムはよろしくないですねと。
また、著者が恋愛小説にハマった身のせいなのかオキシトシンがノーマークになっています。オキシトシンも駄目です。オキシトシンとドーパミンが組み合わさっている人間関係となると更に厄介。
フロー状態の否定的な感じはセロトニンのことをあんまり良くわかってないのかなという印象でここはスルーだなと思いました。
フローとかゾーンとか「今ここ」に集中することは大事なので。

本文に出てくる「マインドフルネス」は「自己受容」に置き換えてください。「マインドフルネス」は良いんですけど、「マインドフルネス瞑想」はいけません。

『スマホ脳』の方が読みやすいかなとは思いました。
改めて感じたのは前頭葉のメンタルブロックを外したり前頭前野を活性化させることが嘘をついたり逃げたりせず、自分と向き合う力が養われるのだなと言うことです。ですから、私の販売している商品は全てドーパミン中毒を克服するためにあるんですよね。
有償サブリミナルにしてみても、リラックス読書タイムやブレインマッサージにしてみても。

ドーパミン断ちの環境にすることは私も賛成です。
荒療治をやった方が良いくらいですね。
家族に糖質控えてと言ったときは何度もブチ切れられましたけどね。
スマホ依存に関しては、スマホ使用を制限するアプリもあるようです。私はスマホはブルーライトカットをしても目の負担がキツイのでサブ使用ですね。やっぱり長時間使うものではないですね。
ドーパミン中毒のための教訓としてP313~314にシーソーの教訓が載っているので引用します。

シーソーの教訓
1快楽のあくなき追求(そして苦痛からの逃避)は苦痛に導く
2 回復はそれを「断つ」ことから始まる
3 ドーパミン断ちは、脳の報酬回路をリセットする。おかげでシンプルなものごとに喜びを見出すことができるようになる
4セルフ・バインディングで欲求と摂取の間に文字通り壁を作ることができる。メタ認知できる余地もできる。それがドーパミン過剰の現代には必要である
5 薬でホメオスタシスを回復させることはできるが、苦痛を薬で取り去ることで私たちが失うものを覚えておくこと
6 苦痛の側にシーソーを押すことは、シーソーを快楽の側ヘリセットする
7 苦痛の依存症にならないよう気をつけること
8 徹底的な正直さは自覚をもたらし、親密な関係性を作り、「充分状態のマインドセット」を育む
9 向社会的恥は私たちが人間という種族に属していることを思い出させる
10 世界から逃げ出すのではなく、世界の中に没入することで本当の癒しが見つかる

ドーパミン中毒  アンナ・レンブケ

私自身は抽象度が上がったことで、あれもドーパミンこれもドーパミンとすぐに分かるのですが、ドーパミン中毒の人がドーパミンからどんどん距離を置いていく過程の中でついてまわるのが、禁断症状です。
禁断症状が出てきた時にとにかく1ヶ月は耐えることや自助グループを勧めたりしているんですけど、やっぱりこれは良くない。
禁断症状の間はやはりイライラしたりネガティブな感情が噴き出してくるでしょう。今まで臭いものにし続けてきた抑圧された感情が出てきているのです。

この対処方法、私はずーっと言い続けています。

感情解放です。


もう感情解放するしかないですね。
禁断症状克服をサポートするワークは販売しているので、あとは感情が噴き出してきたら感情解放。
そのために感情解放サポートを販売しているので、常備して使い倒してほしいわけです。

私自身何度も何度も使ってきました。
人気のいない河原に行って叫んだり、怒りを解放しながら布団叩きでカーペット叩いたりしていました。
まずは1ヶ月の間は抑圧した感情が噴き出してきたら感情解放をするのです。
思考がぐちゃぐちゃしてきたときは紙に書いて破ってもいいでしょう。
重度のドーパミン中毒の人は3ヶ月程かかることもあります。色んな人を見てきてホメオスタシスを乗り越えるのに1~3ヶ月はかかるし、本気度の高い人ほど変化が早いですね。

これができない人となると、プライドが高いです。

感情解放をするのが恥ずかしいとか思う人はプライドの塊になっています。
piapiaさんが決意表明で書いてくださっています。

プライドの高い人とは、「自分の弱さや間違い、愚かさを受け入れられない人」なのです。
禁断症状のつらい状態はまさに自分の弱いところが全面に出ている状態なわけで大事な毒出しです。
しかし、自分の弱いところが全面に出ている状態に「死の恐怖」を感じその状態をなかったことにしようと臭いものに蓋をする行為はまさに

毒を飲んでいることと同じです。

硫酸を一気飲みしているようなものですね。
なんて恐ろしいことしているんだ!と思います。
臭いものに蓋をしてもその感情は決して消えません。
特に男性は男尊女卑洗脳で「男はプライドの生き物」とか「男はプライドがあってなんぼ」とか「弱さを見せるのは男じゃない」とか根深い洗脳があるようです。
これは女性にも言えることで、「泣かないでよ。男の子でしょ」とかうっかり言っていないでしょうか。
こういうのも臭いものに蓋を助長してしまいます。
また、いい歳した大人の男性が「うおぉー!!」と泣いている姿を見てみっともないと思うのであればこれも臭いものに蓋を助長することになってしまいますよね。
感情解放している人を不快に思うということは自分に感情解放のメンタルブロックがあるということなのです。
先日の全日本フィギュアで織田信成さんが号泣していましたが、母は「37のおっさんで父親やってる男が情けない」と言ったのですが、私は彼らしいなと思って全然気にしていませんでした。
ああやってお茶の間で顔をクシャクシャにして豪快に泣けることがすごいですわ。うちの親は私が感情解放している姿を病気とか基地外だと思っているようですが、どうせ何言ってもわからないし勝手に思ってりゃいいさ。
感情解放ができない人というのは感情解放している人に対して厳しいですね。プライドの高い人は、自分にできないことを他人がいとも簡単にできているのも面白くないのです。

男尊女卑は時代遅れの考え方です。
男尊女卑に染まったドリームキラーなんかの意見に惑わされないでください。惑わされるとしたら承認欲求のせいです。
弱さなんか出していいんですよ。誰にでもあるから。
泣きたきゃいくらでも泣けばいいし。
目が真っ赤になろうが鼻水垂らそうが泣きたきゃ泣けばいいんです。
本当の成功者はプライドなんかありません。
プライドがある限り失敗です。
男性は単独行動はできるのだから一人になれるところを見つけて感情解放しましょう。それができること、やり続けることで確実に変わります。
実行している最中にプライドに火がついたらまた振り出しに戻ってしまいます。何故またプライドに火がついたのかを考える必要があるでしょう。自分の思考パターンがわかってくるはず。
たいていはドリームキラーに何か言われてのことが多いんですけどね。

女性は、どちらかと言えば感情が爆発しやすい方なのですが一人で行動する勇気がありません。
だから、誰か友人とか交際相手を頼って「ねえ聞いてよ」と愚痴ったり泣いたりするんですけど、これは感情解放したことにはなりません。
承認欲求をぶつけ悪魔術をかけて同情して慰めてもらうことが目的になってしまいます。こうすることでドーパミンとオキシトシンが出てインチキ自己肯定してしまいます。
感情解放というのは誰かに何とかしてもらうのではなくて自分一人で行うものです。

男性も女性も一人で感情解放をする一歩を踏み出しましょう。
プライドは自己受容の敵です。
プライドは強さの証ではなく弱い人間なのです。
もうバレちゃっているのだから観念して認めてしまいましょう。
弱さを見せられない向き合えないで自殺することもインチキ自己肯定です。

弱い自分を受け入れましょう。

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