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頭のすみっこ日記

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頭のすみに残っている些細なことを、せっせと文字に起こした日記。
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#気の抜けた話

仙台駅で伊坂幸太郎作品の舞台を巡る

仙台駅で伊坂幸太郎作品の舞台を巡る

つい先日、休暇をとって仙台に行ってきた。

これまで北海道を除けば、栃木より上の県は訪れたことがなかったので、初めて東北の地に降り立つことに。

旅館で2泊3日。特に観光もせずに、2日目などは宿でだらだらと本を読んだり、思い立ったら温泉に入ったり、ぶらぶらと散歩をしたりして過ごそうかと画策していた。まるで文豪みたいな過ごし方だ。

しかし、とは言っても、旅館のチェックインまでそれなりに時間があった

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飛来する花粉との過ごし方

飛来する花粉との過ごし方

麗らかな春が、もうすぐそこまで近づいている気配が漂う今日この頃。

このまま陽気な季節が到来してくれれば良いのは言うまでもないのだけど、そうなると必然的に一緒にやってくる厄介な存在がある。

それが「花粉」というもの。

日本全国の至る所で被害を撒き散らしているこの存在によって、日常生活もままならない人が多数いらっしゃるのではないだろうか。

花粉症はくしゃみや鼻水、目の痒みなど、致命傷ではないも

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お酒を嗜むということ

お酒を嗜むということ

お酒の飲み方が変わったのはいつからだろうか。

大学時代に関しては、お酒と名のつくものが飲めれば何でも良いと思っていた。

打ち上げで飲むお酒は大体ピッチャーで届くし、居酒屋は安ければ安いほど素晴らしいと思っていた。ほぼ、鳥貴族しか行ってなかった。

しかし、社会人ともなると、それなりに懐にも余裕が出てくるので、お店を選ぶ時の基準も「安い」の一点張りから「美味しいご飯」とか「お酒の種類が豊富」とか

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曲の構成が覚えられない

曲の構成が覚えられない

久々にベースを弾くことになった。

きっかけはスタジオに入って
曲を合わせないかと友人に誘われたこと。
大学時代は軽音サークルで毎週のようにやっていたことだった。

ベースに触れるのは3年ぶりくらい。もはやインテリアの一部と化していたベースを手に取り、恐る恐る弾き始めると、硬い弦の感触や弾いた時に指がヒリヒリとする感覚が懐かしく感じた。

ちなみにスタジオで合わせる曲は、ASIAN KUNG-FU

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自転車の勇姿を胸に刻んで

自転車の勇姿を胸に刻んで

乗っていた自転車が壊れた。

いや、とうとう限界がきた
と言った方が正しいかもしれない。

チェーンはことあるごとに外れ、タイヤの空気は入れて間もなくするすると抜けていくので、気づいた時には車輪からペタンペタンと音がする。

あと、ペダルがめちゃくちゃ引っかかる。
「さぁ漕ぐぞ」と息巻いているところでガクッと引っかかる。
出鼻を挫かれるとはこのことか。

そんな訳で、もはやウォーターセブン編のゴー

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ラジオから流れてきたあの曲

ラジオから流れてきたあの曲

ラジオから流れてくる「あの曲」が好きだ。

ここでいう「あの曲」というのは、特定のものを指している訳ではなくて、ラジオでパーソナリティが紹介する様々な曲たちの総称。

自分は仕事柄、日常的に運転することが多いので、平日の日中はラジオを聴くことが多い。本当は聞き慣れている音楽を流すこともできるのだけれど、個人的にはラジオを流している時間の方が好きだ。

なぜならラジオは
日常の変化を楽しむことができ

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下北沢を練り歩く

下北沢を練り歩く

お正月の後にすぐ訪れる、成人の日を含めた三連休。
これをどう過ごせばいいのか、未だに掴めないでいる。

ついこの前まで、ダラダラと寝たり、好きなものを食べたりして長い休みを満喫しきったのに、忘れていた漫画の付録みたいなノリで休みを与えられる。マラソンを走り始めて、さぁこれからという矢先に、休憩所に案内されるような感じ。

まぁそんな風に言いつつも、三連休自体はどう考えても嬉しいので、甘んじて受け入

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屋台で無性に食べたくなるもの

屋台で無性に食べたくなるもの

初詣に行くと、必ずと言っていいほど目にする屋台。

りんご飴、チョコバナナ、たこ焼き、唐揚げ、じゃがバターなど、定番のB級グルメが所狭しと並ぶ光景は日本の風物詩と言えるだろう。

昔はそんな屋台の食べ物に対して、原価を考えたらどれほど高いのだろうとか、衛生的にどうなんだとか思ったものだけど、今となってはどれも無粋な意見だったなと反省している。

実際、自分があの空間で食べたいのは
高級店で贅沢な材

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実家のお雑煮が一番美味しい

実家のお雑煮が一番美味しい

お雑煮と言うのは地域によって違うらしい。

自分の実家は大阪なので、関東でよく見かけるすまし汁風のお雑煮ではなく、白味噌風味のまろやかなお雑煮が主流だ。

具材は金時にんじんと大根を丸型に切り、里芋と一緒に煮込んで白味噌を溶かし、丸い餅を投入した後、最後に鰹節を振りかければ完成する。

言うに及ばず、実家のお雑煮が日本で一番美味しいと自負しているので、このお雑煮を関東に密輸入すれば巨万の富を築ける

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