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読書・映画日記

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映画や本から学んだこと。きづいたことを書いていくマガジンです。
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#読書日記

進化とは古いものを残しつつ形を変えていくもの

進化とは古いものを残しつつ形を変えていくもの

今日は久々の読書記録。
読んだ本はこちら。

進化とは何か?
成長とは何か?

新しくなるということは、過去のものをすべておいてくるわけではなく、過去のものを残しつつ、肉付けされていくようなもの。

つまり、一直線に右肩上がりではなく、
螺旋階段のように、グルグル回りながら、少しづつ上に登っていくようなイメージ。

例えば、メールもその一つ。
とてつもなく便利になったツールではあるが、「文章を書く

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7月の読書日記

7月の読書日記

久々に読書日記。
子どもができてから、読書のペースは落ちたけど
毎日読める時にパラパラとめくる習慣は続いてます。

7月も何冊か手に取っていますが、
今日はその中の一冊について。

ネットでたまたま見つけて面白そうと思い
手に取った本です。

自分らしさって何だろう?

私も自分らしさと言われると
すぐに答えられる自信がなく
思わず考えてしまいます。

ここからは本を読んで
私なりに解釈したことを

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他者の靴を履く

他者の靴を履く

今日はずっと読んでみたかった本のことについて
書いていきます。

フレディ・みかこさんの「他者の靴を履く」です。

「エンパシー」という言葉は初めて知ったのですが、
自分なりの解釈として
・自分とは異なる他者の気持ちや立場を理解するよう想像する力

要するに、相手の気持ちや考え、置かれている状況を
理解するよう努力することが、
生きやすい社会をつくる上で大切な力ということ。

本の中では、エンパシ

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家庭環境が子どもの人生を左右する

家庭環境が子どもの人生を左右する

おはようございます。
今日は最近読んだ小説の感想を書いていきます。

母校の先輩ということもあり、林真理子さんの小説8050を読みました。

8050問題といえば、子離れできない親、親離れできない子ども。そして、年を重ねても結婚や独立をすることなく、大きな子供をずっと抱え続ける親のイメージです。小説の話もなぜ、親元を離れない高齢者が増えているか?という物語に近いものかと思っていました。

結末はそ

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自分の<ことば>をつくる

自分の<ことば>をつくる

おはようございます。
本日は今読んでいる本の紹介をしたいと思います。

今読んでいる本は、「自分の<ことば>をつくる」という本です。
普段提案書作成が多い仕事なんで購入してみました。

自分のことばをつくるとは、「自分との対話」と「他者との対話」による気付きのプロセスが大切です。自分なりのオリジナリティの言葉が生まれるまでの背景には、「感じる」「言葉にする」「他者に発する」「他者から意見をもらう」

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プロフェッショナルな生き方

プロフェッショナルな生き方

今日は「嫌われた監督」を読了した。

落合博満さんは、私が丁度中学か高校の頃、中日ドラゴンズの監督をしており、劇的に強いチームを作った監督の一人の記憶が強かった。

何となく、噂には聞いていたが、メディアや外からの評判は賛否両論あったらしい。

そんな落合博満さんの、監督当時のエピソードが書かれた本だった。あまり自分のことが語られていない監督だったため、一つ一つの行動の背景が理解できる内容だった。

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『幸せな生き方』に気付かされた物語

『幸せな生き方』に気付かされた物語

今日ははらだみずきさんの「海が見える家」を読了しました。この本を読むきっかけになったのは、先日立川の本屋さんでポップに目を惹かれたのがきっかけです。生きる上で大切にしたい一冊、のような言葉が書いてあり、生き方とか人生観に興味がある私にとっては必ず読みたい本の一つになりました。そして、地元の古本屋さんで安売りしていたのを目にし、すぐの購入した本です。

あらすじとしては、ブラック企業に就職した主人公

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村上春樹小説の読み直し−海辺のカフカ−

村上春樹小説の読み直し−海辺のカフカ−

昨日は久しぶりに「海辺のカフカ」を読み直しました。以前一度読んだきりで、再度読む機会はなかったのですが、なにか小説を読みたいって気持ちになり手にとったのが海辺のカフカだった。

ご存知の方も多いかもしれませんが、村上春樹さんの小説は「長編」ものが多い。
海辺のカフカも上下2巻に分かれているが、1冊辺り500ページもある分厚い作品だ。

改めて読んでみて感じたことですが、小説としてのストーリーは全く

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実力は運か、能力か

実力は運か、能力か

本日は朝から読書記録を書いていこうと思います。
先日、とっても学びになる本に出会いました。マイケル・サンデルさんの「実力も運のうち 能力主義は正義か?」と言う本です。

この本はいい意味で、私の生き方に対する考えを見直す機会になりました。

いきなりですが、皆さんは今勤めている仕事や学歴、スポーツでの成績は「自分の努力や能力のおかげ」であると考えますか?

少なくとも私は、「自分の努力」が全ての結

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淡い恋心は辛くも楽しくもある

淡い恋心は辛くも楽しくもある

3連休は皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
私はほとんど自宅で過ごしていました。久々にできた事としては、図書館に行って小説を借りたこと。大好きな作家の江國香織さんの「ぬるい眠り」を読んだ。

江國さんの小説は、淡く切ない恋愛ものがとても好き。女性目線で描かれた物語が多いのだけど、男性の私が読んでいると「女心ってこんな感じなんだな~」とか、「男性ではここまで感じないだろうな」って思いながら読むこ

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少し疲れた時に癒やしてくれる本を発見

私は定期的に「今進んでいる道」が自分にとって良いのか否か、迷うことがある。正直、正解がない問いなのだから迷う必要もないことはわかっている。社会人になってからの仕事人生は思った以上に長いもの。だからこそ、「自分のやりたいこと」「夢」「目標」などを具体的ではないにしても考え、今と照らし合わせ、進んでいる道を考え直したくなることもある。

先日、妻が購入した「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」を読ん

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自分の”死生観”を考えることから、”自分らしい生き方”が見つかるのかもしれない。「エンド・オブ・ライフ」を読んだ感想

自分の”死生観”を考えることから、”自分らしい生き方”が見つかるのかもしれない。「エンド・オブ・ライフ」を読んだ感想

GW最終日は妻に時間をもらって読んでいた、「エンド・オブ・ライフ」を読み切った。初めてノンフィクション小説を読んだのだけど、実際の誰かの体験談を知るというのは自分の生き方にも少なからず影響がある。

「エンド・オブ・ライフ」では”命の閉じ方”を知る機会になった。
小説では在宅看護の話が中心に描かれている。終末期に携わる医療の方々のリアルな話。

誰しも平等におとずれるのが”死”である。
最近は死に

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久々の村上春樹作品にやっぱり引き込まれた。人生は勝つことよりも、うまく負けることが大切。

久々の村上春樹作品にやっぱり引き込まれた。人生は勝つことよりも、うまく負けることが大切。

今日は村上春樹さんの「一人称単数」を読んだ。
村上春樹作品はほとんど読み尽くしている。どれもこれも不思議な話で、結論がないストーリーに私は惹かれている。

暫く新刊が出ていなかったので、久々の村上作品ということでワクワクしていた。村上作品といえば長編小説が有名だが、今回は珍しく短編小説集。
いくつかの短いストーリから成り立っている。

3日前に購入したのだけど、あっという間に読み終えてしまった。

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相手を理解しようとするなら事実だけでなく、「真実」を知る努力が必要なんだ。私たちは事実だけで相手を知っているつもりになっている。

相手を理解しようとするなら事実だけでなく、「真実」を知る努力が必要なんだ。私たちは事実だけで相手を知っているつもりになっている。

今日は少し前に話題になった「流浪の月」を読了した。本屋大賞になった本だったためとても楽しみにしていた一冊。読み終わった時、「今の世の中の生きづらさ」と「今の世の中を生きやすくするための優しさ」が詰まっている本だと感じた。

今の世の中は“情報”が容易く手に入る。ネットニュース、SNS、アプリ等方法も様々。溢れている情報と比例して、「真実」が語られている情報はごく僅かになったのかもしれない。

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