くらたか湖春

R5年春から詠み始め、N短と読売歌壇がメイン。短歌同人誌『琥珀糖』所属。 プロフ更新…

くらたか湖春

R5年春から詠み始め、N短と読売歌壇がメイン。短歌同人誌『琥珀糖』所属。 プロフ更新2024.10.21

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短歌との出会い(自己紹介)

やや長文です。 〇2022仕事でコミュニケーション失敗 何気ないひと言が、現場の社員さんを「辞めたい」と言うまで追い詰めてしまったことを知り、猛省。 〇コミュ講座を受けまくる とにかく手当り次第に行きました。その中のひとつが歌人:永田和宏先生の講座。 狙ったわけではなく、コミュニケーション講座だと思ったら短歌講座だったという・・・。 〇引用された河野裕子さんの歌に衝撃 「たとへば君ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行ってはくれぬか」 雷に打たれたかのような衝

    • ネプリ作りました

      短歌との衝撃的な出会いから1年半。 知り合う方がみなさん素敵な歌を詠んでいて、ネプリや歌集を出している方も。いつか歌集を出してみたいという思いも少しあったものの、どの投稿も「一首入魂」でやっているため、複数まとめるなんて無理だ・・・と考えていました。 きっかけは歌人 秋月裕一さん主催の同人に参加したこと。 もうひとつは、鈴木ベルキさんの歌集を読んだこと。 一首一首はXなどで拝見していたのですが、まとまると物語のようでもあり、緩急ある構成とユーモアと悲哀の絶妙なバランスに

      • 別邸歌会レポート/京都

        行ってきました、別邸歌会in京都。 参加14名+主催の松村正直さん。顔ぶれはいつも来ておられる方がやや多いかな。Xで華々しい活躍を拝見していたあの方が参加されていてびっくり!もちろんご挨拶させていただきました✨ ひとり二首提出し、15分ほどの休憩を挟んでがっつり意見を出し合います。 今日の自分が目標にしていたことが2つありまして ①「なんか良い」「すごい」など曖昧な表現ではなく、具体的な発言をする。 ②批判的な視点も持って歌を見る。 でした。 どっちも「自分の意見を

        • AI評まとめ@第7回毎月短歌

          コトバディアでAIによる評という、興味深い取り組みが始まったので、自分の歌の分だけ切り取り、歌意と一緒にまとめてみました。なかなか面白いです。 〇大鍋のおでんみたいな教室で自分の位置を考えていた この作品は、おでんの大鍋と教室という日常的な空間を結び付けたユニークな表現が特徴的です。「自分自身の居場所や存在感について深く考える」という主人公の思いが、「大鍋のように混ざり合い、絡み合う人間関係」という比喩を用いて表されており、その意外性によって、食卓を囲む人々の「食」や「生

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        短歌との出会い(自己紹介)

          別邸歌会レポート/大阪

          行ってきました、歌人の松村正直さん主催の別邸歌会in大阪。 参加は今回で2回目となります。 普通に乗っていけばスムーズに移動できるものを、南海電鉄難波駅でラピートに会うために遠回りしたので、結構時間がかかりました。そういうのも、別邸歌会に参加する時の楽しみの一つなんですが。 今回は松村さん含め16名と、賑やかな歌会となりました。 会場は、南海電車と阪堺電車が通る夢のような街・住吉。住吉大社の近くで、昭和レトロな民家での開催でした。 ひとり二首ずつ×16人、三十二首が載

          別邸歌会レポート/大阪

          第7回毎月短歌/自選部門

          最終回です。 〇自選部門(投稿総数/230首) 一席(サンライズ出雲賞) いつまでもこころが大人になれなくて今もちいさなドラゴンを飼う/佐竹紫円 この歌を最初に見た時、うねるように飛ぶドラゴンに見えました。 そのくらい目立ったというか、目に飛び込んできたのは何故だろう・・・と考えてみたのですが、流れるように読めるのと、漢字と平仮名のバランスの良さも大きいのかな?と。もちろん歌の世界観も好きです。二句の「こころが大人に」は八音なのですが、それも持て余している鬱屈した気持

          第7回毎月短歌/自選部門

          第7回毎月短歌/題詠部門

          【第7回毎月短歌/一首単作】 第2弾、題詠部門です。 〇題詠部門:映画(投稿総数/154首) 一席(オーシャンアロー賞) 手をとってきょうはシネマにいきましょう くちづけのあるものを見ましょう/短歌パンダ 行きます!と即答しそうな歌です。 二人で観るなら、もうどの映画でも楽しいだろうと思うのですが、こんなワクワクする歌で誘われたら、行く前からテンション上がります。ひらがなが多いのも、優しくて好きです。映画はたまに観に行きますが、非日常を味わうにはやはり映画館なんです

          第7回毎月短歌/題詠部門

          第7回毎月短歌/自由詠部門

          【第7回毎月短歌/一首単作】 お待たせいたしました、初めて選者となり投稿数に圧倒された湖春です。 各部門から「一席~三席・佳作(三首)」のご紹介と、湖春目線の評を書かせていただきました。一席のみ、乗り鉄らしく私の好きな電車名をつけております。書いているうちに楽しくなり、ドキュメント6枚になってしまったので、部門ごとに掲載することとしました。※敬称略です。 〇自由詠部門(投稿総数/131首) 一席(ラピート賞) 防波堤だったのでしょう月を見るためにあなたが上げる前髪/

          第7回毎月短歌/自由詠部門

          うたを読む/小仲翠太さん

          北陸新幹線の試乗会に落選し、ちょっと凹んでいる湖春です。 今日は、Xで流れてきてハッとした、小仲翠太さんさんの歌。 ゆらゆらと頼りないけど今日だってきっと誰かの支えになった https://twitter.com/OnakaSuiTanka/status/1753733846661468467?t=FunfjYtJz0i59iUeLLPNyA&s=19 自分が弱ってる時に見たら、間違いなく泣いてしまいそうな歌です。 仕事か学校かの帰路、でっかい夕陽に照らされながら少

          うたを読む/小仲翠太さん

          うたを読む/ZENMIさん

          春の18切符がもう待ち遠しい湖春です。 今日はこちらの歌。 最終の電車に揺られてチェロ弾きとチェロは同じ角度で眠る/ZENMI https://twitter.com/ZENMIN15/status/1743227463835283743?t=3zwQx4kspt1unVFAF22VSQ&s=19 チェロを電車内で見たことがないような気がします。あるいは視界には入っていても「それがチェロ」だと気づいていなかっただけの可能性もあります。 ギターでもバイオリンでもなく、

          うたを読む/ZENMIさん

          うたを読む/りんかさん

          年度末が近付き、恒例の人事異動が怖い湖春です。 今日ご紹介するのは、『なんて可愛い…!』とときめいた、りんかさんの歌。 空模様ときどきちょっと嘘をつく泣きたいことがあったのでしょう/りんか https://twitter.com/love_kei_ina/status/1734493101287465431?t=p1ZJNsLFGDFNxZIoWVpEDQ&s=19 天気予報が外れたことを読んでいるようで、実は女心の移り変わるさまなのでは?と私は解釈しました。 主体

          うたを読む/りんかさん

          うたを読む/いわだてすみえさん

          2024年はこちらの歌でスタート。 ようやっと肩書きのないすっぴんのにんげんになる旅の途中で/いわだてすみえ https://twitter.com/sminov_i/status/1711707644501864570?t=vViZbWF9E-UL4tlilzxvcQ&s=19 程よい脱力感があって、大好きな一首。添えられたイラストのゆるい雰囲気も素敵です。 初句の「ようやっと」からは、これまでの時間の長さや背負ってきた肩書きの重圧が感じられます。 頑張ってきたけ

          うたを読む/いわだてすみえさん

          うたを読む/StarLighterさん

          もういくつ寝るとお正月。すでに会社の新年会が楽しみな湖春です。 今日、評を書かせていただくのはStarLighterさんの歌です。 返せないままになってる本を開け少しあの日のあなたと話す/『 返 』 https://twitter.com/StarLighter31/status/1736749944370028625?t=cwAz9OWYNj3DHBEsfHLFTQ&s=19 ノスタルジックな景で、あるある!と共感大な歌です。 学生時代の思い出でしょうか、好きだっ

          うたを読む/StarLighterさん

          うたを読む/未知さん

          新しい手帳を早く使いたくてウズウズしている湖春です。 今日もうたの日から。『命』というお題で詠まれた歌です。 人の死を馬鹿にするなよ生き物の命を食らって生きてるくせに/未知 https://twitter.com/michi_31w/status/1686292063254667264?t=IptD95XDjo0ibm95AZy1JA&s=19 「死」「馬鹿」「命」という鋭い言葉と、「食らって」「くせに」という突き放すような物言いは、読む者に「お前は本当に分かってんの

          うたを読む/未知さん

          歌会デビュー/別邸歌会

          短歌を初めてやっと半年が過ぎ、リアル歌会デビューしてきました。 歌人の松村正直さん主催の「別邸歌会」です。 https://x.com/betteikakai?t=jVJk1AZjQ9LA_FV5kESDOw&s=09 直前になり、厳しい評の嵐だったらどうしよう?とか、電車止まんねぇかなーとの思いも生まれ… 会場までは青春18切符を使い、日帰り旅行気分で何とかテンション維持。 会場に着く前に主催者や参加者にお出会いし、少しリラックス😌 歌会は、10人の歌×2首で、

          歌会デビュー/別邸歌会

          うたを読む/みくにさん

          12月になり、8割ほどは鉄旅に意識が向き始めた湖春です。 第2回は私が大好きなうたの日歌人みくにさんです。 「ばあちゃん」と皆がそう呼ぶばあちゃんを奈津子に戻すSexy Zone/みくに うたの日『 SEX 』というお題で詠まれ、幻の薔薇が咲いた歌です。 https://twitter.com/souppastanisoup/status/1671103693855555584?t=7NKFesx1enl0F5msqeTXBQ&s=19 この歌にはハートを撃ち抜かれ

          うたを読む/みくにさん