頑張り屋のリーダーにこそ必要!「上手に人に頼る方法」
プレジデント2023年9/29号内の「職場の心理学」が面白かったので、シェアします。
テーマは、”受援力”。
日本には、「助け合い」の文化があり、子供のころから「困っている人を見たら手を貸してあげなさい」と教えられました。
ところが「人から助けられること」についてはどうでしょうか?私たちの社会は、「他人に助けをもとめること」を肯定的に捉えない傾向がある。
国内の調査研究でも、日本では援助が必要な人ほど支援を要請しないことが明らかになっている。
これが仕事になると、ますますその傾向が強まっていく。
職場では、それぞれの役割や分担があり、誰かに頼むということは、その人の時間を労力を使い、迷惑をかけてしまいます。そんな懸念から、ギリギリまで抱え込み、パンクすることも日常茶飯事。
ここで重要なのが、仲間を信頼して「手を貸してほしい」と声を上げる”受援力”です。これは、内閣府がボランティアを受け入れるためのキーワードとして2010年に紹介し、東日本大震災後に広まりました。
受援力を発揮すれば、お互いの信頼関係が深まり、頼りにされたことを相手は喜び、チームにとってより良い成果につなげることができます。
受援力を発揮した頼み方のコツは、「KSK(敬意・承認・感謝)」です。
K:敬意
”誰でもいいかから”ではなく、”あなた”にお願いしたい。相手個人への敬意を示します。肩書などではなく、しっかり名前を読んで依頼する。
S:承認
誰しも他社から認められたい/早朝されたい承認欲求があります。頼む相手に対して、引き受けてもらえるかは別として、相手を承認する言葉を伝えてる。
K:感謝
「なぜあなたに頼むか」を丁寧に説明して、仮に断られたとしても、感謝の言葉を伝えます。期待されてのに断らないとならないのは、相手にとっても負担だからです。
リーダーにこそ”受援力”が必要です。リーダーに「自分の仕事は、自分が責任もって達成するべき」という思い込みがあると、部下や若手が助けを求めることができません。リーダーが気軽に部下にも頼み、受援力を発揮することで、部下は自分の強みを認められて自信を持ち、困った時にはあなたや周囲に頼りやすくなるでしょう。
「頼ることはいいことだ」という風潮が生まれれば、世の中は誰にとっても、もっと生きやすくなるかもしれません。
最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。
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