7月29日(金)、第1413回 「因縁果」
多くの人間は、
悪いことが起きた時にだけ、
その「原因」を考え、
良いことが起きた時には、
「幸運」、「ラッキー」
で、片付けてしまっている、
ということです。
どんなことにも、
「因果縁」があるのですから、
悪い時にも、良い時にも、
公平に「原因」を考えること、
それこそが大切になるのです。
悪い時にだけ、
「原因」を考えるから、
「反省」ばかりの人生になる。
良い時にだって、
「原因」を考えてみる。
もしかしたら、
あの日の涙が報われたのかも
しれないし、
あの日のかなしみがここまで
導いてくださった、
ということかもしれない。
「幸運」、「ラッキー」
で片付けてしまえば、
「神さま」「仏さま」へ、
感謝して、それで終わりです。
涙が枯れるほど泣いていた、
あの日のわたくし、
ひとりぼっちで、
かなしみを抱えながら笑って
いた、
あの日のわたくし、
「幸運」でも、
「ラッキー」でも、
実は何でもなくて、
本当は、
「がんばったわたくし」
それがいたからこその、
今日なのかもしれない。
他人さまだけにするのが、
感謝ではないのです。
過去の自分にだって、
ちゃーんと感謝するのだ、
ということです。
感謝、合掌
慈永
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