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こんにちは、吉むすびです。おみくじは持ち帰り読み返すのが良いと聞き、多くの方におみくじを読み返していただきたいと思い、おみくじ関連の情報、物語をアップしています。ご興味ある方フォローお願いします。

最近の記事

おみくじのルーツを探しに:エピソード9

こんにちは、吉むすびです。 前回は明智光秀が本能寺の変を起こすかどうか、おみくじで決める場面をお伝えしました。このシーンはあくまで想像に基づいたものですが、もしかするとこんなことがあったかもしれないと、楽しんでいただければと思います。 さて、今回は明智光秀ほど有名ではありませんが、同じ時代に活躍した天海上人のお話です。この天海上人がいなければ、現代のおみくじは少し違ったものになっていたかもしれません。それほど重要な人物です。 「あのお金を投げた結果、どうなったんだろうね」

    • おみくじのルーツを探しに:エピソード8

      こんにちは、秋らしい日が多くなりましたが、いかがお過ごしですか? 前回は源頼朝もおみくじを引いていたということで、登場させましたが、この頃おみくじは本当に自分の興味本位で引く者ではなく、国家の大事を占うことに使われていたようです。 五、本能寺の変 「ミク!まだおみくじにまつわる話ってあるの?」良介が興味津々に尋ねた。「まだまだ、あるわよ。次は日本の歴史に残る大事件よ!」ミクは興奮を隠せない。「えっ!大事件?何があったの?」と良介が驚くと、ミクはにっこり笑って答えた。「織田信

      • おみくじのルーツを探しに:エピソード7

        こんにちは、吉むすびです。 前回までの元三大師のお話はいかがでしたか?今回はその元三大師を少し離れ、別の時代へと「おみくじの旅」に出かけます。 「おみくじの始まりや元三大師様のことはもう理解したよ。これから僕たちが知っているおみくじに近づいていくんだね。」と、良介はすっかり分かった気分で言いました。しかし、ミクは笑顔で首を振ります。「まだまだ話は続くの。元三大師様の時代は平安時代よ。その後、鎌倉時代に入って、さらにおみくじの歴史が深まるの。」と興奮気味に続けました。「そして

        • おみくじのルーツを探しに:エピソード6

          こんにちは、吉むすびです。前回や安子が若くして亡くなったことに衝撃を受けていた良介と海ですが、今回はどうなるでしょう? 「二人ともどうしたの?大丈夫?」ミクが二人を心配するように、話しかけた。二人は我に返り、「うん、大丈夫。何でもないよ」と何か気が晴れないまま、ミクの言葉に耳を傾けた。 「この時代は良源上人様が七十歳を過ぎたある日の夜よ」ミクが話しているとき、町の家々から人々の苦しむ声が聞こえてきた。「どうしたのかしら」海は少し怖くなってきた。  良源上人が七十歳を過ぎ

        おみくじのルーツを探しに:エピソード9

          おみくじのルーツを探しに:エピソード5

          こんにちは、前回安産祈願をしてもらった安子様あれからどうなったでしょう。    「安子様は無事に皇太子妃となり、やがて皇后となられるでしょう。そして藤原師輔様が心配されていた出産も、無事に成し遂げ、お子様にも恵まれることでしょう。しかし、他の人にも優しく接しなければなりません。もしそれができなければ、不吉なことが起こるかもしれません」良源上人はそう続けて説明した。 「安子様なら、私たちを助けてくれたし、人に優しくすることに関しては心配ないわね」海は、安子の運勢が良いと聞いて、

          おみくじのルーツを探しに:エピソード5

          おみくじのルーツを探しに:エピソード4

          こんにちは、吉むすびです。 前回はイケメンの良源上人がその顔を隠すために般若の面を被ったエピソードが印象的でした。今回はその良源上人が宮中と関わる場面です。 藤原安子、良介、海、ミク、そして安子のお付きの女官たちは、延暦寺にやって来た。安子のお付きの女官が、良源上人に取り次いでもらうよう寺の者に頼んだ。 「安子様が、藤原様からの依頼で良源上人に安産祈願をお願いしに参りました。どうかお取り次ぎをお願いします」 「はい、良源上人様は準備を整え、すでにお待ちです。こちらへど

          おみくじのルーツを探しに:エピソード4

          月下老人

          今日は中秋の名月です。 今夜中国の伝説の縁結びの神様とされている月下老人に祈ると良縁が叶うと言われています。今日はこの月下老人の話を紹介します。 月下老人は天界で男女の婚姻の、あの運命の赤い糸を管理している中国の神様です。 それは中国唐の時代。韋固(イコ)という若者がいました。 韋固は、早くに両親を亡くしており、結婚を急ぎたいと思っていました。 そこへある街へ娘を紹介してもらう約束で、約束の場所に行くことになりました。 しかし約束の時間が早すぎた為、まだ空には月が出

          おみくじのルーツを探しに:エピソード3

          こんにちは、吉むすびです。 良介と海のおみくじのルーツを探す旅におみくじの妖精ミクと平安時代にやってきました。そこで出会ったのは延暦寺のイケメンでおみくじの祖と言われる良源上人でした。さて今回はどのようなことになるのでしょう? 「いつもながら、上人がいらっしゃると宮中の女人が騒ぎますな。悪い気はしないでしょう?」藤原師輔(ふじわらのもろすけ)は笑いながら問いかけた。 「いえ、藤原様。私は女人に容姿で好意を持たれることに困っております。立場が違いますので…」良源上人は困った

          おみくじのルーツを探しに:エピソード3

          おみくじの読み返し2

          おみくじは持ち帰り読み返すのが良いと色々な寺社、霊能者が伝えています。今日はそれをご紹介します。 こちらのおみくじは節分の豆まきで有名な千葉県の成田山新勝寺のおみくじです。こちらのおみくじには「おみくじはお持ち帰りになり、願いがかなったのちに、納めにお参りされることが正しい習わしです。」と書かれています。 次に長野県にある、巨大な御柱(おんばしら)を運ぶ御柱祭や4つの社からなる諏訪大社もおみくじに「おみくじはお諏訪様のお諭しです。お持ち帰りになってよくお読みください。」と

          おみくじの読み返し2

          おみくじのルーツを探しに:エピソード2

          二、良源上人と藤原安子 その夜、二人はそれぞれの家に帰り、正月のテレビ番組を楽しんだ後、自分の部屋で布団に入った。しかし、心の中でおみくじの始まりが少し気になっていた。やがて眠りにつくと、二人の夢の中にかわいらしい妖精が現れた。その妖精は、小学生くらいの女の子の姿で、髪にはおみくじのようなリボンをしていた。 「ねえ、起きて。おみくじがどうやって始まったのか、気になるでしょ?その秘密を一緒に探りに行きましょ!」 眠気まなこの二人は目をこすりながら、その妖精を見上げた。する

          おみくじのルーツを探しに:エピソード2

          歌占

          歌占をご存じですか? 歌占は平安時代の後半に和歌などをご託宣として用いてくじの形式となったものです。 御託宣は元来特定の人間や巫女などの霊能者に憑依して、彼らの口を通して神意や予言を延べ伝えるものでした。 古くは神功皇后(169~269)に住吉三神が降臨してご託宣を延べ伝えた記録があります。 その後神仏の御託宣は和歌として示されることが多く新古今和歌集の歌に、御託宣の例があります。 和歌は非日常の言語であったため、目に見えぬ神に通じる霊力が宿ると考えられていました。

          おみくじのルーツを探しに:エピソード1

          この物語は主人公の小学生源良介(みなもとりょうすけ)と同級生の女の子、天馬海(てんまうみ)そして妖精ミクと一緒におみくじのルーツを探る物語です。  主人公の良介は海の事が、最近特に気になってきている。しかし海のほうは良介に対し全くその気がなく、いつももの静かなだが、イケメン男性のことはすぐに、好きになってしまう性格です。   一、初詣のおみくじ 「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」 「あけましておめでとうございます。こちらこそ、本年もよろしくお願いし

          おみくじのルーツを探しに:エピソード1

          おみくじの読み返し

          おみくじは日本の伝統的な占い方法であり、詩や文章で表現されることが多いため、その解釈には一定の注意が必要です。おみくじを読み返す際には、以下の点に注目することが読み解きのポイントになります。 文脈を考慮する: おみくじの詩や文章は一節だけではなく、一連の文章として成り立っています。それぞれの句や行を単独で捉えず、全体の文脈を考えることが重要です。全体の流れや前後の文との関連性を理解することで、より正確な解釈ができます。 象徴や比喩の理解: おみくじの詩には多くの場合、象徴

          おみくじの読み返し

          運命のおみくじ:未来への第1歩

          良枝は28歳、都内の大手コンピューターソフトウェア会社の事務員です。仕事は順調にやっているけれど、何か物足りない気がしています。「私の人生本当にこの仕事を続けていていいのだろうか?」そんな疑問を良枝は持ちながら、毎日が過ぎて行きました。そんなある日電車の中吊り広告に神社の広告がなんの気無しに目に止まりまた。 「今年の初詣は行かなかったから、今度行ってみようかな。それでお参りしたら少しは気が晴れるかもしれないわ!」ふと参拝の考えが浮かんできました。 その夜寝床につくと、着物を

          運命のおみくじ:未来への第1歩

          合格祈願のおみくじ読み解きポイント

          受験生の方は受験を控えいろいろと不安もあるでしょう。そんな時神社やお寺に参拝する方も多いかと思います。もしおみくじをひいたなら、こんなことに気を付けてください。 過去の状況と比較しない: おみくじは一度引いた時点でのメッセージですので、その時の状況や心境に合わせて解釈されています。読み返す際には、新たな状況や目標に合わせて解釈し直すことが重要です。過去の結果やメッセージに囚われず、現在の状況に焦点を当てましょう。 自分自身の成長や変化を意識する: 受験生は試験勉強や成

          合格祈願のおみくじ読み解きポイント

          良縁祈願のおみくじ読み解きポイント

          良縁を望む人がおみくじを引く場合、以下の視点で読むことが良いでしょう。 ポジティブな期待を持つ: 良縁を願う気持ちでおみくじを引くことが重要です。ポジティブな期待や希望を持ちながら、おみくじのメッセージを受け取りましょう。良縁が訪れる可能性を信じることで、自身の意識や行動が良い方向に向かうかもしれません。 自己成長と自己受容を大切にする: 良縁を得るためには、自己成長や自己受容が重要です。おみくじのメッセージを通じて、自分自身の成長やポジティブな変化に焦点を当てましょう。

          良縁祈願のおみくじ読み解きポイント