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日々あれこれ

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心に響いたあれこれ
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#書道

ワークショップ@西宮

ワークショップ@西宮

睦月最後のワークショップは
久しぶりに電車に揺られて西宮まで

三鷹天命反転住宅で“書する身体とは”をご一緒した関西大学の三村尚彦先生とフォーカシング研究会の方々と打合せのち墨を磨りました

いろんなお話を交わすなかで
なぜ書くのか、というところに気づきを得ました
(個人的な気づきなので今度話してみたい)

次回は今年度の抱負を書く本番。

帰り道で筆ペンを買ったという報告や
毎日練習するという決

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素直な心持ちで書けるように

素直な心持ちで書けるように

今度着る着物のことを聞かせてもらいながら
お父上愛用の硯のこと聞かせてもらいながら
茜染めの帯を見せてもらいながら

その時の素直な心持ちで書けるように
横に並んで一緒に考え
リモートの方とは対面で…
でも気持ちはお隣に座って
書のお稽古をしています

信楽ではちょうど開きはじめた蝋梅の香りが
満ち満ちのなかでした

お手本付きのグループでは全員が昇段
そればかりが目的ではないけれど
嬉しくなりま

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はつひので

はつひので

明けましておめでとうございます。

こんな初日の出に会えたのは数年ぶりでした。

太陽が山から顔を出す瞬間は、ステージの幕があがるみたいで何度見てもどきどきします。

そこに居るみんなの気持ちがひとつになるような、あの空気も素敵。

景色に励まされるお正月。

本年もよろしくお願いいたします。

“ いのち ”の書き方を一緒に考えました

“ いのち ”の書き方を一緒に考えました

2022年最後のお稽古は
練習している和歌のなかの一節から
いのち を書きました

私の書いた数種類の中から
気持ちに合うのを選んでもらって
書いてもらう
それで
自分で書いたのをどんな風に感じるのか
大切なところをじわじわご一緒しました

個人のお稽古でいいところは
掘り下げたい部分に
気がすむまでとことん時間をかけて尽くせるところ
そして時には
戻すタイミングが行方不明のまま
暴走出来るところ

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山の端の 五線にうたう 星月夜

山の端の 五線にうたう 星月夜

色んな月と過ごした秋の夜長

山の端からのぼってくる
そろそろかなと待ちわびた月ほど
深く印象に残っています

アトリエでの書のお稽古では
“好きな和歌をしたため掛軸を作る”を目標に
練習をはじめました
その方が選ばれた西行さんの和歌は
目で追う連なる言葉も
声に出した時の音も
その想いも美しいものでした

お稽古の小休憩でご一緒したお茶は
Pavillon Sous La Lune
 “ 月の下

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汲古 : いにしえを くむ

汲古 : いにしえを くむ

「出会いを大切にして
そこから人生の新しい道を汲みだす」
アトリエの裏庭に新しく生まれる風呂釜に書かせてもらいました

風呂釜は信楽の伝統釉である海鼠釉(なまこゆう)で
青と白のまざった美しい仕上がりになりました
2種類の釉薬が分厚くかかるので
彫った二文字は残らない可能性もあったけれど
深い青の表面にどんよりと浮き立つ二文字
美しい仕上がりに心が躍りました

築100年を越える古民家の歴史に

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