汲古 : いにしえを くむ
「出会いを大切にして
そこから人生の新しい道を汲みだす」
アトリエの裏庭に新しく生まれる風呂釜に書かせてもらいました
風呂釜は信楽の伝統釉である海鼠釉(なまこゆう)で
青と白のまざった美しい仕上がりになりました
2種類の釉薬が分厚くかかるので
彫った二文字は残らない可能性もあったけれど
深い青の表面にどんよりと浮き立つ二文字
美しい仕上がりに心が躍りました
築100年を越える古民家の歴史に
新しい出会いや道すじが生まれるのを
風呂釜のそばで眺めるのがこれからの楽しみです
いにしえを大切にすること
今を大切にすることは
未来につながっていると思います