後回しにしてきたことで学んだこと
日常生活で今更気がつく、こんなこともしていなかったのか?!ことが最近出てきています。
離婚手続きの書類
3年前に苦労して苦労して情報を集めに集め、行方不明のDV夫を探し、やっと弁護士に作成してもらい提出した書類のコピーや裁判所からのオーダーなどの書類を私は何も持っていなかったのです。
きっとあれほど重荷だったものが終わり(始まりですが。)ストレスの極限を迎えていたためホッとしたのでしょう。
指名手配犯を捕まえたような気分でした。
私のベッド
私は夫と結婚後、睡眠が浅く、短く、1日3時間程しか寝ていませんでした。
最初は出産後の赤ちゃんのお世話がきっかけでしたが、落ち着いた後は夫の暴言が始まり、それが暴力や、寝ている時に突然首を絞められるなどの経験からだんだん眠れなくなりそれが常習化してしまいました。
メラトニンや、わざと眠くなりやすい花粉症の薬などを飲んでみましたが、効果がなく、うつ病の薬を飲むと精神が安定して眠れるかもしれないと思い飲んでいましたが気力と感情を無くすだけで眠りには関係がありませんでした。
夜寝ていないので、仕事中いつも眠気が襲ってきて大変でした。
私はデスクワークをしていたので、暇な時は1時間に一回はコーヒーを飲みに行っていましたがそれでも眠かったです。
なぜか在宅になってからは全く眠くなることはなく、仕事の効率もかなり上がり成果も格段に上がったのはいまだに不思議です。
そして3年目にやっとソファがダメなのではないか?と思うに至り、ソファベッドの上に置ける低反発性マットレスを購入しました。
Costcoのsaleで$200で、、私にとってはものすごく高い買い物だったのでかなり迷いましたがすごく効果がありました。
普通すぐに気がつきそうなことですが、本当に余裕がなかったんだと思います。
その後徐々に眠れるようになり、今は6時間は眠れるようになりました。
調味料や洗剤の移し替え
こんなことですが、、私は常にCostcoで買い物をするので全てがデカいのです。
オイルや塩、醤油やコーヒー豆、シリアル、食器洗剤や洗濯洗剤に柔軟剤などのデカいものを移し替えず使う時はそのまま使っていました。
オイルはデカすぎると使う時一気に出てしまい勿体無いなと思い、少しずつ移し替えの容器を渋々買いました。
その容器を買い、移し替えるまで3年かかりました、ダイソーで。
それほどお金がなく、時間もありませんでした。
時間がなさすぎると、どこにお金を使えばいいのかという冷静な判断能力も失われるような気がします。
もちろんダイソーで容器を買うお金がないわけではありませんが、外食や外でコーヒーを買うことも一度もしなかったので癖になっていました。
本当に日常に最低限必要なものしか買いませんでした。
子供のプレイデートや子供の友達が遊びに来ることが週1であったため、ご飯を作ったり、アイスを買いに行ったり、時にはどこかの施設の入場料などもいるし誕生日パーティに行くこともあったのでプレゼント購入のためなどに使わなければいけないので、一円でも貯めなければと必死でした。
私の子供もお友達の家に行った時は色々と買ってもらったりしていると聞いていたので出さないわけにはいきません。
毎週末お互いの家にお泊まりしていたママ友がいましたが、彼女も同じような状況にもかかわらず、送迎をしてくれたりご飯によく呼んでくれたりしたので特に彼女の子供にはできる限りのことをしたいと思いました。
私はこうして色んなことを後回しにして遠回りしてきました。
でもこのケチケチ生活の中でたくさんのことを学びました。
本当に必要なものと必要ではないものをよく考えるようになったので、使わないものを買うことはなくなったので家も掃除しやすくゴミも少なく、ものを探すことも減り整理整頓も楽になりました。
そして要らなくなったものは、私が今もかなりお世話になっている古着屋さんに持って行っています。
独身の時は毎朝コーヒーを買って会社に行き、ランチを外で食べ、ランチ後またカフェに行き、化粧品や洋服はデパートで買い、、海外にいた時はほぼ3食外食しさらに飲みに行き、今の倍の家賃を払っていました。
あれから私の生活費は3分の一程度になったでしょう。
でも意外とこの節約生活は苦ではなくて、逆に楽しいのです。
アメリカに来てからはクーポンやポイントを集めて割引で何かを買えることに楽しみを覚え食品以外はほぼセールになっていないものは買わなくなりました。
時代も便利になったというのも確かにありますが、先日ポイントとクーポンを使ってマニュキュアをC89で買えた時は涙が出るほど嬉しかったです。
店員さんもいい買い物したね!と言ってくれて達成感を感じました!
安く買えて嬉というよりか、その安くなる計画を立て実践し達成できた喜びなのだと思います。
ケチケチしていても、ただ安いものを買いたいのではなくて、質のいいものを安い値段で購入するために普段すぐ壊れそうな安いものや、心地の悪いものは買わないということです。
他にも色々とありますが、これだけお金のことを真剣に考えたのは、たくさんの寄付のおかげで今私たちが生きることができていることへの感謝から始まったものです。
寄付した人にもメリットがあることもあるようですが、それでも顔も知らない誰かが頑張って稼いだお金で救ってもらった命を絶対に無駄にしたくないと思います。