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「センス」の正体を本気で考えてみた。
「あの選手はセンスがあるから強い。」
「やっぱりセンスがある選手は違う。」
「結局のところ、センスには勝てない。」
僕はそんな言葉を何百回と聞いてきた。
でも僕は「センス」を勝てない理由にはしたくなかった。
『センスとは何なのか。』
それは僕の競技人生を通して最も重要な意味を持つ疑問になった。僕にとって、彼らと本気で戦うということは、彼らのセンスと真正面から向き合うことだった。そうして考え
『熟達論』を読んで僕が考えたこと
為末大さんの新著『熟達論』を読みました。凄まじい読書体験でした。このnoteでは本書の内容を踏まえて、アスリートの端くれであり、長距離ランナーである自分が考えたことを書いていこうと思います。
本書の要約本書は、為末さんがアスリートとしての経験を通じて、”人間がどのように学んでいるか”を5つのプロセス(遊・型・観・心・空)に分けて紹介している。
遊
純粋に遊びを楽しむように、思い切り動かす、面白
ペースメーカーとギャンブラー
こんにちは!福島選手から熱い想いを引き継いだ山田です。
さて、今回もいつも通り暑苦しいブログをお届けしていきます!
まずは、神奈川県実業団連盟によるタイムトライアル(非公認)が行われ、プレス工業の選手たちがペースメーカーとして参加しましたので、その模様から!
ペースメーカー当日は1500m1組と3000m各5組に分かれ、中学生から一般の方まで多くのランナーが参加されました。各組、プレス工業の
「省エネ」への取り組み
こんにちは!今回ブログ担当の山田です!
福島選手から中身の濃いブログを!とバトンを受けとりましたので、いつも以上に熱を込めて長文ブログをお届けします!(若干いじられてるような気もしますが)
試合結果まずは週末に行われた日体大記録会の結果のご報告です!
10000m
8組
稲毛選手 28分44秒32(3着)自己ベスト
赤平選手 29分06秒85(20着)自己ベスト
大川選手 29分56秒25(
ずっと敬遠していたウェイトトレーニングを7ヶ月続けてみて僕が考えたこと
僕は2021年12月にパーソナルでウェイトトレーニング(以下、WT)を始め、現在(2022年7月)まで約7ヶ月継続しています。
当時、足首の痛みや違和感がなかなか無くならず、負のスパイラルを抜け出せずにいました。そのような足の痛みを無くして、ケガを防ぐための一つの取り組みとしてWTを始めたわけです。
結論から言うと、(因果関係はさておき)足の痛みはほとんど無くなり、レースに出場できるまで回復す
一年半ぶりの復帰レースに向けて。
こんにちは!今週のブログ担当の山田です。
GW、皆様いかがお過ごしでしょうか?
僕たちは寮合宿期間としていつも以上に集中してトレーニングに励んでいます。気温も安定して走りやすくなってきたので、より一層選手のモチベーションも高まっております。
先日行われた第二回目の陸上教室では子供たちにも外で思いっきり走ってもらいました。レクリエーションやリレーなどで競い合いながら楽しんでいる子供たちの様子を眺
【寄稿】実業団で走り続けるという選択。
Track Town SHIBUYA5月17日放送回では
プレス工業の山田翔太選手と川村駿吾選手をゲストに。
OTTのペースメーカーでのおつきあいのなかで
山田選手の経歴を知るうちに
ひとくちに「実業団」と言ってもいろんなかたちがある。
そんな話をうかがいたかったのです。
山田選手からは本番前に「すごく丁寧なメモ」が届きました。
このメモをもとに話をうかがうこともできるのですが、
ラジオでは、あえ
「走ることが楽しい」と言えなくなったら
「その年齢までよく競技を続けているね」
「よほど走ることが好きなんだね」
最近そんなことを言われる機会が増えた。
僕としては好き嫌いとは関係なく、(登りたいと思う)高みを目指す姿勢が昔から変わっていないだけだ。チャンスがある限り、それは変わらない気がする。
だだその一方で、いつからか走ることを「好きです」「楽しいです」とは素直に言えなくなった。
「走ることは好きか?楽しいか?」
その問い
アンドロイドは世界最速のランナーになる夢を見るか?
今回は、哲学者・歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏が予言した、「アルゴリズムによって支配される近未来の世界」を参考に「究極の速さを求めるエリートランナーは一体どうなっていくのか?」を妄想してみました。
“あくまでエンターテインメントとして”、お読み頂ければ幸いです。
(*このnoteは2021年1月現在に書かれたものです。)
ハラリ氏によれば、近い将来、ITとバイオテクノロジーの進化によって
凡人が「天才に勝つための戦い方」を必死になって考えてみた。
『自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければなお良い。今まで世の中で能力とか才能なんて思われていたものを超えた、決意の凄みを見せてやるというつもりでやればいいんだよ。』(岡本太郎)
僕にとっての決意とは、「センスの正体」を徹底的に考え、天才と呼ばれる人たちに真正面から勝負を挑むということだった。
そこで今回は、「センスの正体」である「身体を思い通りに動かす技術」を向上さ