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編集した本の感想を書いてくれた人に、お礼を伝えたいマガジン

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編集を手掛けた本の感想を書いてくれた人に「ありがとうございます!」というお礼のマガジンです。読んでくださってありがとうございます。
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#読書感想文

「新装版 わたしが正義について語るなら」を読んで

 やなせたかしさんと言えば「アンパンマン」   子供が小さかった頃、散々お世話になった。…

あきpk
1か月前
5

「すきだらけのビストロ」を読んで

「すきだらけ」には、「好きなものばかり」と「隙がありすぎる」の2パターンありますが、この…

えいこ
9か月前
2

【読書記録】すきだらけのビストロ うつくしき一皿 冬森灯 

今回は冬森灯作『すきだらけのビストロ うつくしき一皿』の感想をアウトプットします。 あら…

さき
3か月前
4

小匙の書室206 ─夕闇通り商店街 純喫茶またたび─

 悩みを抱えたとき、その人の前に現れる《夕闇通り商店街》。  そこにある『純喫茶またたび…

三編 柚菜
5か月前
4

凪良ゆうさんの小説に登場する「揺らぎのある一文」が好き

物語を読んでいると、つい目を留めてしまう一行。 ページをめくる手がはたと止まり、文章の美…

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〖わたしの美しい庭〗 そこにあったのは「私の物語」だった。

私は この「美しい庭」に 今日も訪れる。 ずっと居たくなる。 読み終えたくない。 パラパラと…

空花月湖
3年前
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この思いはただ自分のためだけにあることー凪良ゆう「わたしの美しい庭」

ここは私だけの庭、とてつもなく美しい、或いは、そう信じている。あなたにはあなたの庭があって、あなたが美しいと言うのなら、それはあなただけの美しい庭。 私はそれを否定しないから、どうか私の庭をあなたの言葉で形容しないで。 この小説の登場人物は、それぞれの庭を持っている。庭はそれぞれの人生であり、庭の草木はそれぞれの人生が育んだもの。その庭は、その人だけの庭であり、他人が語り草にすることは許されない。 たったそれだけのシンプルな願いを理解してもらうことは難しい。いや、そもそ

人生は解釈次第で豊かになる。「わたしの美しい庭」を読みました。

凪良ゆうさんの「わたしの美しい庭」を読みました。 登場人物たちが抱える苦しみ、それが解決…

わたしの美しい庭

凪良ゆう『わたしの美しい庭』 屋上に縁切り神社のあるマンションで一緒に暮らしている、血の…

すずな
1年前
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稲妻みたいな恋って人生に一度あれば、ラッキーだ。

凪良ゆうさんの小説 「わたしの美しい庭」 凪良ゆうさんの世界観が私は大好きなんだと思う。…

2

御本拝読「うしろむき夕食店」冬森灯

さっぱり爽やか  昨今、「おいしい小説」系統の小説はかなり賑わってきています。コージーミ…

如月七日
1年前
1

✓うしろむき夕食店/冬森灯

▽あらすじ 二階建てのレトロな洋館に、 ステンドグラスが嵌め込まれた観音開きの扉。 ドアの…

mai
1年前
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『うしろむき夕食店』感想

  今年の2月末くらいに買って、ちまちま読んでいましたが、今日ようやく読み終わりました。 …

ふじたももえ
7か月前
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毎日読書メモ(255)『活版印刷三日月堂 空色の冊子』(ほしおさなえ)

ほしおさなえ『活版印刷三日月堂 空色の冊子』(ポプラ社文庫)、全4冊16エピソードで完了した活版印刷三日月堂シリーズを補完する番外編。これまで1冊に4つのエピソードだったのが、もっと細かい7つのエピソードで、これまでに出てきた登場人物の、もっと細かい物語を付け加えている。「我らの西部劇」の作者の片山、月子の父修平と母カナコの思い出、弓子の祖父母、カナコの大学時代の友人、三日月堂と取引のあった和紙店(新しい登場人物)、三日月堂閉店目前の祖父の物語。そして最後にもう一人全くの新し