本棚:『夕闇通り商店街 たそがれ夕便局』
『夕闇通り商店街 コハク妖菓子店』につづく本書。「たそがれ夕便局」では、手紙を「過去・現在・未来のどこへでも、だれにでもお出しいただけます」という不思議な郵便局。しかし、この郵便局へやって来れるのは、霊・生き霊・悩みを抱えた人間のみで…。
連作短編集なのですが、三通目(三話目)は、小学生の頃、毎年、夏休みに訪れていた祖母の家の近所に住んでいた友達への手紙。喧嘩別れした翌年、仲直りできると思っていたら、引っ越してしまっていて、そのまま縁が切れてしまっていました。しかし、「たそ