人生は解釈次第で豊かになる。「わたしの美しい庭」を読みました。
凪良ゆうさんの「わたしの美しい庭」を読みました。
登場人物たちが抱える苦しみ、それが解決はされなくとも、同じ苦しみを抱える人間どうしの触れ合いで、救いが生まれていく。
とても心が温かくなる本でした。
後半で引用されていたニーチェの言葉
「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけ」という言葉が心に残りました。
全ては解釈次第なのだと思います。
現実を悲劇だと捉えることもできるし、視点を変えて喜劇だと面白がっていけたら素晴らしいです。
例えば、僕は今日、油そばを食べに行きつけのラーメン屋へと行きました。
しかし定休日で、結局楽しみにしていた油そばを食べることができませんでした。悲劇です。
解釈を変えます。
油そばを食べられなかったってことは、違うものを食べるチャンスじゃないか!
気になっていた別のラーメン屋へと足を運び、濃厚なラーメンに舌鼓を打ちました。
避けられない悲劇でも、解釈を前向きに変えていこうという心がけ次第で、人生はいくらでも喜劇へと物語を変えていけます。
また、本に出てくる「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉にも、心が救われました。
今日がどんな日であろうと、過ぎてしまえば関係ありません。
何もせずベットで悶々としていた今日だって、過ぎ去って過去へと変わっていきます。
そして人生はいつか必ず終わります。
全ては過ぎ去っていき、終わっていきます。
過ぎたことに執着せず、軽やかに手放しながら、気楽に生きていけたらいいです。
過去の後悔で人生を無駄にはしたくありません。
反対に、過ぎた過去が素晴らしい思い出になったのなら、何度でも思い出して、噛み締めていけばいいのです。
今日は筋トレをしてサウナに行ってラーメンを食べて本を読んで、最高の1日でした。
過去へ変わっていく1日を、大切に抱きしめながら、眠りに落ちたいと思います。
人間に苦しみはつきものなのでしょう。
でもその苦しみがあるからこそ人の優しさに感動することもあり、たまに訪れる心が凪いでいる瞬間に、ありがたいと思える。
解釈を変えながら、過去を手放しながら。
これからも人生を楽しんでいけたらいいなと思いました。
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