あきpk

昭和生まれ。会社員生活を経て、平成に起業し、令和に売却。 現在、新しい道を模索中。

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マガジン

  • 戯れ言

    何かを見たり、聴いたりして、気が付いたことや考えたことなどを、書き綴ってみました

  • 読後感

    本を読んだ感想や、本の内容に触発されて調べたこと、考えたことを、思いつくままに書き綴ってみました。

最近の記事

「人口で語る世界史」を読んで

 ポール・モーランド著「人口で語る世界史」(発行所:㈱文藝春秋)を読んだ。  本書を買ったのは、ほぼ1年前だけど、読み始めたのはつい最近。ずっと机の端、本の山に埋もれてた。 当時、エマニュエル・トッドさんの家族類型に触れて興味を持ち、「人口動態」に拡がり、本屋さんに行った。 トッドさんの本の他にも、何冊かの「人口本」と一緒に本書を買った。 でも、本書は分厚くてちょっと敷居が高そうな内容だったので、しばらく放置。 ならば、どうして買ったんだ、とも思うが。  本書は、イギリス

    • 読書感想ブログを始めて、気付いたこと

       2023年の春先、東京に行った際に買った「音楽と生命」(福岡伸一・坂本龍一著)を読んで面白かったことをブログに書いた。  好きな本のことなら、気負うことなく続けられる。そう思って、読書感想ブログをスタート。 50冊以上の本を紹介してきたけど、まだまだ。 著者へのリスペクトを忘れずに  読書感想ブログを始めて「難しいな!」と思ったことがある。 読んだ本のことを、どこまで紹介していいのか、ということだ。 映画やドラマのPRのため、監督やキャストたちが、いわゆる「番宣」するけ

      • 「60歳からの知っておくべき経済学」を読んで

         高橋洋一著「「60歳からの知っておくべき経済学」(発行所:㈱扶桑社)を読んだ。 https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594097301  日本は、超少子高齢化社会。本書のような高齢者向けの本は、ますます増えていくんだろうな。 それに若い人たちは電子書籍に移行しているし。 まぁ、書店でのんびり本を物色するなんて、年寄の特権なのかも知れない。 でも、どうせなら、字も大きくして、行間を空けてくれるといいのに。  世界中で高齢化

        • 「国家の総力」を読んで

           兼原信克・高見澤將林 編著「国家の総力」(発行所:㈱新潮社)を読んでみた。  数々のランキングで日本の事を知るが、総力としての日本はどうなんだろう、と思っていたので、本書はピッタリ。 でも、読んでみて、ちょっと恐れ慄いた。頑張らなきゃ。  本書は、著者ら二人の他に、8名の識者による対談集。いずれの方々も、日本の行政の中枢で活躍され、現在はその任を外れている。もちろん、その後も何らかの公職に就いている人もいる。  まぁ、だから、本書は、OBたち繰り言のような、“今の若い奴ら

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        • 戯れ言
          14本
        • 読後感
          77本

        記事

          「政治のキホンが2時間で全部頭に入る」を読んで

           選挙の数日前、本屋をうろついていた時、買いたい本もないな、と帰りかけた時目についた本が、馬屋原吉博著「政治のキホンが2時間で全部頭に入る」(発行所:㈱すばる舎)。  著者のプロフィールを見ると、中学受験の専門講師だそうで、だから本書は小学生でもわかる政治のキホンということかも知れない。  「大人向けじゃないのか」とも思ったけど、忘れてしまっていたことを思い出すには、そんな本でも役に立つ。  私の場合、政治には ほとんど関心がない。地元選出議員すら名前が出てこない。 もち

          「政治のキホンが2時間で全部頭に入る」を読んで

          「中国を見破る」を読んで

           楊海英著「中国を見破る」(発行所:㈱PHP研究所)を読んでみた。  中国はお隣の国で、多くの人々が行き来している。私自身は、昔、イギリス領時代の香港に行った事があるくらいで、中国に行った事はない。最近の日中関係は、経済的なつながりも大きいらしいが、なんだかんだと対立することもあるよう。 結局、いつも断片的情報を得る程度での知識しかない。  そんなこともあって、本書を手にとった。  本書のタイトルは「中国を見破る」だけど、まぁ、たった一冊の本を読んだだけで、中国を知った風

          「中国を見破る」を読んで

          「成功はゴミ箱の中に」を読んで

            何年か前に、レイ・クロック/ロバート・アンダーソン著「成功はゴミ箱の中に」(発行所:㈱プレジデント社)を読んだ。けど、どんな内容だったか…タイトルを見ても思い出せない。東京からココに移住する際、処分しなかった数少ない本だというのに。  あのマクドナルドの創業者は、マクドナルド兄弟であるのは間違いない。だけど、今日のような巨大チェーン店を築いたのは、本書著者のレイ・クロックさんだったそうだ。  本書の原書(英語版)は、1977年にアメリカで出版され、今でも読み継がれてい

          「成功はゴミ箱の中に」を読んで

          「これから伸びる日本企業」を読んで

           黒島光昭著「これから伸びる日本企業」(発行所:㈱幻冬舎)を読んだ。  本書は、投資信託会社の投資部門責任者の自伝的持論のようなもので、一般のビジネス書とはちょっと毛色が違う。けど、あれこれ考えさせられ、面白かった。 やり直せる社会って、イイな  著者の略歴を見て、「えっ!」と興味が湧いた。 著者は、本書の舞台となる投資信託会社の社長を何年か担い、そして、退任してる。 その後は、全く別の仕事に就いていたのに、出戻って、後任社長の元で働いてる。 「取締役最高投資責任者兼運

          「これから伸びる日本企業」を読んで

          「新装版 わたしが正義について語るなら」を読んで

           やなせたかしさんと言えば「アンパンマン」   子供が小さかった頃、散々お世話になった。 私自身は、学友が買ってきた「詩とメルヘン」の創刊号での出会いが最初。それから、美しい絵に惹かれていった。  その著者が書いた「新装版 わたしが正義について語るなら」(発行所:㈱ポプラ社)を読んだ。 初版は2009年に出版されたようで、15年程前の本らしい。著者は、こんな本も書くんだな、とwikipediaをみたら、いろんなことをやってきた人だった。 心に沁みる  本書は、著者が90

          「新装版 わたしが正義について語るなら」を読んで

          「Invention and Innovation」を読んで

           「何やら面白そう」と飛びついたのが、バーツラフ・ミッシェル著「Invention and Innovation」(発行所:㈱河出書房新社)。  でも、第一章から産業技術史のような感じで、ちょっと暑苦しい。でも、あれこれといろんな話しが少しずつ。こちらも、あちらこちらと調べながら、読み進める。何だか、“するめ”を食べた時のような、味わい深いものが のあった。 いいアイデアでも、上手くいかない時もある  第一章に書いてあった次の3つが本書のイントロ。   ■   歓迎さ

          「Invention and Innovation」を読んで

          「文藝春秋と政権構想」を読んで

           鈴木洋嗣著「文藝春秋と政権構想」(発行所:㈱講談社)を読んだ。  著者は週刊文春時代に政治関連の記者となり、その中で懇意になった安倍晋三、菅義偉、梶山静六、細川護熙の4人の政治家の知遇を得、本書を仕上げている。 文藝春秋って、そうだったんだ  本書に「文藝春秋」と書名にあるのに、「講談社」から出版したんだ、と思った。  古巣への遠慮なくのか、圧力があったのか。事情は知らないけど、政治家にはズケズケ言うのに、自分事にはあまり触れないんだな。  それにしても、文藝春秋っ

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          『老いては「好き」に従え』を読んで

           片岡鶴太郎著『老いては「好き」に従え』(発行所:㈱幻冬舎)。  著者は言わずと知れたコメディアン。 最近は、コメディアンというよりも、俳優、画家、書家の方が有名かも。昔は、プロボクサーのライセンスを取得したとか。あれこれと始め、極めるタイプのよう。 本書によると、10年前くらいから始めているヨガを軸にライフスタイルが一変。  本書タイトルだけみれば、年寄向けの本のようだけど、私には「いつでも誰でもできる、自己変革の進め方」という風に感じた。  「老いては子に従え」と「亀

          『老いては「好き」に従え』を読んで

          「運」を読んで

           安田隆夫著「運」(発行所:㈱文藝春秋)を読んだ。  帯に著者の写真が掲載されていた。ちょっとやんちゃそうなおっさんだなぁ~と思ったら、あのドンキの創業者だった。  著者が最初に起業したのは「泥棒市場」という小売店。たった一店舗で始めて、それが今日のドン・キホーテに繋がっていることは、どこかで聞きかじったことがあった。もちろん、ドンキで何度も買い物もしてる。  けど、創業者の顔なんて知らないし、まして、小売業界でファストリに次ぐ4位の巨大企業になってるなんて、思いもしなかっ

          「運」を読んで

          「サイバースペースの地政学」を読んで

           小宮山功一郎・小泉悠著「サイバースペースの地政学」(発行所:㈱早川書房)を読んだ。   書店で見かけ、気になった。ちょっとページをめくって、なるほど。 そうだった、そうだよな。「WebもSNS」もネットワーク上だけど、実際は物理的などこかに設置されたコンピュータの中にある。  当たり前のことだけど、うっかり忘れていた。  世界とつながる唯一の道~海底ケーブル  日本は島国で、どこの国とも物理的に接してない。今も昔も変わらない、孤立無援の独立国家。  だから、諸外国とは

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          「動的平衡ダイアローグ」を読んで

           先日、東京に行った折に、福岡伸一著「動的平衡ダイアローグ」(発行所:小学館)を読んだ。  去年も東京に行き、著者と坂本龍一の共著「音楽と生命」(発行所:集英社)を買って、空港で読み始めて、ワクワクした。   noteに読書感想ブログを書き始めたのも、「音楽と生命」から。   本書は、福岡先生と斯界有識者との対談集。対談相手は、小泉今日子に始まり、カズオ・イシグロ、平野啓一郎、佐藤勝彦、玄侑宗久、ジャレド・ダイアモンド、隈研吾、鶴岡真弓、千住博の9人。  全くジャンルの違

          「動的平衡ダイアローグ」を読んで

          「暗殺」を読んで

           巷で話題になってる柴田哲孝著「暗殺」(発行所:㈱幻冬舎)を読んだ。  著者の本は、何冊か読んできた。「TENGU」を読んだ時の、ゾッとするほどの怖さが印象に残っていて、ストーリーテラーだな、と思ってる。  本書が売り出された時も、気になったけど、「暗殺」という文字が妙に禍々しくて忌避した。   けど、気になる・・・   しばらくしてから本屋さんに行ったら、本書が売り切れてた。他の本屋さんに行っても売り切れ・・・。何処にもない。 そうなると、ヘンなもので何としてでも読

          「暗殺」を読んで