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#エッセイ
早稲田卒業まで暇だからSEXしよっか。
ないものだらけだった。
友だちいない、恋人いない、治療費がない、食費がない、衣服がない、引越し先がない、内定がない。
夏休み、
っていうか卒業確定した大学5年生の身分なので、就職先もなければもうあとは永遠に休みかもしれないんだけど、スケジュール帳は白紙だった。
笑っちゃうほど何もない!
無が、ある!
はっはっは、やべえーーー。
吟遊詩人や旅人でいるならそれでいいのだけど、だって
男性ホルモン半年経って少年になりましたとさ。
あれから6ヶ月。
半年、性同一性障害にとって最初の半年がキツイんだよ、と念を押されていた。
突如、生い茂った森に投げ込まれて、息もうまくできずに、ガムシャラに拓けたゴールを探すゲームだった。
ようやく今、向き合って文章を書けそうな状態まで回復したので、半年間をまとめておく。
Good newsかBad news、どっちを先聞きたい?ってアメリカ映画みたいなセリフを言わせてもらおう。どちらも確か
初めてメンズ下着を履いた日 2018.6
(どうも、空衣です。男じゃないけど男になっていく人です。
一人称はボクではないけど、文章上はそう書くことが多いかも。
書いているものは自分の体験・感じたことがメインであり、だれかを傷つける意図はありません。よろしくね。)
2018年、梅雨。
んんん、それはおかしいかも。
梅雨っていうか、ドイツにはそんな時期はなかった。ただ、ボクの心には煮え切らない雲があった。そのモヤモヤを振り切るところまで飛