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生活を止めるな

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本
ごくごく普通の24歳の私の、生活のことです。 何気ないものから、ちょっと面白かったことまで、書き残しました。
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文乃

#創作大賞2024

文乃

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神頼み

明日は健康診断です。健康診断って、なんだか通知表と似ています。この1年間どんな生活習慣だったか、自分は本当に健康なのかどうか、数値として評価されるような感じが。オール5とはいかなくとも、特記事項が無く、「要精密検査」などという心臓に悪い言葉もなく、ただ健康であることを再確認できるように祈ります。もうすぐ8月、きっとここからが夏本番です。冷たいお蕎麦も、アイスクリームも、キンキンに消えたビールと焼き鳥も、全部全部食べたいんだから、健康でなきゃ困ります。頼んだぞ、私。（もう遅い）
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夏、いよいよ

外からねぶた囃子が聞こえています。昨日今日は、近隣の小学校のねぶた運行の日なのです。ねぶた祭り自体は8月2日からだけれど、青森の街は早くも活気付いてきています。もうそんな時期かと驚きつつ、ねぶた囃子を聞くとやはり血が騒ぐというか、青森の人間なのだと感じます。今日は本を1冊、買いました。ずっと気になっていた、小川糸さんのエッセイ。そして、素敵な曲を1曲、知りました。星野源さんの「日常」という曲。「みんなが嫌うものが好きでも　それでもいいのよ　みんなが好きなものが好きでも　それでもいいのよ」素敵な歌詞です。
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きらきらしてるから

きらきらしてるから

父と母から、ひと足早めの誕生日プレゼントを貰った。
ずっと欲しかったブランドの、高いリップとアイシャドウ。
デパートから帰宅し、急いで自分の部屋に駆け上がる。
そして恐る恐る、箱から出していく。
「わぁ…」
それは思わず声が漏れるほどに、美しく、上品だった。

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デパートの化

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続・まもなく、無職です

続・まもなく、無職です

青森に帰ってきた。
約4年間、青森を離れていたが、割と頻繁に帰省していたので懐かしさはあまり感じなかった。
青森を離れた時は、祖父も祖母も生きていた。
帰ってきた今、2人はもういない。
青森に帰ると決め、ケーキ屋を退職してしばらく経った頃、祖母が亡くなった。
認知症を患い、施設で暮らしていた祖母はとても穏やかな人で、亡くなる時も穏やかに、静かに息を引き取ったそうだ。
私は祖父の時と同じ思いはするま

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まもなく、無職です

まもなく、無職です

私は自由になる。
今月末、1年間続けた仕事を退職する。
たった1年だったけれど、辞めると伝えた時、上司や同期が悲しい顔をして、引きとめてくれたことが嬉しかった。
それでも、私の想いを伝えると、「応援する」と背中を押してくれたことに、感謝したい。
社会人としての私は、決して胸を張って人に言えるようなものではなかったと思う。
けれどどの経験も、今の私にとってはなくてはならないものだった。

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大人の階段

お寺へ行ってきた。月に1度、住職さんとオヤツを食べながらお喋りする。私にはこの時間が必要だ。私が焼いたクッキーを食べながら、ダサくてダメダメな自分を許せるかどうかって大事だよねとか、笑って死ねる奴なんてきっといないよねとか、結局のところ自分を知るには他者と関わるしかないよねとか、そういう話をした。「自分に娘はいないけれど、あなたが大人の階段を登っていくのを見ることができて嬉しく思います。」住職さんはそう言ってくれた。私はちゃんと大人になれているのだろうか。ココアのクッキーは少しビターで、大人の味がした。
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家族ってなんだ

家族ってなんだ

家族ってなんなんだろう。
世の中には心から信頼し合い、愛情に満ち溢れた家族もいれば、信じられないくらい壮絶で、むしろ離れた方が双方のためなのではないかというくらい悲惨な状態の家族もいる。
ただ血が繋がっていれば家族なのか、心が繋がっていてこその家族なのか。
もうすぐ24歳の誕生日を迎えようとしている今、家族について考えてみることにした。

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まあるい心臓

「誕生日に欲しいものはありますか？」LINEが届きました。高校の時に出会い、かれこれ8年以上の付き合いになる友人からでした。嬉しくて思わずスクショして、気がつくと顔がにやけています。彼女はとても穏やかで、笑顔が可愛くて、私と同じく絵を描く人です。犬とお母さんとクッキーが好きで、なにより、とても優しいのです。彼女の心臓はきっとまあるい形をしているんじゃないかな、と私は思っています。それにしても、誕生日を覚えていてくれる友達がいるということが、どれだけありがたく嬉しいことかと、毎年思います。
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本はともだち

昨日、仕事をサボってBOOKOFFに行ってきました。以前売ってしまったけれど、今の自分に必要だと思って書い直した絵本や、ずっと気になっていた小説、エッセイをお迎えしました。これだけ買っても1,100円という安さ。単行本1冊分のお値段で、5冊買えてしまうお得さ。どの本も状態がよく、丁寧に読まれていたことがわかります。それにしても、本を選んでいる時のあのワクワクする感じ、たまらないですよね。ああ、今日はこれをじっくりと読みたいのだけれど、仕事に行かなければなりません。良い子にお留守番してておくれよ。
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旅が足りない

旅に出たい。最近の私は、とにかく旅がしたくてたまりません。会社のPCでGoogleマップを開き、アジア、ヨーロッパの国々を、四角い画面の中で巡っていきます。ストリートビューでフランスやオーストラリア、インドなんかの街を探索して、行ってみたいな〜と思うのです。「やってみたいことは、やってみるんだ。」昨日読んだ本に、そう書いてありました。本当に、行っちゃう…？私はおひとり様海外旅行のツアーを検索しては、現実との狭間で揺れ動き、葛藤するのでした。この写真は、学生時代に行ったインドネシアのオーシャンビューです。
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未知との遭遇

朝、冷蔵庫の中のアボカドと目が合いました。そうだ、昨日焼き鳥と一緒におつまみとして食べようと思って買ったんだった。うまい焼き鳥とうまい酒を飲んだら、すっかり忘れていました。ナイフを入れると、するっと綺麗に剥けてくれて、タネも簡単に取れました。食べごろだったんですね。さて、種をどうするか。昔、雑誌か何かでアボカドの種から芽が出ますという記事を読んだことがあったのを思い出しました。やってみよう！可愛いけれど使っていないグラスに水を入れて、種をぽちゃん。未知との遭遇は、果たしてできるのでしょうか。乞うご期待。
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優柔不断というやつ

決められない。貴重な休日、何をして過ごすか。お昼ごはん何を食べるか。欲しかったアレを買うかどうか。コッペパンに好きな具を挟めるよと言われた時、すぐに決められたためしがない。あれもこれも、全部やりたくなっている。効率よく休日を楽しむには。やりたいことをどうやったら詰め込めるか…その日その日の、気の向くままに動ける人に憧れがあります。気分よりも効率を優先してしまう自分に、嫌気がさすときもあります。優柔不断な私は、今日も悩むのでした。
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6月の終わりに

高校の時の日本史の先生と、飲みに行くことになりました。私は高校時代弓道部で、その顧問でもあった先生のことが、とても好きなのです。さばさばしていて、決して熱血タイプではないのだけれど、時に、的を得たような言葉をくれる。そんな先生でした。卒業してから5年、弓道を再開したのをきっかけにまた会うことができました。もうとっくに成人した私が、5年分の話したかったことを話しながら、先生とお酒を飲める日が来るとは。6月も終わりに差し掛かる今、こんなにも楽しい予定ができてしまいました。それにしても、綺麗な紫陽花です。
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残りものにはなんとやら

残りものにはなんとやら

今日は、地元の博物館で開催された、古書市に行ってきました。
とにかく暑い日でした。
じっとしているだけでも、じんわりと首筋に汗が滲みます。
博物館の中では古本や雑貨が販売されていて、外では冷たい飲み物や軽食が食べられるみたいでした。
この暑い日にひんやりとした飲み物は需要と供給がぴったりで、さぞかし美味しく感じられることでしょう。
しかし私のお目当ては古本なので、一直線に博物館の中へ向かいました。

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