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友人を訪ねて ドイツ ケルン 2日目
朝食後 to doリストを作り、少しずつこなして行く。この際だから断捨離をお勧めしたが、気力がなくて選べないので、全てを持っていくことにして、引っ越して元気になったら少しずつ片付けるそうだ。それも大変だが、仕方ない。
ケルンには雅の会と言う日本人会があり、月に一度会食を天晴と言う店でしていて、昨日お誘いの電話があり、2人で出掛けることにした。12:30-15:00迄の都合のつく時間に参加して各々好きな物を頼みお喋りをすると言うフランクな会。しかし出掛けに床間を家に作ったので、掛軸か屏風が欲しいと日本人の奥さんとドイツ人のご夫妻がみえて、少し遅くなる。孫のY君に駅まで送ってもらい、路面電車でケルンの街中に。街中を見ながらの路面電車移動は楽しい。今日も良い天気で緑が多く低めの建物が続く。
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今回は参加者が少なく私を入れて8人。皆さんは天ぷら定食に、特別にご飯をうどんにしてもらった人、鯖焼き定食を食べていらした。ドイツでは金曜日が魚を食べる日だそうだが、種類は少ないし、青魚はあまり食べられないそうで、マラガの様子を話したらとても羨ましがられた。
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私はお薦めの天ぷら定食を頂く。前菜のポテトサラダはほんのり甘い、懐かしい日本の味。天ぷらは海老、ししとう、なす、キス、帆立、パプリカ、いんげん等。天つゆに大根おろし、きちんとした日本の天ぷらだった。デザートは栗とあずきが入った豆腐プリン。おいしかった。皆さんはコーヒーを飲みにカフェに。私はほぼ真っすぐで大聖堂まで歩いて行ける道を教わって、1人でケルン観光。皆さんとても親切で、帰りまで心配してくださり、アドバイスももらい、街歩き開始。
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金曜日の午後、通りには人出が多い。ケルンは多国籍の人達が沢山いる。途中で最近孫がはまっているLego専門店に入ると、カタログを配布していたのでもらう。ちびはこういうカタログが大好き。色んな種類の物があったが、自分で人形のデザインをしたら、それをすぐに作ってくれるサービスが面白かった。色んな世代の人達が目を輝かせて店内のあちこちにいた。すごい人気。バイエルンにはレゴランドがある。いつかちびと行ってみようか?
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大聖堂に着く。ゴシック建築世界最大の建物。世界遺産。巨塔だ。続々と入っていく人たちに続いて行ったら、なんと無料で入れた。
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ものすごい天井高の建物の外観は黒いが、中からは美しい色とりどりのステンドグラスがある。ここは6世紀以上に渡って作られたそうで、ステンドグラス一つとっても、色んなスタイルのものがあり、時代を超えた職人技のアーツ&クラフトの宝庫。流石に圧巻。ぐるりと堪能し、地下も見て退出。
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改めて別のアングルで外観を見て、隣にあるルートビッヒ美術館に行く。20世紀から現代までに特化した世界有数の美術館。その優れたコレクションは、チョコレートで財を成した市民からの寄贈をもとに形成されてきたそうだ、とランチの際に皆さんに聞いた。建物にはコンサートホールや映画館も併設されていて、素晴らしい文化スポット。日本人の作品では、大好きなイサムノグチ、草間彌生、舟越桂。ピカソの多様性が見られる作品群はこの手の美術館では最多の作品数のようだ。ご夫妻の興味の広さと、作品の選び方がとても面白かった。大満足。
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しかしここで大問題発生。携帯のバッテリー切れ。これでは友人に連絡できないし、帰りの経路も調べられない。美術館のインフォメーションの女性に聞いてみたがIphone だと言う。充電器を買うか、マックかスタバで誰かに充電させてもらう?と言う提案があったまずは路面電車の駅に向かって歩き、途中充電器が買えそうな店を探したが無い。カフェでも2軒ほど聞いたが皆iPhone 。そういえば来る時にapple の店に長蛇の列ができているのを見た。ケルン名産のビールを飲ませる店を横目に、ようやくホテルらしい建物を見つけ、フロントで相談したら、もちろんありますよ。ここで充電できますが、10ユーロのデポジットが必要だと言う。あー良かった。困った時のホテルフロントマン!無事に充電して路面電車で帰路に。
今度は友人が運転して迎えに来てくれた。帰りにスーパーで買い出し。Edekaと言うドイツの店。野菜、果物、パン、ヨーグルト、ハム、ソーセージ、チーズにパンにのせると美味しいというサラダなどというらしいものを色々と買って、ミネラルウォーターにビール。ケルンは有名なビール産地。ケルシュがその総称。やはりビールは瓶、と言うことで瓶ビールを買う。やはりスーパーには魚売り場はなく、ハム・ソーセージ類がとても豊富。楽しいお買い物だった。
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帰ったら娘さんが作った夕飯が届いていた。ロールキャベツとミートボールにポテト。ピリ辛の野菜ソースがおいしかった。毎日食事を作って、孫に持たせてくれるそうで、素晴らしい。ケルシュビールとよく合う料理だった。