マガジンのカバー画像

自分自身の話を書くエッセイ集(仮)

17
Haruki-UCとは何者なのか。どんな人生を生きてきたのか。
運営しているクリエイター

#孤独

孤独と、僕にとっての表現の理想の形

孤独と、僕にとっての表現の理想の形

孤独に苦しんで生きてきました。三十年ほどの人生のなかで、僕を最も苦しめたものは孤独だといってもいいだろう。

孤独にもいくつかの種類がある。僕の場合は物理的に孤立していたわけじゃない。周りに友達と呼べる人間がいることも多かった。

ひとりでいるときよりはむしろ、多人数でいるときに孤独を感じた。自分は無理をしているな、状況に合わせた擬態をしているな、それはつまり自分を殺しているな、と感じていた。

もっとみる

寂しくてしかたがなかった大学時代にずっと聴いていたSyrup16gの音楽、そして再度「着ぐるみ」の話

僕は毒親育ちの影響で、寂しがり屋です。
とくに大学生のときが人生の中で最も強く寂しさを感じていたと思います。(今も寂しいけど)

その時期に狂ったように聴き続けていたのがSyrup16gという、スリーピースロックバンドの歌でした。

どういう種類の寂しさ、孤独を感じていたのか
一口に寂しさといっても、いくつか種類がありますよね。

僕は授業にしろ課外活動にしろ、ほとんどいつも誰かと行動を共にしてい

もっとみる
去っていった後も根っこで支えられている長年の親友の話

去っていった後も根っこで支えられている長年の親友の話

 僕の今までの人生で一番の親友は、高校時代に精神科の閉鎖病棟へ入院していたことがあります。その上、そこから脱走してパトカーに囲まれ、さらに自殺を試みたため強制的に取り押さえられ、拘束されたらしいです。

 彼は僕と同じ高校に通っていて、日々リストカットを繰り返していました。それも皮膚の表面を切るだけでなく、血が勢いよく噴き出すほどの深いリストカットです。

 その行動の原因を僕の立場から断ずること

もっとみる