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2021年に詠んだ短歌まとめ

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(三年目)
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2021年9月の記事一覧

短歌連作「雑誌をさがすことを楽しむ」 7首

短歌連作「雑誌をさがすことを楽しむ」 7首

駅前の小さな書店お目当ての雑誌をさがすことを楽しむ

腕時計、家庭菜園、手芸など雑誌の棚の未知の惑星

湊かなえ、東野圭吾のすぐそばに陳列されるカフカやヘッセ

ものものしい鏡 防犯カメラあり 婦人誌やたら見ている男

オレンジページ・婦人画報に挟まれてMeets四冊棚に重なる

『Meets』取り「レッツ短歌!」へページ繰る上昇してく心拍数も

とくとくとく鳴る心臓と有線のサンボマスターだけの世

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Meets Regional 2021年10月号
『岡野大嗣と詠むレッツ短歌!』に、僕の短歌が掲載されました。

Meets Regional 2021年10月号 『岡野大嗣と詠むレッツ短歌!』に、僕の短歌が掲載されました。

Meets Regional 2021年10月号
『岡野大嗣と詠むレッツ短歌!』第5回「夏の終わり」に、
僕の短歌が掲載されました。

台風の去ったあとでも「運休」の赤いひかりをおぼえていたい/Haruki-UC

岡野大嗣さんの評:臨時の「赤いひかり」が、過ぎ去った夏の一回性を際立たせる。眼裏に強く残る一首。

ありがとうございます。美しい評もうれしいです。

書店にて今月号の『Meets』をさ

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短歌連作「園長が見守っていた」 9首

ようちえんに行きたがらない母親と離れたくないはるのバス停

日直がいやで休んだようちえん また翌日も日直だった

きげんよく通えるための母と子の一ページずつ交換日記

学歴の話でひとが変わる母この頃はまだこの頃はまだ

たんじょうび会にて好きないろ聞かれぱっとオレンジと答えたけれど

おとうとに兄と呼ばれるのがいやだ 縦社会にはなじまぬ僕か

いもの絵が収まりきらず二枚目を付け足す先生いての大作

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短歌連作「信仰の不自由」 20首

一定の拍子で進むしめやかな十数人の唱歌と踊り

拍子木に笛に太鼓に三味線にお経のようなわからない歌

毎月の儀式につどい少年の僕は太鼓を叩かされてた

祭壇の前のひとびと一斉に拍手四回 轟音となる

一階は祖父母の部屋に台所 二階まるごと大部屋の祭壇

祖父母から強制があり「しゃあない」と母は子供に強制をする

大人らの拍手や礼のしかたにも微妙な違いあって見ている

寄付金の一部で買った米、魚、白

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