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Haruki-UC
2021年7月30日 20:54
顔のない人々の群れ ひらひらと灰によく似た雪の降る街言えるわけない言葉たちが残ってて景色が剥がれ落ちてく二月腸を引き抜かれるような別れだ だけど笑って戦わなきゃな冬のよる空が重くて遠い灯があまりに遠く行くあてはない楽園のイミテーションだ 地下室の少年がドア強く叩いた折れている翼で空は飛べないね 当たり前だね 当たり前、だね皆はもう行ってしまった進めないたったひとりの僕の戦争
2021年7月6日 18:00
見ていられない現実があるために誰もがながい夢を見ている多面体としての他者に着かぬまま脳の迷路を点から点へ虹ですら赤のほかには見もしない人が見上げる真っ赤な空だ現実と願望をすり替えたのだ無人の街の怒れる怪盗話し合うほどに濃霧につつまれて果ては虚空と怒鳴り合ってる絶滅のケモノの角はアクリルのなかで戦のゆめを見ている強くなく美しくなく正しくもないケモノらは都市を創ったビルとい
2021年7月6日 17:34
世の中の細部に秘められてる愛たとえば飛び出す絵本だったり絵本から飛び出すウサギ 浮き上がる罪悪感だこんな大人で誰に言うわけでもないが生きていてごめんなさいとよく口にするゆうぐれの車窓にうつる鉄橋ととおき叫びと硬質な海今日だけは沈み込みたいまろやかなキリンラガーの金色の海発泡酒ではなくビール 爽よりもハーゲンダッツ ひとり飲み会っ夏季メニューにレモンタルトを書き足した