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2021年7月の記事一覧

ロボットの心③【her世界でひとつの彼女】

ロボットの心③【her世界でひとつの彼女】

男女の恋愛や結婚って、
幸せなこともたくさんあるけど、

人間同士お互いを理解し合うのって、
ほんと難しい。
時間もかかる。

何度も同じ言葉を繰り返して、
それでも伝わらなくて、
もどかしさにいらつきながらも
お互い納得の着地点を
見つけながら歩んでいくわけです。

着地点が見出せず、
お別れしてしまう人たちもいますが。

それでも

恋をする気持ちは素晴らしい。
愛する人と共に過ごす喜び、慈し

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ロボットの心②【PLUTO】

ロボットの心②【PLUTO】

間違う頭脳こそが完璧。

完璧を求めてどこまでも研究し続ける。
いつかはロボットが人間を超えてしまうと、
誰もが知っている。
でもやめられない研究者魂。

人を殺すかもしれない深い憎悪。
これが電子頭脳を最も育てる、
間違いを犯すプログラム。

禁断に着手するか否か。

10年以上前に読んだ浦沢直樹の「PLUTO」
ロボットの「心」を描いたこの作品は号泣モンでした。

言わずと知れた手塚治虫の「鉄

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ロボットの「心」を考える

ロボットの「心」を考える

幼少期、ロボットのアニメやら
特撮ものが流行の時代だったからなのか、

人間とロボットの友情、愛情の物語。
人間からの蔑み、差別など、

ずっしり心に響いてしまうものが多かった。

機械には心がないと言うけど、
「心がないのは人間のほうだ!」
って子どもながらに思ってました。

★*―――――*★*―――――*★*――――

1920年、「ロボット」という言葉を作ったカレル・チャペックの戯曲を皮切

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親分は食料調達【項羽と劉邦】

親分は食料調達【項羽と劉邦】

日本は、四方を海に囲まれているので
常に湿気にさらされている。

梅雨があるし、夏は高温多湿だし、
冬には日本海側は大雪だし。

胃腸は湿気が苦手で、
湿が体に入ってくると、途端に具合が悪くなる。

だから、日本人は民族的に胃腸の弱い人が多い。
食も細い。

一方、大陸の国々は、湿度の影響もないから、
胃腸も強く、食べる量も日本人とは比べ物にならない。

漢方薬でも日本人は小さな一包みを
朝晩に分

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少女マンガ語りたいその2

少女マンガ語りたいその2

先日、70年代、80年代の少女マンガの
ことを書きましたが、

忘れていたことを思い出す嬉しさに、
わー、懐かしい!!ってテンションが上がる。

ここ最近、
昔の話しをしていると脳が活性化されるのか、
どんどん楽しくなって

やめられなくなる。

よくおじいちゃん、おばあちゃんが
昔の話しばっかりしてて

もーっ、また!!?

って思ってた。

あれか?

あれがついに私にも来たのか?

記事がき

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軍事の天才が推し

軍事の天才が推し

時代小説をよく読むけど、私は将軍より軍師が好きだ。

知的で冷静。誰も思いつかないところに、
考えが及ぶ。

尊敬とともに素直にカッコいいと思う。
好きなタイプと言っちゃってもいい。

あらゆる才能の中でも、
軍事の才能というのは稀有で特殊なもの。
百人に一人いるかいないか…。

そしてそれは、養成や教育は利かない。

ただ偶然、何者かに宿るのみ。

更には、何者に宿っているかを
見抜くのにもある

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美しい水滴を雨と呼ぶ【dot】秦基博

美しい水滴を雨と呼ぶ【dot】秦基博

雨が降り続く日、窓から空を眺めると思い出す。

秦基博の曲の中で一番好きな「dot」
詞が美しい。。

10tもの水が頭上にたまる初夏の頃
水の星の悦にひたる そんな文字通りの午後

この梅雨の時期を
こんなにも美しく描いた歌。
他にある?

数え切れぬほどの水滴で
空はまるで宗教画
なんていびつでキレイなものだろう
それを「雨」と呼ぶことにした

雨、水摘、dot、点・・。
全てイメ

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