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おすすめの本一覧

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「誰かにおすすめしたい!」と思った本をまとめています。新旧・ジャンル不問。
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2024年4月の記事一覧

著…萩原朔太郎 絵…しきみ『猫町』

著…萩原朔太郎 絵…しきみ『猫町』

 最近よく異世界モノの作品を見かけますよね?

 漫画、小説、アニメに「異世界」と名のつく作品の多いこと多いこと…。

 このことから、いかに現代人が「異世界へ行きたい」と思っているかがよく分かります。

 きっとみんな現実世界のありさまに辟易しているのですね…。

 さて、この小説の主人公も、まさに現実世界にうんざりしているタイプ。

 ただし、主人公の場合、異世界モノの作品を楽しんでしばしの夢

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編著…パイインターナショナル『世界の街角グルメ』

編著…パイインターナショナル『世界の街角グルメ』

 まるで今まさに自分が美味しいもの巡りの世界旅行をしているかのような気分を味わえる本。

 思わず旅に出たくなる一冊です。

 「美味しいもの」といっても、ドレスコードのある高級店で緊張しながら頂くお料理ではありません。

 気取らず。

 着飾らず。

 ワイワイ、ガヤガヤ、賑やかな街角の屋台で、現地の方と気軽にお喋りしながらパクパク頂く感じのお料理です。

 全てのお料理の写真が魅力的なのは勿

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著…梶井基次郎 絵…しらこ『Kの昇天』

著…梶井基次郎 絵…しらこ『Kの昇天』

 「死」にどうしようもなく吸い寄せられていく哀しい魂たちを描いた小説。

 切ない文章表現と、死の冷たさを感じさせるイラストが美しい一冊です。

 ※注意
 以下の文は、結末まで明かすネタバレを含みます。
 未読の方はご注意ください。

 ある病を抱えて療養地にやって来た「私」。

 「私」はちっとも眠れなかったので、寝床から抜け出し、海岸へと向かいます。

 月夜も随分更けた頃…。

 砂浜をひ

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ぴあMOOK『喫茶店の本 横浜・鎌倉・湘南』

ぴあMOOK『喫茶店の本 横浜・鎌倉・湘南』

 長年愛され続けてきた喫茶店が数多く紹介されている本。 

 素敵なマスターがいれてくれる、珈琲や紅茶の芳しい香りと温もり。

 口いっぱいに広がる、クリームソーダの甘みと弾ける炭酸。

著…渡辺麻紀『新キッシュ』

著…渡辺麻紀『新キッシュ』

 具沢山のキッシュのレシピをまとめた本。

 オーブンで焼く前後の写真を見比べるのが楽しいのは勿論、断面の写真もたまりません。

 噛んだ瞬間、豊かな味が口の中いっぱいに広がりそう!

 この本で紹介されているキッシュの場合、生地にはバターを使わず、米油等の植物油を使います。

 また、生クリームや牛乳ではなく、豆乳等の植物由来のミルクを使います。

 だから、胃にズシッとこず、軽めのお食事として

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著…ポー(斎藤寿葉訳) 絵…まくらくま『黒猫』

著…ポー(斎藤寿葉訳) 絵…まくらくま『黒猫』

 アルコールがいかに人を変貌させ、周りの人や動物を傷つけることになるか…。

 その恐ろしさを教えてくれる小説。

 ※注意
 以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。
 また、残酷な描写がありますので、閲覧注意です。

 主人公は、元々は心優しく、動物好きな性格でした。

 …ところが。

 主人公は、すっかり変わってしまいました。

 酒乱になったからです。

 妻に暴言を吐

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編…美術手帖『葛飾北斎 江戸から世界を魅了した画狂』

編…美術手帖『葛飾北斎 江戸から世界を魅了した画狂』

 大胆にデフォルメしたり、執拗なほど細密に描き込んだり、「ベロ藍」と呼ばれる深いブルーで静と動を表現したり…。

 遊び心いっぱいで楽しい作品もあれば、同じ画家とは思えないほど狂気を感じさせる作品もある…。

 そんな多彩な北斎の世界を、ユーモアいっぱいに紹介している本。

 春画も結構あるので、小学生以下のお子さんには本音を言うとちょっとおすすめしにくいですが…。

 北斎作品の入門にぴったりな

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著…原田マハ『旅屋おかえり』

著…原田マハ『旅屋おかえり』

 旅に出たい。

 しかし、どうしても旅行できない事情がある。

 だから、旅番組を観て、まるで自分が旅をしているかのような気分を味わっている。

 …という方におすすめの小説。

 この小説の主人公は、所属者がたった一人しかいない零細プロダクションにいるタレント・岡えりか。

 愛称は「おかえり」。

 彼女は小さな旅番組に出演していたのですが、その番組は残念ながら打ち切りになってしまいました。

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著…岡村理栄子『子どものうちに知っておきたい! おしゃれ障害』

著…岡村理栄子『子どものうちに知っておきたい! おしゃれ障害』

 おしゃれをすることによって子どもに起こる健康トラブルの本。

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監修…丸山珈琲 鈴木樹『淹れる・選ぶ・楽しむ コーヒーの暮らし』

監修…丸山珈琲 鈴木樹『淹れる・選ぶ・楽しむ コーヒーの暮らし』

 丸山珈琲のバリスタさん監修の本。

 ●コーヒーの基礎知識
 ●自分好みのコーヒーの見つけ方
 ●美味しく淹れるコツ
 ●アレンジ方法

 といった内容がまとめられています。

 同じコーヒー豆を使ったとしても、お湯の温度、抽出時間、焙煎度、挽き方、粉の量、淹れ方などなど、様々な要素がコーヒーの味や香りを異なるものに変えてくれます。

著…アシュリー・ヘギ 『アシュリー 〜All About Ashley〜』

著…アシュリー・ヘギ 『アシュリー 〜All About Ashley〜』

 普段、わたしは本の帯を捨ててしまいがち。

 しかし、この本の帯は捨てられずにいます。

 わたしが購入したこの本は第10刷で、その帯には「17歳となったアシュリーを追った~(中略)」「17歳のアシュリー(2009年4月30日現在)」と書かれています。

 …アシュリーは4月21日午前9時に亡くなったので…、4月30日までは生きられませんでした。

 この帯が彼女の「もっと生きたかった」という想

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著…松永正訓『運命の子トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』

著…松永正訓『運命の子トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』

 小児外科医として染色体異常の子どもやその家族と伴走してきた著者の葛藤が伝わってくる本。

 染色体異常を持つ子どもは、残念ながらお母さんのお腹の中にいるうちに命を落としてしまうことが多いです。

 また、無事に生まれてこられたとしても、長く生きられないことがほとんど。

 「ダウン症」と呼ばれる21トリソミーの子どもは医学の発展によって長く生きられる世の中になってきましたが、この本に登場する13

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著…毎日新聞校閲センター『校閲至極』

著…毎日新聞校閲センター『校閲至極』

 言葉を一字ずつチェックして間違いを訂正し、また、文章を読みやすくするのも、校閲という仕事。

 これはその難しさや面白さを教えてくれる本。

 雑誌や書籍とはまた異なる、新聞の校閲ならではの大変さややりがいも伝わってきます。

 たとえば、事件を報道する記事で「殺害に関与した」と書くのか「死亡に関与した」と書くのか、「〜した」と断定するのか「〜したとされる」と断定を避けるのか…?

 「ハロウィ

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著…芥川龍之介 絵…げみ『蜜柑』

著…芥川龍之介 絵…げみ『蜜柑』

 あなたは最近、「世の中はまだ捨てたもんじゃ無い」と思ったこと、ありますか?

 あなたが少々イラつきながら公共交通機関を利用していた時、そこでたまたま他の乗客の心あたたまる様子を見て、ほんの少し幸せな気持ちになったことは?

 これはまさにそういう素敵なシーンを描いた小説です。

 主人公と同じ汽車に、ある一人の少女が乗り合わせます。

 少女は三等車の切符を手に持っているのに二等車に乗ってきま

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