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おすすめの本一覧

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「誰かにおすすめしたい!」と思った本をまとめています。新旧・ジャンル不問。
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2023年11月の記事一覧

著…西村繁男『おふろやさん』

著…西村繁男『おふろやさん』

 読むと無性に銭湯へ行きたくなる絵本。

 温泉でもなく、お洒落なスパでもなく、昔ながらの銭湯へ。

 ※注意
 以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。

 

 この絵本、文があるのは最初の「これから、あっちゃんは、おとうさんとおかあさんとあかちゃんといっしょにおふろやさんにでかけます」というページだけ。

 あとのページは全て絵のみ。

 だからこそ想像力を掻き立てられます

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著…桂望実『恋愛検定』

著…桂望実『恋愛検定』

 「恋愛」を司る神様がいる。

 その神様は突然人間の前に現れては、恋愛力をテストする。

 「恋愛検定」という名のテストの結果次第で、上はマイスターから下は四級までランク付けが行われる。

 恋愛検定は昇進にも有利。

 だから、人々はより高い級に合格できることを目指しており、世間では恋愛検定の対策本なども売られている。

 …という小説。

 恋愛の神様は、答えを教えてはくれません。

 でも

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詩…谷川俊太郎 写真…田淵章三『子どもたちの遺言』

詩…谷川俊太郎 写真…田淵章三『子どもたちの遺言』

 えっ、遺言…? 子どもたちの…? と、ドキッとさせるタイトルの詩集。

 谷川俊太郎さんとしては、

 という意図があってのタイトルだそうです。

 安心してください!

 「遺言」と言っても、遺書めいたものではありませんから!

 いつまでも覚えていたい自分の気持ち。

 誰かに伝えたくなる気持ち。

 それが詩として書かれている本ですから。

 言うなれば、子ども時代の自分から大人になった自

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著…岡崎いずみ『あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度』

著…岡崎いずみ『あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度』

 昔はよく雑誌の後ろの方に広告が載っていましたよね、『日ペンの美子ちゃん』。

 この本は、初代美子(みこ)ちゃんから四代目美子ちゃんまでを紹介しています。

 まさか美子ちゃんが襲名制だったなんて!

 ●美子ちゃんが「◯◯年の歴史を持つ日ペン」「先生方も超一流」「テキストがバインダー式で使いやすい」などとお決まりのセリフで日ペンを宣伝している漫画
 ●歴代の美子ちゃんの容姿や性格の違い
 ●家

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著…せきしろ×又吉直樹『まさかジープで来るとは』

著…せきしろ×又吉直樹『まさかジープで来るとは』

 せきしろさんと又吉さんの自由律俳句とエッセイが交互に載っている本。

 交互に載ってはいるけれど、お互いに対してメッセージを送り合っているわけではありません。

 だから、不思議な読み応え。

 自由律俳句もエッセイも、日常生活のふとしたおかしさや哀しさ、人間らしい情けなさといったものが切り取られていて、とってもシュール。

 色んな光景が自然と頭に浮かび、読み返す度にクスッと笑えます。

 こ

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作…杉みき子 絵…黒井健『月夜のバス』

作…杉みき子 絵…黒井健『月夜のバス』

 満月の夜に読みたくなる絵本。

 それも、人の気配がしないくらい静かな夜に。

 ※注意
 以下の文は、結末まで明かすネタバレを含みます。
 未読の方はご注意ください。

 少年が月夜の晩に、海沿いの国道をただひとり歩いています。

 月の光、信号、車やバイクのヘッドライト、灯台の明滅がある以外には闇の広がるその道を、少年はただ歩いていきます。

 波の音が響くせい?

 それとも潮の香りがする

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総編集…コリン・ソルター 日本語版監修…奈良信雄『美しい人体図鑑 ミクロの目で見る細胞の世界』

総編集…コリン・ソルター 日本語版監修…奈良信雄『美しい人体図鑑 ミクロの目で見る細胞の世界』

 「人体図鑑」と聞くと、まず骨格や内臓を想像するかもしれません。

 しかし、この本はそれらよりもずーっと小さな細胞たちについての図鑑。

 光学顕微鏡、電子顕微鏡、X線、血管造影、シンチグラフィ、CT/MRI、樹脂注入法、染色といった技術を用いて撮影された写真がずらり。

 ミクロな世界がダイナミックに写し出されています。

 特にグロテスクな写真があるわけではないので、血が苦手な方にも比較的安

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著…柏井壽『鴨川食堂』

著…柏井壽『鴨川食堂』

 もう一度食べたい、懐かしい味。

 でも、食べたくても、もう食べられない。

 作ってくれた人が亡くなっていたり、お店が無くなっていたりするから。

 レシピが分からないので、自分で作ったり、誰かに作ってもらうということは出来ない。

 食べたのは大分昔だから、どんな味だったのかという記憶も曖昧。

 お店の名前も思い出せない。

 一緒に食べた人の名前すら思い出せない。

 …でも、どうしても

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著…島田雅彦『暗黒寓話集』

著…島田雅彦『暗黒寓話集』

 短編『アイアン・ファミリー』『死都東京』『夢眠谷の秘密』『透明人間の夢』『名誉死民』『南武すたいる』『神の見えざる手』『CAの受難』を収録した短編小説集。

 毒のある棘のように心に刺さるストーリー。

 ※注意
 以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。

 『アイアン・ファミリー』は、なんと一代目の先祖(時を遡ること紀元前!)から現在に至るまでのご先祖様たちの系譜を語り継い

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著…平山雅康『中学3年分の数学が面白いほど解ける65のルール』

著…平山雅康『中学3年分の数学が面白いほど解ける65のルール』

 先に解説を読んでから例題を解き、ポイントをばっちり押さえてから練習問題を解くという流れの本。

 だから、数学の授業から離れてから随分経ち、基礎を忘れてしまった大人も、問題をスイスイ解けて達成感を得られます。

 因数分解、二次方程式、食塩水の文章問題、二次関数、順列、確率…。

 これらを中学校の教室で解いていたあの頃が懐かしい〜。

 わたしは中学生当時勉強について行くのが精一杯でしたが、例

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編訳…川辺秀美『空海 人生の言葉』

編訳…川辺秀美『空海 人生の言葉』

 平安時代に生きていた人なのに、令和を生きる人の心をも静かに揺さぶり続ける空海の言葉をまとめた本。

 敢えて長ったらしい解説文をつけず、現代語訳や原文の読み下し文をつけてくれているので、空海のメッセージが心にまっすぐ飛び込んできます。

 頭だけではなく五感をフル活用することを意識しながら読むのがおすすめ。

 空海の言葉を読んでいると、なんだか自分の心と体が地球の外にも無限に繋がっていて、何度

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編者…職人男子編集部『職人男子 伝統に生きる僕たち』

編者…職人男子編集部『職人男子 伝統に生きる僕たち』

 若き職人さんたちの真剣な眼差しに心惹かれる本。

 野鍛治職人、刀剣職人、指物師、竹藝家、江戸小紋職人、庄内刺し子作家、陶芸家、急須職人、江戸切子職人、南部鉄器職人、漆工職人といった職人さんたちが紹介されています。

 職人になったきっかけ、仕事のこだわり、今後の目標についてのインタビューから、作品に命を吹き込もうという熱い思いが伝わってきます。

 どんな仕事でも、どんな性別でもそうですが、仕

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著…今泉忠明『それでもがんばる! どんまいな犬と猫図鑑』

著…今泉忠明『それでもがんばる! どんまいな犬と猫図鑑』

 犬と猫の生態をユーモアたっぷりに教えてくれる本。

 わたしはこの本を読んで、まず、犬と猫の先祖が同じだということに驚かされました。

 恐竜の絶滅後にヨーロッパや北アメリカで生息していた「ミアキス」という生き物が平原で進化して集団行動をするようになったものが「イエイヌ」。

 森で進化して木登りに適したしなやかな体になったものが「イエネコ」なのだそうです。

 犬と猫は性格も習性も見た目も全く

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著…小坂由貴子『スウィーツな石けんの贈りもの』

著…小坂由貴子『スウィーツな石けんの贈りもの』

 以前、同僚のお父様(70歳)が石けんを食べました。

 その石けんは、キャンディーがプリントされた箱に入れられていて、可愛らしい薄ピンク色の包み紙で個包装されていたそうです。

 中身は、この本の表紙のような見た目の石けん。

 それを同僚がこたつの上に置いて、しばらくお手洗いに行っている間に、なんとお父様がパクッと食べてしまったそう。

 同僚は「うちの父、認知症が始まったのかな?」と心配して

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