編者…職人男子編集部『職人男子 伝統に生きる僕たち』
若き職人さんたちの真剣な眼差しに心惹かれる本。
野鍛治職人、刀剣職人、指物師、竹藝家、江戸小紋職人、庄内刺し子作家、陶芸家、急須職人、江戸切子職人、南部鉄器職人、漆工職人といった職人さんたちが紹介されています。
職人になったきっかけ、仕事のこだわり、今後の目標についてのインタビューから、作品に命を吹き込もうという熱い思いが伝わってきます。
どんな仕事でも、どんな性別でもそうですが、仕事に打ち込んでいる人の表情って凛々しくて素敵ですよね。
「わたしも頑張らなきゃ!」と、良い刺激を貰えます。
作品の中でわたしが一番気になったのは、P100に掲載されている、堀口徹さんの江戸切子「sanagi」。
ハリー・ポッターの映画に出てくる魔法のアイテムみたいな妖しさがあって好き!
また、内側の赤がまるで炎のよう。
もし画家の速水御舟氏が見たら「炎舞のようだ」と喜ぶかもしれない作品だなとわたしは思います。
〈こういう方におすすめ〉
職人さんの中でも特に若い人の仕事に興味がある方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間くらい。
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