ねみ

シンママ/30代/会社員

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最近の記事

続けてさえいれば大丈夫

茶道の先生と話す機会があり、私は悩みを打ち明けた。「茶道を初めて1年ほど経ちますが、なかなか動作が覚えられなくて、間違ってばかりいる。成長が遅くて困っているんです」と。本当に、毎回同じような動作をしているはずなのに覚えられない。次は何をするんだっけ?このお稽古に必要な道具はどれだっけ?同時に入会した人はよく覚えているのに、と、どうしても落ち込んでしまうのだ。 すると、先生は「それでも続けることが大切。続けてさえいれば大丈夫ですよ」と言ってくださった。 「確かに、稽古の間が

    • 新たな冒険も、日常の宝物も

      我が家から湖までは、すぐ近くにある。せっかくの休日、湖岸の公園でピクニックをしようと決め、娘とお弁当作りに取りかかった。彼女は「どっちが可愛くお弁当を詰められるか勝負だよ」と張り切り、小さなお花畑をイメージした一品を作り始めた。小さな手でふりかけをかけ、ソーセージや卵焼き、ミニトマトなどを丁寧に詰めていく姿に心が温まる。 去年は離婚し、自由な時間が増えた喜びとともに、娘と二人であちこち出かけた。新しい場所を訪れるたびに広がる開放感や、どこへでも行けるという可能性に心が躍った

      • 弱いままで生きる

        来週からの旅行と生理が被らないようにと、数日前からピルの服用をやめている。下腹部に感じる違和感がいっそう気分を悪くさせる。私の生理周期は、子宮内膜症のためにピルを服用することで100日ほどにまで延びた。そのため、以前のように1ヵ月に1度、1週間苦しむ日々に比べれば遥かに楽になった。 今思えば、営業時代は本当に辛かった。人と痛みは比べられないので、このくらい痛い人も一定数いるのだろうと、自分に言い聞かせていた。周囲の目を気にしながら、生理のために休むことは許されないと感じてい

        • 他人と比べないための贅沢の経験

          「人ってなんで、マウントを取りたがるんでしょうね。」飲み会の席で、後輩がため息をついた。インスタには毎日のように、友人たちの華やかな投稿が溢れているらしい。彼氏からブランドのプレゼントをもらった姿や、アフタヌーンティーを楽しむ姿。そんな写真が次々と流れ、自分の生活と無意識に比べてしまうと言っていた。 彼女は最近、都会から地方に引っ越したばかりだった。環境のギャップに苦しんでいる様子が、会話の端々から伝わってきた。私もかつて似たような感情を抱いたことを思い出す。妊娠がわかった

        続けてさえいれば大丈夫

          日常。全てがかわいい娘

          今はもう大きくなっている娘。 懐かしい削除済みの記事を見つけて 過ぎ去りし尊い日常...(泣) となってしまった。 つい反省点ばかり思い返してしまうけれど、 こんなに大切に過ごせていたんだな。 日記っていいですね。

          日常。全てがかわいい娘

          フェリーで叶える、母と子のゆったり旅

          子供との旅は、特別な時間だけれど、準備と配慮が欠かせないものだ。 私はもともと旅行が大好きで、子供とたくさんの場所にでかけている。 しかし、シングルマザーになってから少し事情が変わった。一番困るのは、運転を交代してくれる人がいないことだ。 子連れ旅行は荷物も多くなりがちで、子供を連れて歩き回るのは大きな負担になる。抱っこを代わってくれる人もいないので、どうしても移動は車が中心になる。車の運転は苦ではないのだが、長時間におよぶとどうしても疲れてしまうため、近場を中心に選ぶよう

          フェリーで叶える、母と子のゆったり旅

          冒険は日常の中に

          「みんなそれぞれが何か新しいことをやる。それはすべて冒険だと思うんです。」 娘を保育園に送る朝、車のテレビから聞こえてきた植村直己(冒険家・登山家)の言葉に、思わず耳を傾けた。「新しいことを始めるのは、すべて冒険だ」というこの言葉に深く頷いた。日々の中で、誰もが新しい挑戦の前に立たされる。その瞬間こそ、まさに冒険の始まりなのだと感じた。 テレビではさらに、「新しい人に話しかけることだって冒険だ」とも語られていた。確かに、新しい出会いは未知の世界への扉を開くようなものだ。大

          冒険は日常の中に

          未来を築くための投資とコミュニケーション

          先輩に勧められて『働く女子のキャリア格差』を読んだ。読み進めるうちに、自分がどんなキャリアを築きたいのか、そしてそれをどう実現していくのかを周囲に伝えることの重要性に、やっと気づいた...。 これまでは、考えをあまり口に出さず、行動で示すことが大切だと思っていた。アピールばかりしている人に対して、正直「何なんだろう」と感じたこともあるが、逆に自分の考えを示さないことは「察してちゃん」や「ぶら下がり社員」と見なされる可能性があると知って、ショックだった。 少し冷静に考えると、

          未来を築くための投資とコミュニケーション

          家の近くに、何があるといいか

          久しぶりに会った友人と、家の近くには、何があるといいか友人と雑談していた。(久しぶりにあったにも関わらず、こういったなんてことのない話ばかりしている)彼は都会暮らしで、駅とコンビニは絶対必要だと言う。さらに、スーパーやポストがあれば完璧だと続けた。私は車中心の生活をしているので、少し驚いた。確かにスーパーが家から5分以内にあると便利だと思っていたが、実際はその距離でさえ車で行ってしまうことが多い。以前は歩いて行くこともあったが、バナナと牛乳を買ったら、もうそれだけで重くなって

          家の近くに、何があるといいか

          作品と私をつなぐ静かな対話

          先日午後休を取って、とある展示会に足を運んだ。しかし、思っていたのとは少し違った内容だった。作品の前に立つと、そこには作者自身が今の作品をどういう気持ちで作ったか、一つ一つ解説する映像が長々と流れていた。また、展示されている各作品にも、「こんなことをイメージして作りました」という丁寧な解説が添えられていた。 だけど、そういった説明がかえってこちらの想像力を削いでしまっているように感じたのだ。「これはそういう意味なんだ」と言われてしまうと、それ以上に何かを感じる余地がなくなっ

          作品と私をつなぐ静かな対話

          心と暮らしを見直すとき

          最近、大掃除をしている。今は秋だが、年末の大掃除を先取りしているのだ。冬は実家に帰るし、年末に掃除する時間がなかなか取れない。それに寒い時期に掃除をするより、今の涼しい季節のうちにやってしまった方が良いと感じている。 何よりも、空気を変えたいという気持ちが強い。毎日なんとなく疲れていて、いろんなことをしているけれど、どこか飽きてしまっているのかもしれない。 部屋をスッキリさせれば、心の中もすっきりするのではないかと思い、本や不要な物をメルカリに出して、断捨離を進めている。し

          心と暮らしを見直すとき

          迷いながらも本を読む

          暇さえあれば本を読んでいる。読むこと自体が楽しくて、気づけば自然と本に手が伸びている。でも、ふとした瞬間に「これって本当に意味があるのだろうか」と考えてしまうことがある。仕事に追われ、限られた時間の中で、果たしてこの読書という行為が優先順位として正しいのか――そんな疑問が頭をよぎる。 そんな時、今日聞いたpodcastの「ゆる言語学ラジオ」の話が心に妙に響いた。詳細な内容はもうすでに思い出せないけれど、「読書の内容を忘れてしまった方がむしろ良い」という話が印象に残っている。

          迷いながらも本を読む

          変わりゆく暮らし、変わらぬ心地よさ

          30代に入ってから、賃貸か持ち家かという話題が友人や同僚との会話でよく登場するようになった。特に地元は、結婚したら家を建てるのが当たり前のようで、都会のようにマンション暮らしを続ける選択肢はほとんどない。そんな環境にいる友人たちは、子供が生まれると次々と家を購入していく。賃貸に住む同僚も、子供の成長と共に「そろそろ家を買った方がトータルでは安くつくのかな」と真剣に悩み始めた。 私は現在、娘と二人で1LDKの賃貸マンションに住んでいる。元々は2LDKの広さを求めて物件をいくつ

          変わりゆく暮らし、変わらぬ心地よさ

          別居後3ヶ月

          夫が暴れ、家を追い出された騒動から早3ヶ月。新居での生活も整い、離婚に向けての話も進んでいる。 4歳の娘も新しい保育園に慣れ、 父親の話もあまり出なくなった。 この3カ月間、新居を決め、保育園を選び、申し込み、様々な準備、弁護士を探し、契約し、生活の基盤を整え... 思い返せばいろいろあった。 だが、行動してしまえば、後は生活をするだけである。 かねており住みたかったエリアに新居を借りた。以前とは違い、ファミリー向けの施設も充実しており、どこへ行くにも広い駐車場、毎週の

          別居後3ヶ月

          物欲について

          佐々木依里さんのインスタライブで物欲の事話ししててめっちゃいいなと思った。 物を買うときには2つの理由のどちらかで、1つは安心感を買う。2つは気分を上げるため。 でも最近は2つめの理由で購入する事は減っていったそう。 それは物を買う以外でも気分があがる文章を溜めておくとか、何かに挑戦する事で物を購入する以外で気分があげられるようになると、だんだんと無くなっていったそう。 では物を買うときの基準はというと、 needかwantか。 needなら買うしかないし、 wantな

          物欲について

          みんなでお互いの服を買ってメイクして出かけた日のこと、何回でも思い返して笑いあえるの嬉しいな。日常の大切な人との非日常だからこそ楽しいよね。旅行とかもそうだよね。はやくみんなでキャンプ行きたいな

          みんなでお互いの服を買ってメイクして出かけた日のこと、何回でも思い返して笑いあえるの嬉しいな。日常の大切な人との非日常だからこそ楽しいよね。旅行とかもそうだよね。はやくみんなでキャンプ行きたいな