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記事一覧
生成AIを使ったソフトウェア開発で気をつけたいこと
生成AIをソフトウェア開発で使う方法を研究しています。これまでの研究、調査や中間発表は別のページで紹介しています。本記事では、そうした活動で感じている生成AIを使ったソフトウェア開発で気をつけるべきことを説明します。
生成AIを使ったソフトウェア開発で代表的なのはソースコードの生成ですが、これ以外にも生成AIが使える活動がたくさんあります。たとえば、テストケースの生成、要求仕様の作成、マニュアル
「世界モデル(World Models)」とは何か。AIの未来の鍵を握る、その起源とポテンシャルについて
本記事は、今後のAI技術発展の鍵を握っている「世界モデル(World Models)」について、その由来となった論文を参照しながら、今後の可能性や課題も含めてざっくりと解説します。
「世界モデル(World Models)」について「世界モデル(World Models)」とは何か?という問いに対して、短く答えるならば、「エージェントの取り巻く環境を、観測からの学習によってモデルとして獲得する枠
「考えるということを考えるAI」: OpenAI o1と因果推論AI(Causal AI)
本記事は、9月12日にOpenAIから発表された新しいAIモデル、o1 シリーズ (o1-preview, o1-mini)についてと、o1 登場によって注目が高まるであろう、生成AI(Generative AI)とは異なるアプローチのAIであり、「考えるということを考える」を実現する、因果推論AI(Causal AI)について概観したものです。AGI(汎用人工知能) の実現に向けたステップにもな
もっとみる人類の未来は大学生の夏休み
こんにちは。東京大学医学部を卒業後、医師かつ脳神経科学や人工知能の研究をしている紺野大地と申します。
最近のAIの急速な進歩を見ていると、
「頭の良さでAIと張り合うのは無意味である」と強く感じます。
現時点でも既に多くの面でAIは人間を上回っていて、その差が今後縮まることはないでしょう。
「人類で一番頭が良い人と一番頭が悪い人」との差は、「人類で一番頭が良い人とAI」との差に比べ、本当に取る
エンジニアこそ「言語化筋」を鍛えよう、というお話
4月に発表した「言語化筋トレ」のスライドが、おかげさまでご好評をいただいています。
※ 「言語化筋」「言語化筋トレ」は造語です。以下、「言語化力」「言語化力トレーニング」と読み替えてお楽しみください:)
EMOasisというEM向けのイベントで、
ビジネスインパクトを最大化するためにEMが磨くとよいスキルは「翻訳」
そのためには「言語化筋」を鍛えるべし
というような話をしました。ただ、「言
【都知事選2024】AIによるマニフェストへの質疑応答システム「AIあんの」の裏側を公開します!
安野たかひろ事務所 技術チームリーダーの伊藤です。
安野は大学時代の友人で、彼が今回の選挙戦で実現しようとしている、老若男女の意見を募り、誰も取り残さないことを旨とする選挙活動・民主主義の形に共感し、ぜひ力になりたいと思いPdM・エンジニアとして手伝いをしております!
この記事では、先日公開になった「AIあんの」のシステムについて、技術者の観点から、実現しようとしている状態と、技術的な裏側につ
AIチャットボット「ニャンぺい」のテストをPython×GPT-4oで自動化する!
こんにちは、横須賀市生成AI推進チームのM田です。
横須賀市がChatGPTを全庁利用を始めて1年経ちましたが、現在、いよいよ市民向けのAIサービスの実現に向けて相談AIチャットボットの実証実験をはじめたところです。
既に多くの人から話しかけてもらっていて、想定したよりも多くのアクセスがあったため一時停止するトラブルもありました…。
(現在は動いています)
今回は、この「ニャンぺい」を公開す
ソフトウェアと愛 - あるいはOSSとAWSの確執
OSSというのは、不思議なソフトウェアだ。世界中で何百万人もの人が一円にもならないのに開発に協力し、コミッタと呼ばれるエンジニアキャリアをOSSに賭ける人々が現れ、多くのユーザがユーザ会を組織し、時には大規模なイベントを開く。MicrosoftやGoogleといった大企業もOSS支援を表明している。GoogleにいたってはandroidとKubernetesという重要なOSSを世に送り出した企業で
もっとみるWebデザインで「紙っぽさ」を出す方法を考えてみる
こんにちは!株式会社Rabeeの新人デザイナーのakaneです🏋
今回は、Webデザインで「紙っぽさ」を出す方法を考えてみました。参考事例も掲載しながら紹介していくので、どうぞ最後までお楽しみください!
はじめに:「紙っぽさ」とは?私が言う「紙っぽさ」とは、おもに「雑誌っぽさ」のことです。Webデザインだけど、雑誌っぽい。ディスプレイに映っているけれど、エディトリアル感がある。
たとえば、
「IT業界マップ2022」【超詳細版】を、IT業界の中の人間が作ってみた![前半パート:デザイン編]
昨今のIT業界ではいわゆるカオスマップ(会社や製品のロゴをうまくグルーピングしたすごくわかりやすいデザイン)がかなり流行しています。
デザインもオシャレですし、わかりやすいので、流行るのも頷けますね。
しかし・・・カオスマップなんてまだまだ甘い!
カオスマップは全体の有名企業やサービスの全体像をザックリ把握することはできますが、良くも悪くもそれだけです。
「各IT企業同士の取引関係や違いを