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魚のレシピ

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#北海道

火を使わずに栄養たっぷり、熱も冷ますよ、「なすとサバのサラダ」

火を使わずに栄養たっぷり、熱も冷ますよ、「なすとサバのサラダ」

みなさん、こんにちはー。

ほかいどーの夏は続いています。
30度越えが、それもほぼ35度越えが続くなんて、ここは北なのに。
😳

電子レンジでナスを加熱して、サバ缶とたまねぎ、ミニトマトを混ぜるサラダを作りました。
味付けは塩麹。
😊

さっぱりしながらもコクのある、こんな暑さにまいりそうな身体と心に効くボリュームサラダです。👍

それでは作っていきましょう❣️

まずナスをレンチンします

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北海道神宮祭には鮭の焼き漬け

北海道神宮祭には鮭の焼き漬け

6月16日は北海道神宮祭。さっぽろ祭りです。

さっぽろではその昔から、この日には鮭の焼き漬けと、お煮しめと、
ラディッシュ(赤かぶ)を食べます。
ラディッシュはどうしてか、きのう知ったのですが、
赤い色でお祝いの意味ですって。
昔、野菜が今のようにとれなかった今頃に、やっととれた初夏の野菜という話もあるそうです。

ふむふむ。
お煮しめや焼き漬けだったり、ラディッシュは酢の物にしたり、食中毒が出

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大型の殻付き貝は水から茹でるのが楽でおいしい。

大型の殻付き貝は水から茹でるのが楽でおいしい。

そんなバナナ〜!(昭和ですみません)と思うかもですが、本当です。
殻付きのホタテ、牡蠣、ホッキが思いがけず手にはいるのはどーみんだからかもですが。それでもその「万が一」がある時のためにシェアします。

殻開け用ナイフは持っている人は多くはなく、テーブルナイフ(ステーキナイフ)で代用するのではないでしょうか。

↓こんな風に。貝柱切り離しを狙ってナイフを入れます。

わたしはこの仕事、結構好きです。

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ナポリのマンマの「イカのシーフード詰め」の作り方を思いっきり日本バージョンにしてみた話

ナポリのマンマの「イカのシーフード詰め」の作り方を思いっきり日本バージョンにしてみた話

そのひとは青い縁のメガネをかけていて、赤い口紅が似合ってよく笑う、チャーミングなマンマでした。
得意料理だと言って、トマトソースで煮るイカの詰め物を教えてくれたの。
赤いソースの中で細い円錐形に伸びたイカの姿はなんとなくユーモラスで、食べたら美味しくて笑顔になる料理で、その人の歌うような声を思い出すのでした。
中に詰めるアサリやエビは、えいやっ!と生で用意して、殻を外して作るごちそう。以前はよく作

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シーフードで春のイタリア〜ン

シーフードで春のイタリア〜ン

こんにちはー!

きょうはすっかり春の暖かさでした。
脇道が歩きにくいのはお約束ですが、どんどん雪は溶けています。

開催を我慢していたイタリア料理教室クチナイトを再開できました。

3月のテーマは鱈(その2)。
バカラから考えると、たくさんの鱈料理があります。
シチリアの学校で学んだ時に、北海道には塩鱈があるので、バカラの料理を教えてください、と先生にお願いしたのでした。

さて、今月のメニュー

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かじか汁であったまるしかない日。

かじか汁であったまるしかない日。

こんばんは。

そうなんです。あったかい汁物であったまるしか道はありません。
時折、外で突風が吹き、どーんどどーーーーんと音がします。
今のわたしには、この音が響いてキツイ。やれやれ。

そんな夜にはかじか汁。
ほかいどーでは、寒い日に「かじか汁」を食べると
風邪をひかないという伝説があります。
いえ、あったまるっていう話です。

きょうのわたしのかじか汁に入っているのは、大根、ねぎ、じゃがいも。

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干し貝柱と白菜のスープ

干し貝柱と白菜のスープ

こんばんは。

今夜は、オホーツクの干し貝柱と白菜でスープを作りました。
中国料理の高級食材でもある干し貝柱。
ほたての貝柱の乾燥したものです。

そのまま齧ると、じわじわと凝縮されたホタテの味が、口の中に広がります。
オホーツク海には流氷がやってきます。まさに今、続々接岸中。
ハイシーズンには、紋別・網走では観光の砕氷船で間近に流氷を見ることができます。

遠くロシアから海を越えてやってくる流氷

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北海道で、お正月に食べるもの

北海道で、お正月に食べるもの

それは遠い昭和の頃。
道東の小さな港町の大きな木造の家で育ったわたしですが、
お正月のごちそうといえば、母が漬ける飯寿司でした。
11月中旬過ぎのわたしの誕生日に仕込んで、大晦日に食べ始めるのが
毎年のスケジュールでした。

鮭とごはんと麹と野菜を木の樽に重ねて漬けて、じっくりゆっくり低温発酵させます。
水が上がってきたら、その水は捨てます。

その家の環境、きっと常在菌も発酵に作用する、なんだか

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昆布〆は、魔法みたいな調理法だ。

昆布〆は、魔法みたいな調理法だ。

知っておいて損はない、史上最も簡単で激ウマな料理です。
材料を昆布にはさむだけ。
大きめで平たい昆布があれば、はさむもの1つにつき3秒でできます。
半端な大きさの昆布ならば、パズルのように並べて使えばよいのです。
種類が違っても大丈夫。かえって微妙に違う味のハーモニーでおいしく食べられます。

こちらは2019年年始めから怒涛の8回連載のdancyu「昆布はどこへ行く」の
昆布〆の回です。
アップ

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三平汁はすぐ出来て味わい深い魚のスープ。

三平汁はすぐ出来て味わい深い魚のスープ。

こんばんは。

北海道の三平汁といえば、まず、鮭と野菜のスープです。

アイヌのオハウに倣って、和人が作ったと言われています。

昆布だしに野菜と鮭。アイヌは保存食の鮭の燻製で作ったと上の記事にありますが、北海道の郷土料理では、塩鮭が多いのではないでしょうか。

鮭は山漬けなら尚良し。
鮭を山のように積み上げて塩漬けにし、寒風にさらします。
頃合いになれば、上下を入れ替えます。
じんわりじんわり。

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イカの耳とゲソのわた煮。

イカの耳とゲソのわた煮。

こんばんは。

イカが太って、ワタ(肝臓)も大きくしっかりする夏。

胴は刺身にしたり、輪切りでフライだったり、こんなサラダ(ナムル)にしたり。

耳(エンペラ)とゲソとワタ(肝臓)はどうしていますか?
塩辛?炒め物?わたしはコレです。

わたしの母が必ず作っていて、家族みんなが大好きだった料理なんです。
名もないうちの料理です。

耳(エンペラ)とげそはささげと煮ます。
味付けは醤油と砂糖、そし

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北海道に天然青海苔があるって知ってますか?

北海道に天然青海苔があるって知ってますか?

こんばんは。

函館の青海苔がやってきました。

送ってくださったのは、はこだて海の教室実行委員会です。

この会は、函館のこどもたちに豊かな海をつなげ、
海っていいなー!とこどもたちが感じることを、
海のある函館っていいなーっ!!ってこどもたちが誇りに思うことを目的に、青海苔活動をしています。

函館の町は、昔、遠洋漁業(鮭をとりに大型船アラスカまで行っていました)の基地だったり、それよりずーっ

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ほかいどーの夏、北海シマエビの夏。

ほかいどーの夏、北海シマエビの夏。

シマエビ食べたいなーと念じていたら、道東からやってきましたウェルカム。

釧路郡釧路町大字仙鳳趾からです。

せんぽうし。と読みます。

昆布がいっぱいあって、潮の流れが速い、冷たい海。

昆布の森の中でシマエビが遊んでいるのでしょうか。

すてきー!!

北海シマエビは北海道の東、道東エリアで、夏と秋にとれるエビです。殻に縞模様があります。

北海道の甘エビもボタンエビも、加熱するとふわっとした

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厚岸の大きなあさりで、今度はアレンテージョぽい料理を作ったこと。

厚岸の大きなあさりで、今度はアレンテージョぽい料理を作ったこと。

こんばんはー!

厚岸のあさりを携えて、世界旅行に出かけています。(気持ちは。)

きのうは南イタリアへ。

きょうはポルトガル南部へ!レッツゴー!!!

ポルトガル風豚とアサリの煮ものというと、ピンと来る方もいらっしゃると思います。山の豚と海のアサリを合わせる、山と海のごちそうです。

わたしが今日作るのは、アレンテージョからのインスピレーションで作った豚とアサリとじゃがいもの煮もので、少ない材

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