制作日記ーおなら夫人ー
🌹今日の日記は公共良俗にいささか反する内容かもしれませんが、
寛容な紳士淑女の皆さまが、温かい目でお流しくださることを願っております。
唐突ではございますが。。。。
皆様は家族の前でオナラをすることはおありでしょうか❓
相手が妻であれ、夫であれ、親であれ、構うことなくぶっ放す方でしょうか❓
それとも、トイレで致すものと弁えている紳士淑女の方でしょうか❓
それとも、そっと肛門に力を入れて、静かに笛を吹くように。。。
そう、すふっと「スカベ」を致す、お上品を装いながら後ろめたい気持ちを抱く方でしょうか❓
私はといいますと、主人の前では結婚以来オナラなるものをなかなか出来ずにおります。
娘時代の頃はもちろん、実家にいた時も、殿方の前では恥ずかしくて致すことができません。
時々「プスッ」と思いがけず出てしまった時は火が吹くように恥ずかしく逃げ出したい思いになるのでございます。
夫婦の寝室は同じでございますから、明け方など、わたしは特に腸にガスが溜まっているのを感じ、思い切りぶちかましたくなる時間帯なのでございますけれど、隣の主人に気づかれないよう、。。。そう、口笛を吹くようにスウ〜とスカ屁で堪えております。
そのなんてなんて苦しいこと‼️
朝から心置きなく正露丸のラッパの如くぶちかませることができれば、どれほど心が爽快になることでしょうか。
けれど、反対に、女同士だとマシンガンのようにぶちかましまくれるのです。
女同士とは、なんと気楽なものでしょう‼️
特に娘とは、「いかにお上品なオナラが出るか」を競い合っております。
ある日、(というか毎日でございますけれど、)娘がおやつをいただきながらプスッとそれはそれは可愛らしい音を出しました。
「あ。。。出しちゃった」
と恥ずかしそうにいうものですから、私はこう言ってやりました。
「あらまあ、なんて貧相なオナラですこと。
真のおなら夫人とは、このようなものです。」
と突き放したようにいい、
ブパプ‼️‼️
と爆音でトランペットのように高々に鳴り響かせました。
そのあとも
ブパプ‼️
ブピ‼️
ブピピピーーー‼️‼️
娘は大笑いしておりましたが、美しい「おなら夫人」になるには、恥ずかしがっていてはいけません。
アヒルの子が高らかに翼を広げホワイトスワンとなって夜空のスポットライトをあび飛び立つかのように。。。。
体内の醜いものを全て出し抜き、美しい透明な空気を身体に取り込まねば、健やかなおなら夫人にはなれぬのです。
以来、私どもは日々、美しいおなら夫人になるべく、技を競い合っております。
そういえば、娘時代のわたしの隠れた特技の一つは、
おならを際限なく出せること
でありました。
色々な拍子で、自在に操れるのです。
尺八のように長く出せる時もあれば、カスタネットのように短いのが何度も何度も出す時もありました。
その隠れた特技を披露する相手は、もっぱら姉のみでしたが、わたくしはこの時から、
おなら夫人としての道を心の奥で根付かせていたように思います。
余談でございますが、かの水木しげる御大も、子供の頃に自由におならを操作できる特技を持っていたそうでございます。
小学生の頃のあだ名は
ナプーン
だったとか。
ナプーン。。。。。
ナプーン。。。。。。
一体誰がこのような面妖な名付けたかは知りませんが、もし先生ご自身が名付けられたのなら、これほど五感に訴えるネーミングはないように思えます。
戦前の子供は、なんと情操豊かであったのでありましょうか。
。。。このようにわたくしは、殿方の前ではお腹を痛めつつ我慢するただの四十路の主婦、一方子供や一人の時は「おなら夫人」として生きております。
二つの異なる顔を持つというのも、ちょっとスリリングなものですわね。
それでは、おなら夫人としては、ここでごきげんよう。
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ほぼ毎日更新。 マンガとともに歩む制作日記です。 イラスト、マンガのほかに、マンガメイキングや、日々思っていることを赤裸々に、悩んでい…