マガジンのカバー画像

はりきゅうの世界(無料記事)

43
こちらは、はりきゅう、というか人体とか環境とか身の回りのことも絡めた「健康」に関することを書き連ねます。より詳しい対処法や深く突っ込んだお勉強チックな内容は、有料記事で書いていき…
運営しているクリエイター

2020年6月の記事一覧

カラダの調子を見る方法2-対処編-

前回の続きで、今回は体の調子を見たらどのように対処していくか、について書こうと思います。

まず初めに、前回の最後にお腹と背中で、臓腑の領域について触れたと思いますが、これを参考にしていきます。

ここで陰陽五行の概念を出します。といっても今回は五行までですが、臓腑や感覚、食べ物などなどを 木 火 土 金 水 の五つに分類して表にした、五行色体表を挙げます。

色体表から、臓腑が木 火 土 金 水

もっとみる

カラダの調子を見る方法

一般的には、四診といって、4つの方法で体の調子を見ていきます。

もちろん、相手の様子だけでなく、ご自身の調子をチェックするときにも有用です。

四診 <望診・聞診・問診・切診>1:望診

 見て確認:歩く姿・姿勢、会話しているときの目の動き、話している時の
      唇の開き方、肩の高さと首の傾き、足の組み方、重心の
      かけ方
      ※靴底の減り方、骨盤の傾きなども

 鏡を使

もっとみる

ツボと目安



鍼灸の専門学校に通っている学生さんは、入学してすぐに習うかと思いますが、ツボを探す目安として、

 1:骨や関節、筋肉
 2:皮膚の温度がその周囲より低いもしくは高いところ
 3:自然と手が行くところ

などが主な目安でしょう。

ではそれぞれについて簡単にご説明します。

1:骨や関節、筋肉 骨の場合:
  たとえば手首の親指側。ちょうど脈が触れるあたりですが、そこに
  ちょっと骨が尖って

もっとみる

においでにおうぞ?!

病院内で仕事していたときのこと。

内科にいたんだけど、腎臓内科とか血液内科とか呼吸器内科とか神経内科とか、内科のカウンターを挟んで左右に診察室がずらり。

仕事にも慣れてくると、ちょっとした事にも気が向くようになるもんだけど、いろんなにおいが、科によって違うということに気づいたわけ。

糖尿のかたや、アトピーのかたは顕著ににおいが違う!
痛風や循環器系、呼吸器系はそれほどにおいで特徴的なことはな

もっとみる

奇経八脈の流れと主治について-1-

奇経とは、東洋医学で正経といわれる12の経脈と相対する8つの経脈のことです。正経12経脈は、肺経、大腸経、脾経、胃経、小腸経、心経、心包経、三焦経、膀胱経、腎経、胆経、肝経の12。

奇経8脈は陰維脈・陽維脈・陰蹻脈(いんきょうみゃく)・陽蹻脈(ようきょうみゃく)・衝脈・任脈・督脈・帯脈の8つ。

正経十二経の連携を密接にしたり気血の流れを調節する役割を果たすといわれていて、体を縦横に連携していま

もっとみる

これを食べたらこれに効く!・・・!?

狭心症の薬、ニトロ舌下錠を口に含んで溶かしたら、症状が和らぎますが(一般的にね)、テレビの健康番組などで紹介されているように、これを食べたらこれに効く!みたいなこと、どーかなと思う。

口から摂取した食べ物がどういう流れを経るかを考えてみる。

  口で咀嚼
   ↓
 胃に入ってどろどろになる
   ↓
 十二指腸・小腸と進むにつれ、腸管から吸収される
   ↓
 のこった糟が大腸に到達し水分が

もっとみる

カラダの声を聞こう

子供が親の気を引こうとして駄々をこねたり、「ねぇねぇ」と手を引っ張ってみたり。

カラダに現れている症状や病気って、そんなものかもしれない。

もちろん、いわゆる大病されている方もいらっしゃるので、軽々しくすべてがすべて同じだとは言えないけど。

気管支が弱かったりしたら、胸の前や背中(左右の肩甲骨の間)の産毛が周囲よりも濃かったり密集していることがよくある。

腰に問題がある場合には、その付近の

もっとみる

気圧と体調管理

人間は地球上の生き物だから、人間だけ単独のリズムを刻んでいるわけはなく、地球のリズムの中に人間のリズムも含まれる、というのは、理解するに難くない。

地球のリズムの一つ、気圧の高低も、人間のリズムに影響を与えてるはず、気づかないのは鈍感なだけで、住んでいるところの周辺(経験則では、東京にいたらおそらくタイまでを半径とした円内が影響範囲な気がする)での気圧の変化で体も変化すると感じるんだけど、特に、

もっとみる

声の好き嫌いと治療

声の好き嫌い、これは結構体調とも連動したり、そもそものその人の「性質」にも関係あるのではないかと。

体調によって、好きなアーティストの声が煩わしく感じたり、「そうそうこの人の声、心地よい~」なんてことない?

自分は、基本的に好きな声(正しくは声質?)の持ち主は、BlackPinkのジスとか、少女時代のテヨン。

男性アーティストにはあまり好きな声の人はいないですが、歌がうまくて癒されるなあ~と

もっとみる