これを食べたらこれに効く!・・・!?
狭心症の薬、ニトロ舌下錠を口に含んで溶かしたら、症状が和らぎますが(一般的にね)、テレビの健康番組などで紹介されているように、これを食べたらこれに効く!みたいなこと、どーかなと思う。
口から摂取した食べ物がどういう流れを経るかを考えてみる。
口で咀嚼
↓
胃に入ってどろどろになる
↓
十二指腸・小腸と進むにつれ、腸管から吸収される
↓
のこった糟が大腸に到達し水分が吸収される
↓
肛門から排泄
で、腸管から吸収されたものは、
肝臓へ
↓
カラダの中で消費される
↓
余った不要なものは細胞に蓄えられたり腎臓で濾しとられる
↓
尿として排泄
まあ厳密な流れじゃないけど、こんな感じかな。
話を元に戻すと、口から摂取したものがカラダに(体調に)劇的なインパクトを起こすというレベルになるには、相当な時間と、相当な量の摂取と、相当な頻度での摂取が必要になってくる。
ましてや、カラダに必要な栄養素ですら、簡単に体外に排泄されちゃうし。
そもそも、今のカラダを作り上げてきたのは、過去の食習慣、生活習慣なわけで、それがたった1回摂取しただけで簡単に改善するわけがなかろう。
言いたかったのは、いろんなメディアで喧伝されている言葉を鵜呑みにせず、たかが1回、1週間、1ヶ月だけ何か特別に食べ物を摂取するだけで終わりにするんじゃなくて(たかがそれだけではほんとに改善してるわけじゃなかろうし)、
“日ごろから生活習慣の見直しと改善、
継続的な食生活の見直しと改善”
(ドーン!)
が大事なんだと。
そして口から入れるものは、厳選につぐ厳選することに越したことはない。
なんたってそれは自分を大事にする行為だからね。