「自己犠牲をしてしまう人」◆HSPさんにもおススメ記事です◎自己犠牲を辞める3つの方法を紹介◆
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回のテーマは私としては少し難しいテーマでしたが書いてみました。
自己犠牲の精神をまったく否定する記事ではないことを先に述べておきます。
人が人を想ったり、何か力を尽くしたいと思う気持ちは自然なことでもありますよね。
ただ、その自己犠牲の精神のバランスをとることや、発生する根本の源を知ることが大切なのではと私は考えています。
是非、最後まで読んでいただけると嬉しいです(^^)
今回は「自己犠牲をしてしまう人」◆HSPさんにもおススメです◎自己犠牲を辞める3つの方法◆についてお話します。
あなたは自己犠牲をしてしまったと感じたときはありますか?
「自分の事はいつも後回しにしてしまうな…」
「面倒なことを率先して引き受けてしまう癖がある…」
「今現在、自己犠牲してしまう自分に悩んでいる…」
と、周囲の人を優先にして、自分のことはいつも後回しにしてしまい、人のために自分を犠牲にしている人は多いのではないでしょうか。
私自身も、過去にそのような自己犠牲の精神を強くもっていたために、自分を追い込んでしまったことがあります。
「人のためになることを率先することはよいことだ」
「自分のことは後回し。まずは周囲の人の事に目を向けないと」
と、人に尽くすことが良い事であって、自分の事は二の次で良いといった固い固定観念をもって生活していたことがあります。
自己犠牲をしてしまう原因は人それぞれ違います。
私の場合は機能不全家族で育った経験から、自分を認めてほしいという欲求を抱えて大人になったことも関係していたようです。
周囲に求められ、自分を認めてもらいたいとう強い気持ちが働いていて、自己犠牲を繰り返すようになっていったという心理が強かったと思います。
カウンセリングの場でも、そのように幼少期の経験から、大人になって強い自己犠牲の精神に悩まれている方も多くいます。
また、自己犠牲をする人は、誰もやりたがらないことや面倒なことを一手に引き受けてしまいます。
そうなると、自分がキャパオーバーしてしまい、心身を疲弊させて落ち込んでしまうこともあります。
また、そのように他人の気持ちやその場の空気が読めるのは人の気持ちや立場を察する優しい気持ちがあります。
しかし、それで自分を犠牲にすることになってしまうパターンもあります。
最近ではHSPの人のお悩みにも自己犠牲についてお話される方も多くいらっしゃいます。
HSPの人は周りのネガティブな空気を読むのもとても上手です。
例えば職場の会議で意見が出ずに話合いが進まなかったり、誰がやるべきかで沈黙が続いたりすると、その雰囲気にいたたまれずに自分から手を挙げてしまいます。
もちろん、円滑なコミュニケーションを図るうえで空気を読むことは大切ですが、読み過ぎて自分を犠牲にする必要は本来はありませんよね。
今回は自己犠牲してしまう人の特徴、心理と対策方法についてお話していきますね。
1.「自己犠牲をしてしまう人の特徴」
◆「自己犠牲をしてしまう人の特徴」◆
①「優しすぎる性格の人」
②「争いごとが苦手な人」
③「頼みごとを断れない人」
①「優しすぎる性格の人」
自己犠牲をしてしまう人の特徴としては「優しすぎる性格の人」です。
自己犠牲してしまう人は、普段から周囲に対して優しく振る舞い温厚な性格な人が多いです。
そうなると周囲からも「優しくて頼れる人」と判断されていることがあります。
「あの人に頼めば大丈夫だよね◎」
「あの人なら断らないから安心◎」
と、期待や信頼感も強くなっていきます。
周囲の人から信頼されたり、頼られたりすることは良いことでもあります。
ただ、人によってはそれを利用してくる人もいるので注意が必要です。
根本的に優しい性格なので、人に辛い思いをさせたくない…という思いからいろいろな面倒を引き受けることになります。
しかし、人から都合よく利用されてしまう危険性も増え、自分だけで多くのことを抱え込んでしまいます。
そうなることで、気づくと精神的に追い詰められてしまうことも少なくありません。
優しい性格をいいことに、つけこむ人間もいることを理解しておく必要があります。
②「争いごとが苦手な人」
自己犠牲をしてしまう人の特徴としては「争いごとが苦手な人」です。
自己犠牲をしてしまう人は基本的に人と争うことを好まない人です。
争いごとになると自分が傷つくことにもなるため、自己防衛のために自ら自分を犠牲にすることを選んでいることもあります。
これはHSPの人にも多いなと感じています。
HSPの人は周囲の人の表情や感情の変化に敏感に反応して、相手の気持ちをあたかも自分が感じているように反応することもあります。
そのようなことから、周囲の人が傷ついたり悲しんだりするくらいなら、自分が犠牲になって辛い思いをすればいいと考えてしまうこともあります。
私も過去によく職場や友人関係の険悪なムードなどを感じることがよくあり、自ら仲裁する位置に入ったり、無理な要求を飲んでしまうこともありました。
また、仕事では自分が主張したい意見があっても、そのために議論したりチーム全体の仕事が滞ったりするのが嫌で自己主張しないことを選んでいる人もいると思います。
争いごとを避けるあまりに過剰に自己犠牲をしていることもあります。
◆「HSPの4つの特徴」のラジオと動画です(^^)◆
③「頼みごとを断れない人」
自己犠牲をしてしまう人の特徴としては「頼みごとを断れない人」です。
自己犠牲をする人は基本的に頼まれたことを断り切れない性格の持ち主と言えます。
自分が断ることで相手が嫌な気持ちになると考えると、それに耐えきれず自分から苦労を買って出ることも珍しくありません。
私も過去にそのような心理が強く働いてしまい、頼まれたことは全て断らずに引き受けていたことがあります。
「自分が引き受けることで、相手も気持ちよくいれる…」
「自分が頑張れば、丸く収まる…」
と、いったマインドがいつしか当たり前となり、当然自分の抱えている仕事量は何倍にも膨れ上がりました。
いつまでたっても仕事が終わらず残業すること、家でも仕事をすることが当たり前になってしまったこともあります。
自分さえ我慢すればいい…人が傷つくことは嫌だ…といった気持ちから断ることができなくて自己犠牲をしてしまうことになります。
2.「自己犠牲の心理・原因」
◆「自己犠牲の心理・原因」◆
①「他人の評価を過剰に気にしてしまう」
②「自分に自信がもてていない」
③「必要とされたいという気持ちが強い」
①「他人の評価を過剰に気にしてしまう」
自己犠牲の心理・原因としては「他人の評価を過剰に気にしてしまう」ことです。
自己犠牲をする人は周囲の評価を気にして、必要以上に周囲の目を気にしてしまいます。
「自分だけばかにされていないか不安…」
「能力のない人間だと決めつけられたくない…」
「できない人だと皆から思われたくないな…」
などと、心配のレベルを超えて強い恐怖心を感じていることもあります。
そのような心理から必要以上な承認欲求をもってしまうこともあります。
他人に嫌われたくないためにやりたくもない仕事や面倒なことを引き受けてしまい、安心感を感じようとしてしまいます。
ただ、それでは本当の満足感をえることができないため、「何をしているんだろう自分は…」と自責してしまうこともあります。
そのような承認欲求だけに従い、他人中心に動いているだけなのでそこに自分の意思は存在できていないことが原因でもありますよね。
◆「承認欲求」についてくわしくお話しているラジオと動画です(^^)◆
②「自分に自信がもてていない」
自己犠牲の心理・原因としては「自分に自信がもてていない」ことです。
自己犠牲が強く、人のために尽くしてしまうのは自分に自信がないこともあります。
自己肯定感や自尊心を低くしていることもあります。
さきほども少しお話しましたが、人のために尽くして、
「誰よりも褒められたいな」
「皆から感謝されたい」
「周囲に認められたい」
と願うのは社会的欲求の1つである承認欲求を満たすためです。
現代の競争社会では、そのような承認欲求は誰でも持つものです。
ただ、自分に自信があってブレない生き方を選択しているときは他人の目や評価を気にすることもなくなっていきます。
「人は人だよね。自分は自分だよね◎」
「他人の評価を気にするより、自分をまずは信じてみよう」
と、自分が信じた道を真っすぐに進むだけで、他者から認められなくても気にならなくなります。
自己犠牲をしてしまう人は自分に自信がなく、自分を犠牲にしてまで人に尽くしてしまう心理が考えられます。
小さなことから自分を認めたり、受け入れていくことが大切になっていきます。
◆「自尊心」の高め方のラジオと動画です(^^)◆
③「必要とされたいという気持ちが強い」
自己犠牲の心理・原因としては「必要とされたいという気持ちが強い」ことです。
自己犠牲をする人は、人に尽くすことによって周りから必要とされている気持ちに満足しようとする傾向があります。
誰もがやりたがらないことを引き受けると周囲からは感謝されるので満足できます。
人から「ありがとう」と言われることが快感となるだけでなく、自分の存在意義が認められたような気になります。
もちろん、他者貢献をしていくことは自己肯定感も高めて自己受容することになるので大切です。
ここはとてもデリケートなバランスの部分だと考える事ができますよね。
私自身もそのように感謝を受け取ることで自分を受け入れてもらえたことへの安心感だけを求めてしまった時期もありました。
ただ、その感謝されることに心地よさを見出していて、自己犠牲を繰り返してしまうことも少なくありません。
しかし、なんでもかんでもそのような自己犠牲からうまれた感謝が、本当に自分自身を必要とされていた感謝かどうかを判断することも実際は難しいです。
相手との関係性が過剰な自己犠牲の上で成り立ってしまっていないかどうか一度振り返ることも大切です。
3.「自己犠牲を辞める3つの方法」
◆「自己犠牲を辞める3つの方法」◆
①「頼まれごとを断る勇気を持つ」
②「自己犠牲を続けても満たされないことを理解する」
③「相手に依存せず自分のことは自分で決めていく」
①「頼まれごとを断る勇気を持つ」
自己犠牲を辞める方法としては「頼まれごとを断る勇気を持つ」ことです。
自己犠牲をする人は優しさや、気の弱さもあって周囲の頼まれごとを何でも引き受けてしまいがちでもあります。
その結果、キャパオーバーとなり思うような成果が出ずに悩んでしまうことも多いです。
ときには頼まれてもしっかり断る勇気を持つことが大切です。
最初はとても難しいと感じるかもしれませんが、断ることも慣れていくことは可能です。
自己犠牲をする人はまずは断ってもいいという選択肢が自分にもあるということを意識することから始めると良いです。
結局自分が充分にできないことを引き受けても、自分を追い込み、人にも迷惑をかけてしまうことに気づいていくことです。
◆「断り上手になるには?」のラジオと動画です(^^)◆
②「自己犠牲を続けても満たされないことを理解する」
次に自己犠牲を辞める方法としては「自己犠牲を続けても満たされれないことを理解する」ことです。
自己犠牲をする人は自分がしっかりと満たされていないことを感じていたりします。
「これだけ人に尽くしていてもなんだか空虚な気持ち…」
「私はなんのために自己犠牲しているのだろうか…」
と、私も過去にそのような自分に満たされず、虚無感を感じて毎日を過ごしていたこともあります。
おそらく当時の私と同じように、どんなに自己犠牲をして人のために頑張ってもどこか満たされず、自分に失望する経験を繰り返している人は多いと思います。
自己犠牲でどんなに頑張ってもそれは全て人のためであり、自分のためにしたことではないことが原因でもあります。
自己犠牲に使う時間や労力を自分のために使えれば、どう感じるのかイメージしてみてください。
同じ仕事をした場合であっても、自分の目的がそこにあったことなら充実感や達成感に大きな違いがあります。
本当の自分を認めて欲しいのであれば、人のためではなく自分のために頑張ることがとても大切です。
③「相手に依存せず自分のことは自分で決めていく」
次に自己犠牲を辞める方法としては「相手に依存せず自分のことは自分で決めていく」ことです。
自己犠牲をする人は自分の意見を伝えることが苦手なだけでなく、周りの影響を受けて依存的になる傾向があります。
そのような依存的な状態となると、なんでもかんでも相手の言いなりとなってしまうこともあります。
自己犠牲をやめるマインドセットとしては、
「人のためにする…人が言うからする…」➡「自分がしたいからする◎」
と、自分のことは自分で決めるようにするマインドセットをもつことが大切です。
最初は誰でも自分の意見を明確に述べるのは難しいことです。
ただ、これも筋トレなどと一緒で、繰り返し行うことで慣れていくことは可能です。
そのようなことを続けていると自然とあなたを見る周囲の目も変化します。
4.まとめ
今回は自己犠牲してしまう人の特徴、心理と対策方法についてお話してきました。
自己犠牲をする人は、人が嫌がること引き受けて他人のために尽力していきます。
基本的に優しい温厚な性格が関係していることがよくあります。
ただ、過去の私もそうでしたが、自分に自信がないために人から感謝されたり、褒められたりすることで満足している面もあります。
自己犠牲をする生き方に気づかず浸かっている人は、いつまでも他者にだけ尽くし、自分を大切にできない状態となってしまいます。
どんなに頑張っても自分の成果として認められることはなく、自分の意思で行動することもほとんどなくなってしまいます。
自己犠牲が強くなっている場合は、自分の意思で自分のために生きることの素晴らしさを感じるようにすることです。
過剰な自己犠牲をやめれば人生は自然と好転していくものです。
是非、今回紹介した自己犠牲を辞める3つの方法を試してみてくださいね◎
今回は「自己犠牲をしてしまう人」◆HSPさんにもおススメです◎自己犠牲を辞める3つの方法◆についてお話しました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。
何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページかLINEよりご連絡いただければと思います(^^)
それではまた次回の記事でお逢いしましょう。
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