「意識・無意識とは?」◆HSPさんにもおススメです◎フロイトとユングについても紹介します◆
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「意識・無意識」◆意識と無意識とは?フロイトとユングの捉えかたの違いについて解説◆についてお話していきますね。
あなたは意識・無意識と聴くとどのようなイメージが湧きますか?
「無意識は夢の世界とか感じるな」
「意識は私自身のことかな?」
「無意識はコントロールできない部分なのかな?」
等イメージした方も多いのではないでしょうか。
「意識的に行動した」
「無意識に○○してた」
と会話の中でよく使い、そのように私達は当たり前のように「意識」と「無意識」という言葉で自分自身や相手の行動、思考を表現していますよね。
心理学の世界で有名なフロイトとユングの二人はこの意識と無意識のとらえ方が違っているんですね。
今回はそんな違いや、意識と無意識についてくわしく知っていける内容のお話をしていきたいと思います。
1.「意識・無意識」フロイトの考え方
◆フロイト的意識と無意識◆
「意識と無意識は互いに対立し合う関係」
フロイトは「意識と無意識は互いに対立している」と考えました。
さきほども述べました通り、ユングとフロイトの心に対する捉え方には違いがあります。
フロイトは意識と無意識を「対立的」に考えてユングは「補償的」に考えたと言えます。
フロイトは無意識というものを初めて理論化した精神分析の創始者でもあるんですね。
◆フロイトの心の局所論◆
「意識」…自分の体験・意識として理解できる意識
「前意識」…意識すると思い出せる。普段意識していない意識
「無意識」…本人は意識していないあらゆる行動を左右している意識
フロイトは人間の心は「意識」「前意識」「無意識」の3層からなるという考えを展開して、「意識」は自分のしていることが実感できている状態。「前意識」は注意すれば意識化できるもの。そして意識できない状態が「無意識」であると位置づけたんですね。
無意識の中に衝動や欲求が抑圧されてそれらが意識に働きかけて神経症になってあらわれるとしました。
フロイトは無意識を知る手がかりとして「夢」に注目しました。
睡眠中はいつもは閉じられている意識と無意識の間の境目が緩んでいき、そこから抑圧されている願望がシンボルとなって夢に現れると考えたんですね。そのようにして科学的な分析を試みていたですね。
2.「意識・無意識」ユングの考え方
◆ユング的意識と無意識◆
「意識と無意識はお互いを補い合う関係」
ユングは「意識と無意識はお互いを補い合う関係」としました。
スイスのカール・グスタフ・ユングは精神科医のジークムント・フロイトの友人であって弟子でもあったんですね。
しかし1912年以降は両者の関係は決裂しています。そしてその後ユングが分析心理学を提唱したんですね。
両者の心の考え方の違いは、フロイトの対立的な意識と無意識のとらえ方に対してユングは意識と無意識との関係は補償的で「調和的な関係」にあると考えたんですね。
◆ユングの無意識の考え方◆
「意識」自我。自身をとりまく外界や自分へ意識する主体
「個人的無意識」個人の感情や記憶が抑圧・忘却されて無意識になっている
「集合的無意識」全人類の普遍的なイメージが潜在的にある無意識の領域
ユングは人間の無意識の層を「個人的無意識」と「集合的無意識」の二つの領域からできていると考えたんですね。
「個人的無意識」
まず個人的無意識とは個人の生活と関連するものと考えました。
これまでの感情とか記憶・思考などの意識的な経験が自我を維持するために抑圧されたり忘却されたりすることによって無意識になった部分を指すんですね。
個人の生活の人生の中で起きた様々な独特の体験を含んでいると考えたですね。
「集合的無意識」
集合的無意識はユング独自の考え方なんですね。
これは人類共通の普遍性を持っている無意識と言えます。
個人的なものではなくて、全ての人間に共通のものであって、人間が先祖代々からずっと引き継いできた潜在的な記憶をためている貯蔵庫のように考えました。
文化的なものから、母性や父性といった家族的なものまで含まれるとしました。
意識と無意識の関係性を肯定的に見れば、心理的な原因を持つ症状は「何かのサイン」だと考えることができます。
ユングは「夢は意識を補うものだ」と言ったんですね。
起きている時は意識に頼っているが、寝ている時は無意識が夢となって現れることで、心のバランスをとっているというような考え方をしました。
意識に現われる不調は、心の状態を教えてくれていて、その人のバランスをとる状態に導くきっかけになるようなものとしたんですね。
3.まとめ
今回は意識と無意識についての考え方や、フロイトやユングといった現代の心理学にも大きな影響を与えた二人の考え方の違いについてお話してきました。
フロイトは「意識と無意識は互いに対立している」と考えました。無意識に閉じ込められている部分を意識化し、衝動や欲求を意識によってコントロールしていけるような心理療法を考えていきます。精神分析や夢分析等ですね。
ユングは「意識と無意識はお互いを補い合う関係」と考えました。意識に現われる不調は心の状態を教えてくれていて、その人をバランスのとれた状態へと導くきっかけになり、肯定的な要素を重視して心理療法を考えていきます。後に発展していった、箱庭療法などです。
このように両者の捉え方は違いがありますが、私達には意識と無意識という領域があって、それらがとても深い関わり合いの中で関係しあっていると実際に感じるということは、誰でも一度は体験していますよね。
夢の解釈もそれと同じように、とても不思議な夢をみたなぁと感じた経験をした人も多いのではないでしょうか。
意識と無意識について心理学で考えられてきた部分をフロイトとユングの視点からお話してきました。
あなた自身はどのように意識と無意識について感じていますか?
今回は「意識・無意識」◆意識と無意識とは?フロイトとユングの捉えかたの違いについて解説◆についてお話しました。
今回の記事がなにかあなたにとって一つでも参考になることがあったならうれしいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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