見出し画像

「心理療法の3つのアプローチ」◆HSPさんにもおススメです◎心理療法のアプローチの視点の違いをくわしく紹介します◆

こんにちは。

心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「心理療法の3つのアプローチ」◆心理療法のアプローチの視点の違いをくわしく解説◆についてお話していきますね。

あなたは「心理療法」と聴くとどのようなイメージをもちますか?

「催眠療法とか横になって目をつむっているイメージかな」

「過去を思い返したりするのかな」

「認知行動療法は聴いたことがある」

など、さまざまなイメージが浮かんだのではないでしょうか?

今回は心理療法のアプローチの違いについて知っていけるようなお話をしたいと思います。

1.「心理療法の3つのアプローチ」とは?

◆3つのアプローチ◆
①「力動論的アプローチ」…精神分析療法、夢分析など
②「行動論的アプローチ」…自律訓練法、行動療法など
③「体験論的アプローチ」…フォーカシング、芸術療法など


心理療法の種類はいくつもありますが大きく三つに分けることができます。

①「力動論的アプローチ」

人間の心理的な現象を運動のような物理法則にならって理解しようとすることを力動論的アプローチと言ったりします。

フロイトやユングらが考えた、「無意識」の感情の動きや「自我」といった考え方を駆使して、これらと心理的問題の発生との因果関係を考えていくというような部分です。

その際に過去から現在に至る発達過程や、その人が生活してきた環境、特に幼少期の親子関係や対人関係などを重要視するのが特徴的であると言えます。

解決できていない無意識へと抑圧した葛藤や感情を解消できずにいて、そのことで何らかの症状が発生したりする場合、カウンセラーがその葛藤を解釈して夢分析などを行ったりすることによって、その人自身の症状に対する理解が進んでいくと抱えていた問題が解決すると考えることができます。

例えば、ここに一人の男性がいるとして、その男性の悩みは「大勢の人の前で緊張したり、話せなくなる…」と悩んでいたとします。

その男性の話を聴いていくと、実は子供の頃に親から他の子供と比べられて、人前でしっかり話せないことを叱られた経験があったことに気づいたとします。

そこから、その親子関係が過去のトラウマ体験となっていたことが原因ではないか?と精神分析的なアプローチをしたり、夢分析をしたりします。

ここでは「精神分析」や「来談者中心療法」などが用いられることがあります。

②「行動論的アプローチ」

人がある状況で強い経験をしたり、刺激となる体験をした場合に不適切に反応することを学習してきたため、症状や困難な問題が出現すると考える視点に重点が置かれています。これが「行動論的アプローチ」です。

その原因となる不適切な反応の仕方を分析して、それを修正することが課題となっているんですね。

先ほどの同じ例えからこの行動論的アプローチで考えると、大勢の人の前で緊張したり、話せなくなるという悩みがあるとするならば、そのような状況で身体が硬直して、話せないという行動を学習している可能性を考えます。

このことから、少しずつ人前に出て話をしてみたりして行動を変えていくことを目指していきます。スモールステップを設定して徐々に進んでいくイメージです。

ここでは「自律訓練法」や「行動療法」などが挙げられます。

③「体験論的アプローチ」

「体験論的アプローチ」では、自分と他者との関係、あるいは「ありのままの自分」と「こうありたいと願う自分」との間にズレが生じたりして、自分自身に対して満足できないということから、心理的問題が生じていると考える部分に焦点を当てています。

こうした問題を解消するために「今ここでどのような感情が沸き起こっているのか?」に自らが気づいて、そこに「何らかの意味」があることを知っていくという視点が大切になってくるんですね。

先ほどの男性の例えからこの体験論的アプローチで考えると、大勢の人の前で緊張したり、話せなくなるという悩みがあるとするならば、うまく人前で話せる自分が理想的だが、実際は違うという矛盾を感じていて、そのことを受け入れることができないため、心身の症状となって現れていると考えることができます。

「今ここでどのように自分は感じているのか?」と自分の内側へ意識を向けていくようなアプローチをします。

そして今ある自分を肯定的に捉えて、その人自らが成長できるようなサポートをすることです。

「フォーカシング」や「芸術療法」などが含まれています。

2.まとめ

今回は心理療法のアプローチの違いについてお話しました。

「力動論的アプローチ」では、過去の体験によって現在の悩みへと関係する部分を重要視しています。

「行動論的アプローチ」では、体験から、問題となる行動を学んでしまったことを考えて、行動を変化させていく部分に焦点を当てています。

「体験論的アプローチ」では、ありのままの自分とこうありたいと思う自分がいて、自分自身を受け入れることができないことから心理的な問題となっていることに焦点を当てて、内側へ意識を向けて「今ここ」の身体や心の動きに注目していきます。

同じ悩みや症状があったとしても、このような視点の違いからさまざまな心理療法のアプローチがあります。

これが正しいとか間違っているということではなく、一人一人の状況に合った心理療法を実践することで、問題の解消や緩和に繋がるのだと思いますよね。

今回は「心理療法の3つのアプローチ」◆心理療法のアプローチの視点の違いをくわしく解説◆についてお話しました。

あなたにとってなにか一つでも参考になることがあったら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。

何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページかLINEよりご連絡いただければと思います(^^)

それではまた次回の記事でお逢いしましょう。

◆電子書籍とPOD紙書籍が選べます!購入特典として①取り組み案内リスト②貼るだけHSPがホッとできる10の心得シート③7つの道具箱ワークシートをダウンロードしていただけます(^^)◆

◆🍀「LINE登録のお礼に期間限定のプレゼントも用意しています」🍀◆

画像3

◆心理学・生活術の記事をマガジンにまとめています◆こちらから↓


◆ながら聴きで学べるのでオーディブルはおススメです◆こちらから↓

画像1


◆Twitter・YouTube・ラジオ等で配信しています◆こちらから↓

3.じゅんさんのSNSやカウンセリングについて

◆心理カウンセリングをしています。お問い合わせ、お申し込みはホームページをご覧ください◆こちらから↓

画像2


いいなと思ったら応援しよう!

HSP心理カウンセラー じゅんさん
いつもありがとうございます(^-^)いただいたサポートは記事を更新していく励みとなります。これからも記事を投稿していきますので読んでもらえると嬉しいです◎

この記事が参加している募集