直売所の庭で花を探していましたら、枯れた百合の花茎に出会いました。ここには夏、沢山のオニユリが咲いていたのを思い出しました。緑の草むらに爽やかなオレンジ色の花を揺らしていたオニユリの風景が重なります。枯れても素敵です。
【季節の句一句】冬草 冬草や白日の滋味蓄へて無口なり すっかり枯れてしまった様に見える冬の草。 でも、その根には、春の芽吹きの為の太陽の恵がしっかりと蓄えられています。 冬草や滋味蓄へて春を待つ厳しき時代の人もかくあらむ 「明けない夜は無い」。そう信じて、今日を生きます。