除草剤のメリットデメリット

　まだ冬にもなっていないのに枯れた草を見ると、「嗚呼、除草剤撒いたんだなあ」とすっかり普通の景観になっており見慣れてきた。見慣れたくもないけど、これが普通の光景となり、見るたびに何とも言えない寂しい感覚に陥る。ホームセンターでも薬局でもたくさん並んでいて、体の動きづらくなった方達からすれば便利なものとして認識されている。これが一般常識で、造園会社からしても、使えばコストダウンになるし、何より作業が楽でいい。

　除草剤なしで草むしりなんて大変だから、造園会社に「除草剤なしで草むしりして」なんて言えば増額になるだろう。除草剤買って、コンクリートの隙間の草を枯らす方がどんなに楽か。一度楽を覚えてしまえば、苦労しようとは思わなくなるのが世の常、人の常だろう。

だけどよく考えてみてくれよ。

どう考えても人が飲んだらやばいものだ。

それを地面に撒いている。

土壌菌が分解してくれるから無害だと言われている。

売りたい側はそう言うだろう。

反対する側の意見なんて消し去ればいい。

本当の情報は深く潜らせておけばいい。

余ったから売りつけてるなんて嘘ウソ。

さあ、全国各地の店頭に並べよう

CMでも大々的に売り出そう

あとは相互監視で反対する人は勝手に陰謀論者だ。

草むしり、雑草取りが億劫な人も、そう思うだろう。

砂利がしいてある所の草はむしるのが大変だ。

重労働の草刈りから解放されよう。

成分がどうとか検証済みだから

安全ですよ。大丈夫ですよ。

そう言ってまた伸びてきた草に除草剤を撒く。

「なんて便利な世の中になったんだ」

「もう除草剤なしなんて考えられない」

「草なんてすぐに伸びてくるし、人の髪の毛と一緒で需要はあり続ける。

まだまだいっぱい除草剤は製造しておこう」



蒸発した成分が体に影響があるだーないだー

そんな事を議論してもきっとなくならない

一度楽を覚えてしまった人間は

もう苦労をしたくなくなる。

それも欲なのかな。



わたしだってそうだ。

楽な方を選んでいるさ。

人の事は言えないよ。

社会に意見なんてできないよ。



だって一緒だもん。

撒かないでなんて言えないよ。

どうしようもできない自分への失望と

ある一角ぐらいならいいかなっていう希望



他にも手入れできない放棄地はあるし

木だっていっぱいある、鳥も居る。

そんな氣にしなくていいんじゃない。

緑はまだ残ってるよ。

生物多様性は守れているよ

考えすぎだよ。って

やっぱそうかなあ

でもなんか感じるんだよなあ

冬前に枯れている草達の異常さを

文明の利器とでもゆうのか。

禁止している国もあるみたい。

この国ではいいみたい。

何が違うの？

判断基準ってなんなの？

判断する人が違うの？

税関が違うの？

わからない。



どうすればいいのかわからない。

社会問題はなくならない。

だから芸術があるんだって。

言葉にできない叫び

言葉にならない苛立ち

撒きたい氣持ちもわかるし

撒きたくない氣もちもわかる

もし神さまだとしたらどうする？

中立だとしたらどうする？



除草剤なんかで喧嘩するなよ。

成るように成るさ。

感じるままに

なんでもやってみなよ



それで違ってたらまた違うやり方してみればいいじゃん

今までそうやってきたじゃん

便利になってどうなった？

楽になってどうなった？



うすうす気づいた人から

行動が始まる。



私は動き出した

あなたも動き出した

魂が働きだしたなら

除草剤だってあって良かったじゃん

氣付けるきっかけをもらったじゃん



いまあるもの全部良かったんだよ。

捉え方は十人十色

多数派、少数派はあるよ

長い物に巻かれた方が楽だよ



なんでも体験してみるもんだ

なんでも体感してみるもんだ



心が躍る方って少数派に多いな



最近そう思う。



魂が揺さぶられるのってマイノリティだな



最近そう思う。



私は心に従う

私は魂を愛でる



今日も清々しい

今日も有難い

毎日が奇跡

毎秒が奇跡



広い世界へいってらっしゃい



いってきます。



おかえり



ただいま！



なにか掴んだかい？



それでいいんだよ。



あなたが掴んだものが正解だ

あなたが感じたものが正解だ

間違いなんてない

感じるまま

ありのまま



やっと思い出せた



それなら良かった



それじゃ



いってらっしゃい。