【読書メモ】 「錦瑟」(高橋和巳注・吉川幸次郎・小川環樹編集校閲 『李商隠』(中國詩人選集15)より) 亡くなった妻が残した「錦瑟」を見て妻を偲んだ詩です。 悲哀の感情を表すのに直接的な表現をせず、神仙の世界を想起させることばを散りばめ、悲しさの内の美しさを表現しています。
【読書メモ】 「楽遊原」(高橋和巳注・吉川幸次郎・小川環樹編集校閲 『李商隠』(中國詩人選集15)より) 有名な楽遊原の夕陽を見たときの詩。 やがて消える一瞬の輝きに美しさを見出します。 歴史ある楽遊原と滅びゆく唐王朝。 動じない美しさと儚い美しさが混在します。