李信恵さんが鹿砦社との民事訴訟で、ご自分が敗訴して支払いを命ぜられた金員と鹿砦社が支払いを命ぜられた金員を比較して勝ち誇っているようですが、その差は個人のXアカウントの発信力と出版社の刊行物による発信力が異なることが考慮されただけだと私は思います。
のりこえねっと通信最新号は、前田朗東京造形大学名誉教授の反レイシズム市民講座を大きく宣伝するもので、李信恵さんを撮影した映画「もっと真ん中で」も掲載されていました。李信恵さんはあれほど前田朗さんの北新地大学院生リンチ事件の見解を厳しく批判していたわけですがこれはいいのでしょうか。
「犬笛もヘイトスピーチ』とおっしゃる李信恵さんですが、ご自身が「何やの、お前」と胸倉掴んだことで、結果論から言えば始まってしまった金良平さんと李普鉉さんによる北新地大学院生リンチ事件というヘイトクライムをどのように整理なさっているのか非常に興味があります。
李信恵さんがなぜあれだけ反差別界隈で力を持っているのかが分りません。ガジェット通信でバズって注目されたものの、作家として力量が抜けているわけでもありませんし、平成の半ばに李信恵家で起こった出来事から考えても資金力があるわけでもありません。そして、人たらしでもありません。疑問です。
東大阪市は、李信恵さん、あらまー。さんと反差別界隈の中心人物が住民の市ですが、平成20年頃に地方議会で反差別の決議を行うことが続いていた時期に決議をなすことができなかった市でもあります。お二人がこの決議に関心がないわけがありませんから、決議がなされなかった理由が気になります。
北新地大学院生リンチ事件民事訴訟の当事者尋問で、金良平さんが大学院生に謝罪した体を装っていましたが、実際は常に大学院生を睨みながら腰を曲げた屈伸運動のようなもので、京都朝鮮学園から花束をもらった偉大な自分がなぜこのような奴に謝らなければならないのかという強い意思を感じました。
「正義は必ず勝つ」といつも高らかに述べられる神原元弁護士ですが、この論理は「一度でも負けた者は正義ではない」ということでもあります。つまり、ツイートが名誉毀損として賠償を命ぜられた李信恵さんは正義ではないことになりますが、神原元弁護士としてはそれでいいのでしょうか。
北新地大学院生リンチ事件の当事者尋問で李信恵さんが被害者の大学院生を「弟だと思っていた」と述べましたが、日本ではどうってことない発言ですが、儒教の教えが日本より浸透しているコリアンの感覚に照らすと、年長者を「兄」や「姉」と言うならまだしも、年下を「弟」には「?」となります。
安田浩一ウェブマガジン「ノンフィクションの筆圧」が8月13日に過去記事の再掲という形で更新されてから更新がありません。フジ住宅の民事訴訟の判決言渡や李信恵さんの映画「もっと真ん中で」の上映など記事にする出来事は多かったはずですが、楽な仕事をしだすと書けなくなったのでしょうか。