2時間もあれば一周してしまう名もなき極小の星にしっかり者で料理上手な兄と好奇心旺盛な幼い弟が運営するテント食堂が一軒だけ存在している。ある晩やってきたのは宙に魅せられ星を追っているという天廻屋の旦那 「あれが現であってほしいと、僕は真似事をして旅をしているんだ」 (Scope)