星の物語 冒険の解説書 その六
こんにちは、Hiroakiです。
2020年12月に発表しましたSANA x HIROAKIによるコラボレーション書籍「星の物語」の僕なりの解説になります。
前回までのまとめはこちら↓
今回は第三の惑星「価値観の星」についてです。
この星では様々な価値観というものを考えさせられます。
人生も同様、人の数ほどの価値観がある中で、
受け入れ合いながら人は共存していきます。
21世紀の現代、数百年前と比べたらインターネットの普及で膨大な情報が簡単に手に入ります。
そんな中で色んな人を知るでしょう。
世界には、戦争がいまだに終わらない国も存在します。
例えば「戦争なんかやめて平和に生きていこう!」
この考え方も一つの価値観です。
逆に「平和にするために戦争をしなくてはいけない!」
そういう考え方も同じく一つの価値観です。
価値観とは本当に難しいですし、人が居ればその数だけの考え方、性格があるように、それぞれ正義というものも異なります。
子供が持っている価値観や正義と、
大人が持っている価値観と正義が違うのは当たり前で、
社会や世界を知れば知るほど考え方も変わっていくものです。
反骨精神のロック畑で育った僕も、まだ十代二十代の頃は
自分 vs 大人 みたいな感覚も持ちながら、
いつか自分も次世代の敵になるだろう
そんな気持ちも持っていました。
実際今自分は若者たちから見たら、どう映るんだろうってたまに考える事もあります。
「数字でいえば40歳を超えた男がいまだに夢ばかり描いている。
そこまで大して大きな成果を出してるとは思えない人、
こんな風にはなりたくない。」
二十代の頃の自分なら、今の自分に対してそう思ったかもしれません。
僕がこの歳になって思うのは、どうなりたいかとかではなく、
どうあり続けるかです。
それが今の僕の価値観。
誰かのために何が出来て、誰かのために必死で生きる。
そう強く思うようになってから気づいたことは
「基本的な事は結局昔と変わらなくて、小さい事を全然気にしなくなっただけ。」
だから結局は若い頃の自分と、今の自分は敵対することもなく同じなんだ、と。
世代別でぶつかる価値観というのは、世代という理由、環境という理由を当てはめているだけで、実際はそこに距離もなく同じ人間同士の価値観の境目でしかない、と思うんです。
お互いに受け入れようとする気持ちがあれば、価値観なんて越えられますから。
汝 敵を 愛せ
とは実に理にかなった言葉なんだなって思いました。
でも僕も人間ですし喜怒哀楽の感情もありますから、その御仏の心までは到達は出来ないかもしれませんが(笑)
答えの出せない「価値観」とは無限に広がる宇宙の様でもありますが、
答えが出せないからこそ、ずっと考えていかなくてはいけないものなのかもしれませんね。
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